２foodsとカゴメの共同開発商品プラントベースチーズ「Ever Cheese」が発売　とろける伸びと濃厚なコク

10/3(木) 12:38配信

植物由来食品を展開する「２foods」とカゴメ株式会社が共同で開発したプラントベースチーズ「Ever Cheese」が10月１日より都内２店舗、オンラインショップなどで発売が開始された。まるでチーズのようなとろける伸び、濃厚な味わいがありながら、コレステロールゼロを実現している。

２foodsとカゴメの共同開発によるプラントベースチーズ「Ever Cheese」発売

植物由来食品を展開する「２foods（トゥーフーズ）」を手がける株式会社TWO（以下、TWO）とカゴメ株式会社（以下、カゴメ）が、第５弾となる共同開発商品、プラントベースチーズ「Ever Cheese（エバーチーズ）」を2024年10月１日（火）より販売開始した。

２foods都内２店舗（渋谷ロフト店・銀座ロフト店）・２foods公式オンラインショップ・各種ECで販売している。（業務用向けには９月24日（火）より販売している。）

「Ever Cheese」はまるでチーズのようなとろける伸びや、濃厚な味わいとコクなどおいしさを追求したプラントベースチーズ。

コレステロールゼロで、一般的なチーズに比べてカロリー約32％～52％オフ（※１）、脂質約62％～71％オフ（※２）を実現している。

チーズらしい味わいに満足感がありながらも、たっぷりかけても軽やか（※３）に楽しむことができるのが魅力だ。

また、２foodsで販売している植物由来のクロワッサン「２Bread クロワッサン」を使った店舗限定メニュー「エバーチーズ（※４）のクロワッサングラタン」も同日より、２foods全２店舗にて発売している。

※本製品は乳製品ではありません。本商品はプラントベース商品ですので動物性原材料は配合しておりませんが、同一製造ラインにおいて動物性原材料を含む商品を製造しています。まれに原材料の成分が加熱により固まったり、変色した部分が見られることがありますが、品質には問題ありません。
※本商品は加熱してお召し上がりください。
※1 日本食品標準成分表（八訂）による（チーズ類）/ナチュラルチーズ/ゴーダ、（チーズ類）/ナチュラルチーズ/チェダー、（チーズ類）/ナチュラルチーズ/パルメザン、（チーズ類）/プロセスチーズとのカロリーの比較
※2 日本食品標準成分表（八訂）による（チーズ類）/ナチュラルチーズ/ゴーダ、（チーズ類）/ナチュラルチーズ/チェダー、（チーズ類）/ナチュラルチーズ/パルメザン、（チーズ類）/プロセスチーズとの脂質の比較
※3 罪悪感が少なく、軽やかに食べられる様子を表しています。
※4 本商品は乳製品ではありません。

「チーズ」の概念が覆るプラントベースチーズ！とろける伸びと、濃厚なコクと香り

「Ever Cheese」開発背景

近年、地球環境や社会課題への関心の高まりから、サステナブルな食として「プラントベースフード」が注目されている。

そうした状況のなかで、TWOとカゴメは2021年４月に包括業務提携契約を締結した。常識にとらわれない発想力を持ち、最新のフードテックを活用するTWOと、125年という長きにわたり野菜の真価を追求してきたカゴメで、双方の強みを生かしたプラントベースフードの共同開発を進めてきたのだ。

両社で開発した代表商品に、プラントベースエッグ「Ever Egg（エバーエッグ）」がある。人参と白いんげん豆を原材料に使い、両社で生み出した新たな独自技術「野菜半熟化製法」（国内特許出願中）で、驚きの “ふわとろ食感”を実現。

2022年３月に冷凍タイプを発表し、次いで発表した常温タイプでは全国のスーパーマーケットに販路を拡大している。

今年３月には常温タイプをさらにおいしくリニューアルし、初の派生商品である「Ever Egg たまごサラダタイプ（フィリング）」も発売。商品をアップデートし続け、新しい食の選択肢を提案してきた。

このように、見た目や食べたときに驚きを感じてもらえるようなプラントベースフードを開発してきた２社。多くの人にプラントベースフードに興味を持ってほしいという両社の想いのもと開発商品の検討を重ね、今回注目したのが「チーズ」のカテゴリだった。

さまざまなフードのカテゴリでプラントベースが登場しているが、チーズはそのなかの一つに挙げられる。世界のプラントベースチーズ市場は2036年までに約95.6億米ドルに達するともいわれ、今後も拡大が見込まれている（※５）。

チーズは食欲をそそるような魅惑的な見た目や、さまざまな料理との相性の良さから、贅沢にたっぷりかけて使いたくなる食材。一方で、栄養成分を意識する方にとっては、たくさん使うことによって健康面での懸念が生じやすい面もある。

そこで、食べたい欲求を我慢せず、たっぷりかけても軽やかに（※３）食べられて、アレンジが楽しめるプラントベースチーズの開発に両社で取り組んだ。

※５（出典）Research Nester

まるで“チーズ”のような理想のおいしさと栄養成分へのこだわり

「Ever Cheese」は、旨味・コク・香り・伸びにこだわった「たっぷりかけられるのに、軽やか（※１）」なプラントベースチーズ。“とろ〜りとろけて伸びる”見た目で食欲をそそり、ひと口食べると、まるでチーズのような濃厚なコクと香りが広がる。

このプラントベースチーズを開発するにあたり、両社でとくにこだわって取り組んだのは「理想のおいしさ」に近づけることだったという。

一般的に、プラントベースチーズをつくると、チーズのような伸びをつくることは難しいが「Ever Cheese」では、“とろ～りとろけるような伸び”を目指した。

さまざまな原材料を検討し、数あるなかからでんぷんを選定。でんぷんには種類が多くあり、それらと他原材料と組み合わせた配合パターンは数百種類に上る。

そこから導き出した独自の配合比率により、理想的な「伸び」をつくり出した。この配合比率は国内特許を出願している。

また、チーズのような「味わい」や「香り」を最初から最後まで楽しめるように追求。こだわりとして、大豆飲料を使用することでチーズらしいコクのある味わいや、味に厚みを生み出している。また、食欲をそそるようなおいしさをチーズの伸び感だけでなく見た目からも表現できるように、人参を使用することでチェダーチーズのような鮮やかな色味に仕上げた。

見た目や味わい、たっぷりかけられる満足感で、チーズ好きも満たされるプラントベースチーズに仕上げられている。