【藤沢 イベントレポ】第十八回湘南予告篇映画祭 - 新しい映画体験から芸術や文化につながるイベント
湘南予告篇映画祭は、ミニシアター系インデペンデント映画の紹介方法のひとつとして始まった映画祭。
映画の予告映像をひとつの短編映画やアートととらえ、厳選した予告映像を上映し、コンペディション形式で観客投票を行っています。
これまで鎌倉の浄智寺や円覚寺、江ノ島のヨットハウスなどで開催されてきた映画祭。
18回目となる今回は、工場跡地をものづくりの場として再生した「KIKI BASE」にて開催です。
竹や和紙などの素材を活用した手作りの劇場と、職人の息吹を感じる会場での新しい映画体験の様子をレポートします。
コンペディション部門「予告篇大賞」からスタート
今回上映された作品は500作以上の予告映像の中から選ばれた10作。
10作続けて上映され、観客投票が行われます。
上映時間は全部でおよそ20分。
短い映像の中にそれぞれの個性や魅力があり、その中でも特に心惹かれた3作品を選んで投票しました。
前回のグランプリ作品「ゴンドラ」本編上映
10分間の休憩をはさみ、前回の予告篇映画祭グランプリ受賞作品「ゴンドラ」の本編上映が始まります。
「ゴンドラ」は、ジョージアの田舎にあるゴンドラを舞台に繰り広げられる85分間のハートウォーミング物語。
セリフが無く想像力が刺激されるユニークな作品です。
受賞した予告映像も見てみたいと思いました。
ドキュメンタリー映画「粒子のダンス」監督トーク
プログラムの最後は、ドキュメンタリー映画「粒子のダンス」の監督トーク。
こちらの作品は、イベントの主催者「NPO法人湘南遊映坐」の代表である岡博大氏が監督となり、建築家・隈研吾を15年間追いかけ続けて完成した作品。
オープニング映像や一部シーンを、監督の解説と共に楽しむという贅沢なプログラムです。
16か国84プロジェクトにのぼる隈研吾作品が、まるで粒子のダンスのように断片的に流れていくシーンがとても印象的でした。
建築の所在地や作品名をあえて表示せず、ドキュメンタリー映画として観る人の想像を刺激する「粒子のダンス」は、東日本大震災後の復興プロジェクトや国立競技場建設などの貴重な映像を含む145分の作品。
本編は2026年3月21日より渋谷イメージフォーラムでの公開が決まっているそうで、とても楽しみです。
映画の注目度も高く、会場も満席となり賑わいをみせていました。
監督トークでは、今までの遊映坐の活動や関わった人たちのストーリーなども聞くことができ、非常に貴重な機会となりました。
新しい映画体験の1日
本編への興味や期待が詰まっている映画の予告映像。
そんな予告映像をひとつの作品としてとらえ、映画祭として上映するとても面白いイベントでした。
前回大会グランプリ作品の本編上映があったり、監督トークがあったりと盛りだくさんのプログラム。
イベントに参加することで、芸術や文化の大切さや自身で体験することの大切さを感じた1日となりました。
第十八回湘南予告篇映画祭
開催期間
2025年12月20日〜12月21日 14:00〜17:00(20日) 11:00~17:00(21日)
開催場所
会場名 KIKI BASE FUJISAWA
住所:神奈川県藤沢市川名1-11-42
駐車場:なし
参加費
予告コンペ:無料(投げ銭制)
映画上映『ゴンドラ』
一般:事前予約1,500円(当日2,000円)/大学生以下:事前予約1,000円(当日1,500円)/NPO法人湘南遊映坐 正会員:事前予約無料ご招待(当日500円)、賛助会員:事前予約1,000円(当日1,500円)
映画『粒子のダンス』特報予告イベント(監督トーク):無料(投げ銭制)
主催
NPO法人湘南遊映坐