公式あったの!?「まんが日本昔ばなし」YouTube、2か月ほぼ気づかれず…拡散きっかけに登録祭り
国民的アニメ「まんが日本昔ばなし」の公式XおよびYouTubeチャンネルが、いつの間にか開設されていたことが判明し、ネット上が騒然となっています。
あまりにもひっそりとした“サイレント始動”だったため、開設から約2か月近くあまり目立つことはありませんでしたが、12月6日に一般ユーザーの投稿が拡散され、フォロワーや登録者数が爆発的に急増するお祭り状態となっています。
■ 実は10月から存在するも……ほとんど人目に触れず
まず、公式Xアカウントのプロフィール欄を確認すると、参加年月は「2025年10月」。投稿内容を遡ると、ちょうど同時期に話題となったマクドナルドのコラボ動画「チキチキンっていいな」に関連するポストが見られることから、このコラボに合わせてアカウントが開設されたと推測されます。
一方、公式YouTubeチャンネルの概要欄を見ると、登録日は2025年10月17日。 記念すべき1本目の動画として、番組を象徴するオープニングテーマ「にっぽん昔ばなし」が投稿されたのは11月20日のことでした。以降、「こぶとり爺さん」や「さるかに合戦」といった名作エピソードが定期的にアップロードされ、もちろんエンディングテーマ「にんげんっていいな」も視聴可能になっています。
しかし、動画のコメント欄をのぞくと、最初に投稿されたオープニングテーマの最も古い書き込みがわずか16時間前(12月7日9時確認時点)のものであることが分かり、開設からしばらくのあいだ本当に誰にも気づかれていなかった実情が浮かび上がります。
「にんげんっていいな」に至っても、最古のコメントは1日前(12月7日9時確認時点)。国民的フレーズを持つ名曲でさえ、つい最近まで静かに置かれていたことは意外性すら感じさせます。
■ 発見の投稿が拡散、登録者が一気に爆増
これほどコンテンツ力のある作品でありながら、12月上旬までほとんど人目に触れておらず、まさに「知る人ぞ知る」状態でした。 しかし12月6日、Xユーザーの投稿によってその存在が周知されると状況は一変。「公式あったの!?」と驚きを持って拡散され、瞬く間に当日のトレンド入りを果たしました。
反響は数字にも表れており、発見前は2桁だった公式Xのフォロワー数は3000人を超え、YouTube登録者数は3桁から一気に約8.56万人に跳ね上がる結果となりました。長らく待ち望んでいた場所を見つけたかのように、ファンたちが一斉に駆けつけたことがうかがえます。
■ 「歓喜のあまり泣きそう」公式動画の安心感
同作はこれまで動画サイトなどでは、権利者の許諾を得ていない無断アップロード動画が散見される状態でした。それだけに、高画質で安全に楽しめる公式チャンネルの開設は、ファンにとって悲願。SNS上では、「公式が開設されるなんて……歓喜のあまり泣きそう!」「懐かしすぎて即登録した」といった喜びの声があふれています。
市原悦子さんと常田富士男さんの語りで紡がれる、懐かしくも温かい物語。これからは公式チャンネルで、じっくりとその世界に浸ることができそうです。
<参考・引用>
まんが日本昔ばなし【公式】(@aikikakucenter)
YouTubeチャンネル「【公式】まんが日本昔ばなし」
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025120701.html