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43年ぶり 秘仏・聖観世音菩薩像を御開帳 横浜市磯子区峰町の阿弥陀寺で〈横浜市金沢区・横浜市磯子区〉

タウンニュース

修復された観音堂=写真上=、秘仏の聖観世音菩薩像は厨子の中に安置されている=同下

磯子区峰町の阿弥陀寺にある秘仏・聖観世音菩薩像が彼岸の9月20日(月)から26日(日)まで、御開帳される。かつては午年ごとに御開帳されていたが、近年は途絶えており、公開されるのは1978年以来43年ぶり。観音堂の中に入ることはできないが、屋外から秘仏を見ることができる。

観音堂修復を記念し

秘仏が安置されている観音堂は、大正11年に創建された。翌年の関東大震災も乗り越えてきたが、2019年の台風で大きな被害を受けた。瓦が飛び、窓が外れたお堂は、吹きさらしの状態に。その現状を知った檀家の一人が寄付を申し出たという。

使える柱や欄間の彫刻、仏具などはきれいにしてそのまま利用し、7月上旬に改修が完了した。修復された記念に秘仏の御開帳を決めた香川隆順住職(39)は、「少しでも世の中が落ち着きを取り戻せるよう、祈りを込めて行いたい」と話した。

阿弥陀寺の開創の年代や開基などは記録がなく不明。聖観世音菩薩像は、同寺で得度し、京都にある浄土宗の本山、知恩院の法灯を継いだ了鑑上人から贈られたものと伝えられている。同菩薩像は木造で、総高は87・6cm。作風から平安時代後期の作と考えられる。

また、本尊の阿弥陀如来は恵心僧都源信の作と言われている。

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