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『TOKYO MER』最終回、まさかの音羽(賀来賢人)以上の“ツンデレ”強者が大活躍

ドワンゴジェイピー

『TOKYO MER』最終回、まさかの音羽(賀来賢人)以上の“ツンデレ”強者が大活躍

日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(TBS系日曜よる9時~)の最終話となる第11話が放送された。「短編映画を毎回みていたようだったな」「いちばんカッコいいのは音羽先生じゃないか?」「かっこいいいい白金大臣!」「白金大臣覚醒」「音羽先生の泣きにやられた~」「続編希望」「MERロス」と多くの反響がSNSでも寄せられた。

前回、喜多見(鈴木亮平)の妹、涼香(佐藤栞里)の死にショックを受けた人も多かっただろう。かつて命を救った国際テロリストLP9のメンバー・椿(城田優)の爆弾で、涼香は命を奪われた。もしかしたら、これ以上、椿に命を狙われないため、偽装した死だと思った人もいるかもしれない。だが、涼香の死は間違いないものだった。妹の死により、「待っているだけじゃ、救えない命がある」と、どんなときも信念を貫いていた喜多見も失意のどん底だ。

そんな中、起こった椿による連続爆破テロ事件。音羽(賀来賢人)は最終審査会に出席するため行けない状態。喜多見もおらず、医師としているのは研修医の比奈(中条あやみ)だけ。それでも比奈は「自分にできることをやります。喜多見チーフに教えてもらってきたことをやっていきます」とMERメンバーは出動する。喜多見はいなくとも、喜多見“魂”はしっかりMERのメンバーに引き継がれているようだ。

爆破テロにより、東京中が炎上する中、最終審査会では「結局のところ、MERというのはテロリストの隠れ蓑だったというわけだな。派手なパフォーマンスにあやうく騙されるところだったよ、あっはっはっは」という天沼。しかも笑っているのは天沼だけじゃなく、審査会に出席した人々まで。この非常事態に笑っている天沼たちにムカついた音羽は言葉を発する。

「確かに、彼らはヒーローなんかじゃありません。MERのメンバーは単なる医療従事者です。彼らは誰かにほめられたいからでも、認められたいからでもなく、ただ目の前の命を救いたいという気持ちだけで行動しています。彼らは、喜多見チーフの青臭い理想を命懸けで追いかけてきました。助けを求めている人を待っているのではなく、こちらから行く。彼らが到着したら、すべての傷病者を必ず助ける。このチームがいるというだけで、みんなが安心する。TOKYO MERはそういう存在に成長しました。今の日本に必要なのは、誰かのために全力で頑張ることができる彼らのような存在です。そしてそれを支援する周囲の協力です。あぁだ、こうだと理屈をつけて安全な場所から批判ばかりするあなたたちに彼らを笑う資格なんてない!」


これが本作で一番言いたかったことなのだろう。医療従事者の信念、思い。そして彼らに対する感謝、協力、支援こそが必要なのだということ。


ここまできて最終回の一番の見どころは喜多見の復活……と誰もが思ったはずだ。だが、最終回の主役はまさかの白金大臣(渡辺真起子)だった。


音羽はMERの存続を強く進言するものの、最終審査会の決定はMERの解散。音羽の強い言葉も白金の心を動かすまでにはいたらなかった。そんな白金は入院している赤塚都知事(石田ゆり子)の病室へやってくる。ベッドで酸素投与を受ける赤塚は「私は最期に、純粋に人の命を救う救う政治をしたかった」と。医系技官だった白金が最初に立候補したときの演説を思い出し、「命を懸けた最期の言葉なら、さすがのあなたも動いてくれるんじゃないかと思って」。そのまま赤塚は意識を失い、ICUに運ばれてしまう。まさに命を懸けたバトンを赤塚都知事は白金大臣に託したのだ。

一方、現場には音羽も駆けつけた。重病者をERカーに運ぼうとしたものの、MERの解散が決まったため、厚生労働省の人間により車両を使用禁止にされてしまう。「国民の皆様の血税を勝手に使うことは許されないぞ、音羽くん」と厭味ったらしくいう天沼。(こんなヤツに政治を任せたくはない!)


