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「平谷湖フィッシングスポット」でのルアー釣行でニジマス140匹をキャッチ【長野】

TSURINEWS

アルビノニジマス(提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)

「トーナメントの翌日は釣れない」と言う人がいる。だが私の印象ではトーナメントの翌日はよく釣れる。何なら私はトーナメントの翌日を狙って釣行することがあるくらいだ。今回もそれに合わせて有給を取っていたので。長野県の平谷湖フィッシングスポットに出かけてきた。

平谷湖フィッシングスポットに釣行

釣行日は9月30日。現地には7時過ぎに到着。天気は曇り。朝は半袖ではやや寒いくらいの気温。ずいぶん涼しくなった。前日には平谷湖チャンピオンシップトーナメントの最終戦が開催された。これはつまり大量の放流が行われたということだ。平日とあって釣り人は少ない。魚は釣り放題、かな?早速1日券を購入すると釣り場へと向かう。

当日のタックル

今回は数釣りをメインに考え、マイクロスプーンが使いやすいタックルを選定した。マイクロスプーン用のタックルは、ロッドがテンリュウ・レイズオルタRZA61L-T、リールはシマノ・ヴァンフォード C2000Sにラインはデュエル・アーマード F+プロの0.08号にリーダーがフロロ0.5号を1m。もう1本はプラグ用にレイズオルタRZA602S-MLMT、リールはシマノ・ヴァンフォード C2000SHG、ラインはラパラ・ラップラインPEの0.2号にリーダーがフロロ0.8号を1m。

エンジョイエリアで釣り開始

いつもならまずはエキスパートエリアに向かうところだが、釣り場への階段を降りたすぐのエンジョイエリアの魚影がものすごく濃いことに気づく。「やってみるか」とここで釣り始めることに。いつもよりやや濁っているが、表層付近に魚が多いことは見てすぐにわかるのでマイクロスプーンが先発だ。

エンジョイエリア(提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)

ラインが細いとアンダー1gのスプーンでも快適に釣りができる。投げたらすぐにロッドを立てて水面から30cm以内をキープ。これなら魚が食うところもバッチリ見える。手に感じることのできないアタリもけっこうあるので、魚が食うところが見えるのは大きなアドバンテージだ。

すぐに1匹目が釣れ、数匹目でアルビノをキャッチ。たまに釣れるとなんだか嬉しいアルビノ。そのアルビノの数がいつになく多いなあとは思っていたが、こんなに簡単に釣れるとは。

1匹目のアルビノニジマス(提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)

アルビノ狙い撃ちで連発

「狙えば釣れるぞ」とここからはアルビノを狙っていく。アルビノは目立つ。いるところはすぐにわかる。けっこうたくさん見えているので、アルビノの魚影が濃いところを狙い撃ちだ。すると、釣れる釣れる。時にはアルビノの連続ヒットもあり、あっという間にアルビノ二桁釣果を達成。活躍したスプーンはBFとチェイサーの地味なカラー。特にペレットカラーが大活躍だ。

アルビノがいっぱい(提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)

釣れなくなってきたところで少し移動する。アルビノがたくさんいるところで再びアルビノ狙い。そしてここでも釣れまくる。お昼過ぎの時点でアルビノが18匹も釣れ、総釣果も三桁は軽く達成でそうだ。こんなにたくさんアルビノが釣れるのは初めてのこと。

アルビノが連発(提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)

トーナメントエリアはプラグで攻略

次はトーナメントエリア。ここではアルビノにこだわらずに釣っていく。魚は曝気が作り出す流れの中にわんさと集まっている。その流れの表層をゆっくりとルアーが横切るように泳がせれば釣れるはず。

さんざんスプーンで釣ったので、今度はプラグメインで釣っていくことに。最初に選んだのはクリアのマイクロシケイダーF。これがよく当たる。ただ掛かり優先でセットしてあったフックがすぐに伸ばされてしまいフック交換。予備のフックはいろいろなタイプ・サイズを揃えておくと状況に合わせていくことができる。

マイクロシケイダーで連続ヒット(提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)

あまりによく当たるので同じようなタナを引いてこられるワウ37HFも使ってみる。ところがいまいち当たらない。恐らくルアーのサイズが大きくなったからだろう。トーナメントエリアは小型中心の放流なので、ルアーは小さい物がよく効く傾向がある。

「それなら」と次は鱒の小魚。これはけっこう当たる。ただフックが合っていないのかバラシが多発。いろいろフックを試してみてもよかったが、「十分に数は釣ったから」と次はエキスパートエリアで大物を狙ってみることに。

小型サイズのルアーが効果的(提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)

エキスパートエリアで大型狙い

この頃から雨が降ってきたのでレインウェアを着込む。エキスパートエリアでも曝気の流れの中に魚が群れている。しかもでっかいアルビノの姿が。ところがこいつらがなかなか食ってくれない。「どうりで誰もエキスパートエリアで釣りをしていないわけだ」と、お助けルアーのスティックで狙い続けていると、しばらくしてようやくヒット。なかなかの良型だ。

エキスパートエリア(提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)

今までのレギュラーサイズとはパワーが違う。慎重にやり取りしてネットイン。「がんばった甲斐があった」とさらに狙い続ける。もう1匹追加した後、ついに一番大きなアルビノがヒット!しかしすぐにばれてしまった。残念。

スティックの色をチェンジして狙い続けていると、2番目に大きなアルビノが反応した。「これは釣れる」とルアーが自然に魚の目の前を通るようにするとヒット!今度はばらすわけにはいかない。大暴れする魚をいなし、無事ネットイン。これがアルビノ19匹目。さらに1匹いいサイズを釣ったところでアタリが止まる。

スティックで良型を攻略(提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)

最後まで大物狙いもいいのだが、「最後は釣って終わりたい」と残り10分でエンジョイエリアに戻ることに。いつもなら4時に魚のエサやりが行われるところだが、この日は雨のためペレットタイムはなし。それでも魚たちはペレットを待ち構えていたようで、ペレットルアーを投げれば猛ダッシュで飛びついてくる。入れ食い状態だ。ここでもアルビノの姿が多いところばかりを攻めていると、20匹目のアルビノをキャッチ!この1匹で釣りを終了した。

良型アルビノをキャッチ(提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)

秋の平谷湖はマイクロスプーンが攻略の鍵

最終釣果140匹。良型も釣れてくれて大満足。やっぱりトーナメントの翌日は釣れるのだ。

今時分の平谷湖フィッシングスポットで数を釣るには、マイクロスプーンを使いこなす必要がある。ラインはできるだけ細く、フックは掛かり重視。ドラッグは細いラインを切られないように設定すること。使用するマイクロスプーンのウェイトは、0.5か0.6gくらいの物も用意しておくと渋い時間でも反応を引き出すことができる。カラーは地味な物の方が釣れ続くことが多い。

これからエリアトラウトの本格的なシーズンが始まる。秋のベストシーズンを楽しもう。

マイクロスプーンを使いこなそう(提供:TSURINEWSライター・杉本敏隆)

<杉本敏隆/TSURINEWSライター>

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