『オールドルーキー』綾野剛&横浜流星 先輩後輩の絆感じさせる仕草に「なんだその顔!」
俳優・綾野剛にとってTBS日曜劇場初主演作となるドラマ『オールドルーキー』の放送が6月26日21時よりスタート。25分拡大で放送された第1話には、サプライズゲストとして横浜流星が登場した。
第1話では事前告知なしのサプライズゲストとして横浜流星が登場。夢破れた主人公・新町(綾野)に対するスター選手・矢崎(横浜)の“秘めた思い”が視聴者の心をつかむ展開で、ラストで訪れた2人の関係性の変化には「最高です」「泣けた」と胸を熱くするファンが続出していた。(以下、第1話ネタバレあり)
所属チームの解散により、37歳にして突如現役引退を余儀なくされた元日本代表のJリーガー・新町亮太郎(綾野剛)は“スポーツマネージメント会社「ビクトリー」”で第2の人生を歩み始める。新町はビクトリーの若手社員・深沢塔子(芳根京子)とともに、ドイツで活躍するサッカー選手・矢崎十志也(横浜流星)とサポート契約を結ぶため動くことに。
横浜の登場は事前に告知されておらず、サプライズ登場となったためSNSは騒然。「油断してたから驚きすぎた!!」「え!?横浜さん!?」「いきなりで びっくりした」といった驚きの声があふれかえっていた。
横浜流星演じる矢崎の第一印象は悪役感満載だった。
プレゼンのために滞在先を訪れた新町と深沢を前にサングラスをとらず、ポケットから手を出しもしない。ソファにふんぞり返って足を組み、貧乏ゆすりまでしている。実にふてぶてしい。さらにサッカー選手ではなく会社員として自身の目の前に現れた新町に「新町さんこっちの人(裏方)になっちゃったんだ」とあからさまな落胆を見せる。さらにはサポーター契約を結びたい新町と深沢に対して無理難題を吹っかける。10年先輩であるはずの新町が委縮しているところからも、矢崎のキャラクター性が見えてくる。SNSでも「オラオラすぎるでしょ」「態度デカめ」「性格悪そ~~~~!!!」といった声があがっており、横浜の“悪役”ぶりに新鮮さを感じた人も多いようだった。
しかしひょんなことから新町と一緒に焼肉を食べるシーンでは、矢崎はそれまでのふてぶてしさをひっこめた“オフ”の姿で登場し、新町のためにせっせと肉を焼くなど“可愛い後輩”としてふるまっていた。
2人の本来の関係性が垣間見えるシーンで「距離感たまんねぇよ」「絵面可愛くて大好き」など悶絶する声もちらほら。矢崎の強気で不遜な振る舞いが、実は競争の激しい海外で戦うために身につけざるを得なかった鎧だったと知った新町の、寂しそうな表情もぐっとくる。
焼肉屋で矢崎の本心を悟った新町は、矢崎がドイツで出場した全試合を徹夜でチェックし、分析。元サッカー選手ならではの視点で再び矢崎にプレゼンをすることに。ふてぶてしさを取り戻した“オン”の矢崎と相対する新町だが、その姿勢はいい意味で先輩らしい堂々としたものだった。新町が目を赤くしながら思いを伝え、矢崎も涙ぐみながらそれを聞く姿は「選手だったからこそ言える言葉」「心に寄り添うプレゼン」などと多くの人の胸を熱くさせていた。
さらに新町が矢崎にとってのヒーローであり、裏方転向への落胆は憧れの裏返しだったことが明らかになると「胸熱号泣展開キタァアアアア」「泣ける」「ボロボロ泣いてるなう」などと多くの視聴者の涙腺が崩壊。序盤とのギャップが激しい矢崎を愛でる声もたくさんあがった。加えて2人が最後に見せた“クシャ顔”は、互いに本音を言い合えたことを喜んでいるようで、深い絆を感じさせた。SNSでも「なんだその顔!かわいっ!」「いい顔二人とも」「めっちゃ好き」などと盛り上がっていた。
そしてビクトリーと矢崎はサポート契約を締結。ラストでは生き生きと練習に励む矢崎を、ピッチの外から新町が見守るというシーンが描かれた。足元に転がってきたこぼれ球を、新町は最初蹴って返そうとするが、途中でやめて手で拾うと、そのまま投げて返した。表舞台を降りる覚悟を決めた新町の再出発のシーンに「生まれて初めてスローインで泣いた」「過去の栄光と決別したね」「世代交代ってことかな」と視聴者は心を動かされたようだった。
横浜流星演じる矢崎はゲストキャラクターのようだが、視聴者に強い印象を残し、次回以降の登場を願う声も多い。果たして矢崎の再登場はあるのか。今後の展開からも目が離せなくなる第1話だった。
■日曜劇場『オールドルーキー』
TBS、毎週日曜よる9:00~9:54
(C)TBS