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【京都桜 振り返り2024】京都を代表する遅咲き品種 「御室桜」今年も美しく咲き誇りました「世界遺産 仁和寺」

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【京都桜 振り返り2024】京都を代表する遅咲き品種 「御室桜」今年も美しく咲き誇りました「世界遺産 仁和寺」

京都の桜のフィナーレと言われる遅咲きの品種、「御室桜」。今年は4月10日頃見頃の発表があり、美しい姿を見せてくれました。満開の御室桜と境内の様子を振り返ります。(4月10日撮影)

美しく咲き誇る御室桜

今年は寒い日が続き、中々桜が咲かず、早咲きの桜が去年よりも遅く咲き始めました。その間ソメイヨシノはあっという間に咲いてしまった印象で、咲き始めると足早に御室桜や八重桜の季節になってように感じます。

世界遺産 仁和寺の創建は888年、御室派の総本山です。春の仁和寺は御室桜をはじめ、色んな花が咲き誇ります。満開の御室桜と境内の様子を振り返ります。

仁王門をくぐると、今年もたくさんの方が拝観に来られていて、拝観券を求める方で混雑していました。

例年通り、中門までは無料で拝観できました。

勅使門付近です。ここにも御室桜が咲いていました。

中門で拝観券を見せて、御室桜園へ入場します。境内には200本の御室桜が植えられており、間近で花を楽しめるのも人気の一つです。

桜の海に五重塔が浮かんでいるように見えます。昨年設置された展望台からの景色です。

こちらが展望台です。以前は盛土のような感じで、ちょっとした高台になっていましたが、展望台になったことで、撮影や景色をより楽しめるようになりました。

今年は展望台が増設されていました。こちらは従来の展望台より少し奥に設置されています。

御室桜とは、白い花を咲かせる有明という遅咲きのサトザクラの品種。御室有明と呼ばれることも多いそうです。背丈が低いのが特徴の一つで、近年の調査で土壌が粘土質であり、土中に酸素や栄養分が少なく、桜が根をのばせないことが要因の一つのようです。
江戸時代より同じ場所で植わっていたそうです。いにしえに思いを馳せながら観桜するのも楽しいと思います。

園内は一方通行で、五重塔と御室桜の風景が楽しめる所では、多くの方がカメラやスマホを向けられていて、プチ渋滞しています(笑)

御室桜園を出て、五重塔付近へ。
五重塔と枝垂れ桜、ミツバツツジの共演です。こちらもすっかり人気の風景になったようで、たくさんの方がカメラを向けられていました。御室桜が白色なのに対し、色の濃いピンク色が、より華やかに感じます。

境内の金堂や五重塔周辺にはミツバツツジが点在しています。毎年御室桜と共に見頃を迎える印象で、参拝客の目を楽しませています。

国宝の金堂です。仁和寺のご本尊が安置されています。御所の紫宸殿を移築したもので、現存する紫宸殿としては、最古のものだそうです。堂内には、五大明王が描かれた壁画が保存されています。

今年は5月28日に五大明王祭として、金堂の五大明王壁画を公開されるようです。保存状態が良く、色彩鮮やかな壁画で、拝見してその壮大さに感動しました。貴重な拝観の機会ですね。
青もみじ雲海ライトアップも開催されるようです。
5月24日~7月15日の金~月祝に開催。

まばゆい新緑です。この時は、まだ生まれたてのような色で、新鮮に感じました。仁和寺は紅葉の名所でもあるので、これから新緑も楽しめそうです。

観音堂そばの蔵で、カフェがオープンしていました。時間がなくて、立ち寄れなかったんですが、散策の休憩にぴったりだと思います。(期間限定オープンの可能性あり)

今回は、仁和寺の御室桜と境内の様子を紹介しました。これからは、新緑がますます美しくなりそうです。ライトアップも開催されるようなので、近くへ行かれた際には立ち寄られてはいかがでしょうか?

スポット情報

名称:真言宗御室派総本山 仁和寺
住所:京都市右京区御室大内33
拝観時間:9:00~17:30(最終受付17:00)
拝観料金:大人500円(御室花まつり)
関連ページ:http://www.ninnaji.jp

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