「冬の荒れた天気で、雪や風が強まる」土日に備えるべきポイントを気象予報士が解説 北海道の天気予報/2025年11月14日更新
北海道のあす15日(土)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。
【この記事の内容】
・ポイント解説
・あすの北海道の天気と気温
・あすからの北海道の週間天気予報
・あすからの札幌の3日間の天気
15日(土)の天気と気温
きょう14日(金)は寒さが戻って、札幌も雪の降る時間がありました。
上川地方では広く雪が積もりましたが、あす15日(土)は天気回復です。
あすの天気と気温を見ると、雪マークはなく、広く晴れるでしょう。ただ寒さは続きます。最低気温は0度前後で、札幌周辺など濡れた路面の凍結に注意して下さい。最高気温は6度くらいでしょう。
釧路の隣の隣町、厚岸町ではこの土日、厚岸牡蠣まつりが開催されます。海産物を網で焼いて食べるのが醍醐味ですね。レンタルできるので、手ぶらで来て楽しめます。出店ブースもあるので、もちろんその場で買って食べることもできます。土日はまずまずのお出かけ日和です。
あす15日(土)の時間ごとの天気。道央・道南からです。
札幌や函館は朝から日が差し、倶知安も午後は晴れるでしょう。風は弱まりますが、最低気温は札幌でけさより3度低い2度、最高気温はきょう14日(金)とほぼ同じ8度前後です。
道北・空知です。
午前は曇りますが、天気の大きな崩れはないでしょう。午後は日が差す見込みです。雪が残る地域では路面状況の変化に注意して下さい。
道東・オホーツク海側です。
道東を中心に穏やかに晴れるでしょう。朝の寒さが強まります。釧路はけさより9度低く、今シーズン最低の-4度。北見は-5度まで下がります。
月曜日から荒れた天気…土日で備えよう
よ~い土日です。
来週の天気傾向からこの土日に用意、準備すべきことをお伝えします。
月曜と火曜は冬の荒れた天気で、雪や風が強まります。道南でも雪の積もるおそれがあるので、冬囲いやタイヤ交換など早めの冬支度を、そして、そろそろ車にもスコップを積む、ガソリンを満タンにしておくなど車の雪対策もしましょう。
そしてポータブルストーブなど停電対策、あとはテレビやラジオなどで最新の気象情報や交通情報も確認して下さい。
こちらは月曜の午前9時の予想天気図です。
北海道の北で低気圧が発達し、等圧線の間隔が狭くなります。北風が強まり、北から寒気を引きずり込むため、一時的に大雪の目安となる真冬並みの寒気が入ります。
今シーズン初めての冬の荒れた天気で、広い範囲で警報級の風やふぶき、高波となるでしょう。また、日本海側を中心に大雪や吹きだまりによる交通障害が発生するおそれがあります。
最新の情報をこまめに確認しましょう。
15日(土)からの週間天気予報
旭川はきょう14日(金)は寒さが戻ってうっすら雪が積もりました。来週は雪かきが必要です。交通にも影響の出るおそれがあるため、注意して下さい。
週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
日曜の午後は日本海側で雨が降ります。月曜は各地で風が強まり、日本海側はふぶくでしょう。水曜日にかけて寒気が居座り、上川や空知、後志など内陸を中心に雪の量が多くなります。
太平洋側です。
日曜の午後は西部で雨、月曜朝は東部でも雨や雪が降ります。月曜午後からは函館や室蘭でも今シーズン初めての積雪になり、水曜にかけて各地で寒さが強まります。
14日(土)~15日(月)の札幌の天気
3日間の札幌です!土日月の天気をもんすけでお伝えします!
あす15日(土)は晴れそうですね。日曜は夜から雨で、月曜は雪や風が強まります。土日のうちに荒れた天気への備えをしておきましょう。
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
月~金曜日に翌日からの天気予報をお伝えしているほか、暮らしに役立つお天気コラム記事もお届けしています。
※14日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
編集:Sitakke編集部IKU