「札幌の通勤通学は、手袋など防寒アイテムが必要!」北海道の天気予報&気象予報士解説/2025年11月3日更新
北海道のあす4日(火)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃(こだま・あきら)気象予報士がお伝えします。
児玉気象予報士が描いた、独特なイラストとともに…。
【この記事の内容】
・ポイント解説
・あすの北海道の天気と気温
・あすからの北海道の週間天気予報
・あすの札幌の朝昼晩の天気
札幌は紅葉が見ごろ!
イチョウの黄葉(おうよう)がキレイですね。北海道大学のイチョウ並木です。
きのう2日(日)に児玉予報士が撮影しました。土曜日の強い風にも負けず、多くの葉っぱが残っていました。地面を見ると、落ち葉の絨毯になっているところもありましたよ。
札幌の町なかでも紅葉が見ごろになっていますね。
4日(火)の天気と気温
カメラは中島公園の方向を向いています。中島公園の紅葉ライトアップはきょう3日(月)までで、午後5時半から午後9時までです。
今夜は小雨のぱらつく時間がありそうです。念のため傘をお持ちください。
あす4日(火)の天気と気温です。
午前を中心に各地で晴れるでしょう。穏やかに晴れる朝は冷えて、北見−5度、釧路−3度、帯広−2度は今シーズン最低です。日中の寒さは少し緩んで、札幌は12度でしょう。
紋別では月が見えています。
今週水曜の夜が満月です。今年一番地球に近づく満月で、少しだけ月が大きく見える「スーパームーン」です。
あす4日(火)の時間ごとの天気。道央・道南からです。
日中は晴れますが、夜は雲が広がるでしょう。最低気温は札幌で3度など、朝は手袋やストールが必要な寒さです。日中は各地で2ケタ、11度くらいでしょう。
道北・空知です。
稚内や羽幌はしだいに風が強まり、夜9時以降は雨が降るでしょう。旭川や岩見沢など内陸は穏やかに晴れる見込みです。朝の気温は旭川で‐1度まで下がるでしょう。
道東・オホーツク海側です。
穏やかに晴れて、空気がカラッとします。朝は今シーズン一番の寒さとなるため、ストーブなど火の取り扱いに注意して下さい。朝と日中の気温差が大きくなります。
木枯らしってな~んだ?
木枯らし1号は晩秋から初冬にかけて吹く強い北風のことで、きょう3日(月)東京地方と近畿地方で発表されました。
そういえば、北海道で木枯らし1号って、聞かないですよね。
発表対象地域に、北海道は含まれておらず、東京地方と近畿地方の2つの地域だけなんです。それには理由があります。まず「木枯らし」のイメージですが、何かありますか?
木枯らしというと、太平洋側で吹くからっ風のイメージなので、日本海側などでは当てはまらないこと。そして、この2つの地域で、「木枯らし1号を発表してくれ」という声が多かったからと言われています。
木枯らし2号や3号はないんです。何事も「初めて」ってインパクトがありますからね。ただ、木枯らしが吹いて「これから寒くなるよ」という情報にはなりますね。さて、きょう3日(月)は道内でも冷たい北風が強まりました。あす4日(火)は風は弱まりますが、この先も天気や気温はコロコロ変わりそうです。
4日(火)からの週間天気予報
旭川です。穏やかそうですね。あす4日(火)も広く晴れますが、週末は寒気が強まり、旭川でも雪がまじりそうです。
週間予報で詳しく見ていきます。日本海側とオホーツク海側からです。
あす4日(火)夜から水曜の朝にかけて日本海側でにわか雨、木曜の日中も道北で雨の降る時間がありそうです。金曜は札幌や旭川など平地でも雪が降り、路面状況の変化に注意が必要です。
太平洋側です。
土曜日にかけて晴れるでしょう。ただ、気温変化が大きくなります。最高気温は水曜と木曜は15度くらいですが、土曜は10度前後で寒いでしょう。朝晩との気温差にも気を付けて下さい。
4日(火)の札幌の朝昼晩の天気
あす4日(火)の札幌です!朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします!
あすも穏やか、紅葉が青空に映えそうですね。
すっきり晴れますが、朝は布団から出たくないような寒さで、通勤通学は手袋など防寒アイテムが必要です。日中の寒さは少し緩むでしょう。
文・イラスト: HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ!」の番組内でも独特(?)なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設!予報士のゆる~い日常も見られますよ。
連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
月~金曜日に翌日からの天気予報をお伝えしているほか、暮らしに役立つお天気コラム記事もお届けしています。
※3日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。
編集:Sitakke編集部IKU