そんな中、イヤホンマイクに流れる白金大臣の言葉。

「厚生労働大臣として、TOKYO MERの活動を正式認可いたします」

どれだけ待たせたんだよ、白金~~~! 元々、音羽と同じ医系技官だったという白金がMERと同調するかもしれない…という予感はあった。とはいえ、ここまで引っ張るとは誰も思わなかっただろう。ツンデレの度合いが音羽以上、彼女こそ究極のツンデレと言えるかもしれない。「現場にいる厚労省職員は今すぐ、MERの支援に回ってください。天沼幹事長、引っ込んでいてもらえますか。政治家は国民の命を守ることが仕事だと思い出しました。命を最優先します。音羽さん急いで!」。テキパキと指示を出す白金大臣、格好良すぎるよ。さらにiPS細胞を使った心筋組織の使用許可を今すぐねじ込むことを久我山(鶴見辰吾)に指示。赤塚都知事の命を救うために。本領発揮の白金大臣、やることにそつがなさ過ぎる…。


一方、喜多見にやる気を取り戻させたのは元妻の高輪(仲里依紗)だった。

まぁ、喜多見の復活は想定内。分かっていても感動してしまうのは、今までの喜多見の行動がすべてに繋がっているから。MERメンバーの今までの言葉と行動が、喜多見に自分の信念を思い出させる。現場に駆け付けた喜多見の安心感は半端ない。とりあえず、連続爆破テロ事件は収束し、「死者はゼロです」という言葉が危機管理対策室に響き渡る。同時に白金大臣が部屋の後方に下がり、ガッツポーズ。それ、赤塚都知事の決めポーズ!とツッコミを入れた人も多かっただろう。


しかし、爆破テロの首謀者、椿はまだ捕まっていない。MER基地に爆弾を仕掛けた椿だったが、その狙いを察知した月島(稲森いずみ)により、二発の銃弾が撃ち込まれる。「あなたにもらった命、有意義に使わせてもらいました」と言って意識を失う椿。すかさず、この世でもっとも憎むべき相手に喜多見は手術を施そうとする。

さすがの音羽も納得いかない。MERのメンバーも同様だ。それでも「目の前の命を見捨てたら俺は医者じゃなくなります。俺たちはMERじゃなくなります」。表情では嫌がりながらも、喜多見に協力し、メンバーは手術を開始。悔しさや悲しさが駆け巡る中、喜多見たちは手術を終えた。「こんなことに意味があるんでしょうか?」という音羽に「わかりません。でも、命を救えて良かったと、今は思ってます」と喜多見。これが医者なのだ、これが人を救うということなのだ、という強いメッセージが伝わってくる。涙を流す音羽の姿に胸が詰まった。



ラストシーンはTOKYO MER正式発足記念式典。元気になった赤塚都知事の姿も。最後に「ついに最高のチームの誕生ですね」と言って喜多見は音羽に握手を求める。これ、1話の最後のシーンでもあった。セリフもまったく一緒。1話では「不必要な接触は控えましょう」と言って音羽は握手を拒否。今度こそ…と思いきや、「不必要な接触は控えましょう」って、変わってないやんけ!最後の最後までツンを貫き通すところが音羽らしい。


終わったと同時にSNSでも続編を希望するコメントが相次いだ本作。TOKYO MERの新しい活躍にぜひとも期待したい。


文:今泉



日曜劇場『TOKYO MER~走る緊急救命室~』

オリジナル・ディレクターズカット版(第1話・最終話)は9月27日(月)から動画配信サービス「Paravi」にて独占配信

DVD&Blu-rayが2022年3月2日(水)発売決定

©TBS


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