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伊豆諸島『式根島』でのワーム使ったルアー釣行で巨大ザメにコバンザメと珍客揃い

TSURINEWS

ワームにコバンザメヒット(提供:TSURINEWSライター桂宏樹)

友人と式根島へ遠征釣行に出かけた筆者。ワームでのルアーフィッシングでダツにムロアジと対面。サメのヒットからの珍客コバンザメが登場した模様をお届け。

式根島へ遠征釣行

11月7日から3日間、伊豆大島で釣りを終えてから4日後、無理やり手に入れた2つ目の4連休がやってきました。今回は知り合いと一緒に3日間を式根島遠征に使う事にしました。ちなみに連休最後の一日は会社の若者たちと熱海初島を計画しています

11月13日月曜日夜は川崎での仕事終業後、ロッカーで着替えて東京浜松町竹芝客船ターミナルへ移動します。神奈川県愛甲石田に住まう知り合いとターミナルで合流したら一路さるびあ丸で式根島釣行へ。今回はワーム主体の釣りになる為、道中船内ではFGノットの結び方、早く結ぶコツを知り合いから教わりながら反復練習します。

伊豆諸島式根島

式根島は伊豆七島の中で4番目に本土から近い離島であり、新島から船舶でおおよそ20分前後の距離にある比較的小さな島です。

式根島での初日朝・小の口公園の先にある素晴らしい景色(提供:TSURINEWSライター桂宏樹)

リアス式海岸に囲まれた島は大小多数の地磯、船舶停泊用の大型堤防と釣り場が豊富であると共に、大小多数の沖磯があります。レンタカーを活用すると南北往復5分ほどしか掛からないため状況に応じて移動し易いのも島の特徴です。東京竹芝ターミナルから式根島までは大型客船でおおよそ11時間、高速船で約3時間ほどの旅

タックルトラブル

宿泊する民宿「かねやま」でチェックイン後、早速釣りの準備をします。最初は知り合いが行ってみたいという「小の口公園」隣の磯へ向かいました。私も初めてのポイントですが、公園から途中までは一応道が整備されています。が、途中からは岩を登り、下り、時にロープに体を預けながら横移動。知り合いの望む釣り座は中々ハードなポイントにあるらしく、四苦八苦します。苦労の末、ようやく釣り座に着いたので、準備をしようとした矢先……。

皆さんお判りいただけるだろうか?(提供:TSURINEWSライター桂宏樹)

リールにハンドルが付いていなやんけ……(絶句)

リール用のクッションケースのポケットに入ったまま宿に置きっぱなしに気が付きます。知り合いに一旦宿に戻る事をSNSで連絡し、げんなりしながら公園までの道を戻り歩いて一路宿へ(この時時間差で届いた知り合いからの返信に気が付かない主)。

宿に帰宅後、リールケースがある自室の部屋を開けようと思ったら鍵が掛かっている事、そしてその鍵を知り合いが持っていることを今さら思いだします。

幸いウキ釣りの道具一式を宿の玄関口に置いていたので、トーナメントLBDのハンドルをフリームスに合体させて釣り場に戻ることにしました。互換性があることにびっくりしました。

地磯で釣り開始

同じ場所にまた向かうのが躊躇われた為、公園手前の簡単に入磯できる場所があった為、そちらで10時30分頃釣り開始

「小の口公園」のすぐ横にある地磯エリア(提供:TSURINEWSライター桂宏樹)

タックル紹介

竿ラテオ R 86ML
リール:フリームス LT2000C-XH(ハンドルだけトーナメントLBD)
ライン:モアザン デュラセンサー×8 1号
ショックリーダー:グランドマックス FX5号
他ワーム各種

魚は掛かるがなんか違う

ハタとかカサゴとか釣れるんじゃないかとワクワクしながらキャスト開始。カウントしながら4mほどまで落としたらシャクりながら斜めに浮いてくる様に巻いていくイメージでワームを操作します。暫くしたらサヨリやダツ、ヤガラ、そしてお馴染みのエソがワームを追いかけてくるようになる。

今回の釣り座にはこのサイズのダツがわんさかいるみたいでした(提供:TSURINEWSライター桂宏樹)

ストップ&ゴーで一瞬魚が喰える間を作ったり、逆に見切られないように早撒きしたりするとサヨリとエソが立て続けにヒット。しますが、釣りたいのは君たちじゃないんだよなぁと思いながらリリースしていきます

伊豆大島でも沢山釣れたエソがここでもお出迎え(提供:TSURINEWSライター桂宏樹)

迫力あるサメが沢山

暫く釣りをしていると、とっても大きな魚体が水面を漂い始めます。体長2mほどのサメが3から4匹、ワームを追いかける魚に引き寄せられたのか、グルグル周回して釣りにならない状況になります。沖側で釣りをしていた友人が戻ってきたので、状況を説明して昼食休憩ついでに場所替えすることになりました。

南下して式根島港周辺へ

地元の方々が様々な場所で釣りを楽しむ中、再開します。足元にはスズメダイやイスズミ、チョウチョウウオが潮の流れに沿って泳いでいるような状況です。

式根島港付近の地磯で30cm前後のムロアジが無数に掛かる(提供:TSURINEWSライター桂宏樹)

14gのワームを沖にキャストし、ゆっくりリールを巻いていくと即座にヒット。見えてきたのは30cmぐらいのムロアジ。どうも少し沖には群れでもいるのか暫くムロアジが立て続けに掛かります。

更に南下して式根島港そのものの左端先端でもキャストしますが、やはりムロアジが掛かります。

再度サメ強襲で冷や汗

何度目かのキャスト、何度目かのフッキング。ムロアジと思われる魚が掛かった直後、いきなり止まらない引きで竿が折れそうな勢いでU字に曲がります。ドラグも止まらず、明らかにお前が原因だろ、というサメが正面を通り過ぎていきます。もうかっこ良くて見惚れる魚体です。

何故かサメは沖に走らず、周りをそのまま周回する状況が続き、リール巻きとドラグだしを繰り返します。2000番リールで止められるわけが無いため、ワームが外れないことを祈りながら悶えていたら、口から外れたような感覚。

コバンザメ(提供:TSURINEWSライター桂宏樹)

重みもあるので良かったと思ったら、直後また何かがワームに掛かって抵抗する始末。ムロアジより重たくも走らない魚はまさかのコバンザメ。外れたワームに誤爆しちゃったのかと思うと少し不憫ですが、釣った本人は人生初めてのサメがマニアックすぎてしばし魚体鑑賞を楽しんでしまいました。知人に聞くと、この吸盤をガラス窓に付けると外れなくて大変らしいです。どこで聞いたんだそんな情報。

納竿

しかしサメがその後も3匹ほど集まって釣り座周りをグルグル回遊するようになり、魚はいるけどサメが来ると散るような状況が延々続きます。水質が綺麗で透明故、魚たちとサメのやり取りがよく見えます。

どうにもならないまま17時を過ぎた為、この日の日中の釣りは一旦終了することにしました。暫くサメ鑑賞を楽しんだのち、夜の釣りに備え、宿に戻りました。

<桂宏樹/TSURINEWSライター>

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