Zipline、メイヨークリニックと連携し患者までドローンで迅速配達を実現
Ziplineは、フロリダ州ジャクソンビルとミネソタ州ロチェスターにあるメイヨークリニックのキャンパスに、同社のプラットフォーム2(P2)サービスが統合されることを発表した
メイヨー・クリニックは、Ziplineのゼロエミッション自律飛行型ドローンを使用し、先進的なホスピタル・アット・ホーム・プログラムの一環として、患者の自宅に直接迅速に配達を行う。
メイヨー・クリニックは在宅高度医療の世界的リーダーだという。在宅高度医療は、急性期レベルの入院患者並みのケアを自宅で快適に提供する在宅病院プログラムである。今回の発表により、例えば介護者が急性の医療介入の必要性に気づいた場合、Ziplineは病院から数分以内に患者の自宅に薬や備品を届けることができる。これにより、患者や介護者は車で施設に行くことなく、必要なものにアクセスできる。
今後数年間で、ZiplineのP2サービスは11州の患者に行き渡り、米国内だけでも3000万人以上の人々がより良いケアを受けられるようになると期待されているという。
ZiplineのP2宅配サービスは、日々の医療ニーズに応える革新的な方法を提供する。患者の65%が、薬局までの交通手段の支援があれば、薬の使用が改善されると答えている。このような障壁を減らし、より簡単に健康を手に入れ、維持できるようになれば、誰もが恩恵を受ける。
例えば、ある人が遠隔医療予約で溶連菌感染症と診断された場合、医師は予約中に処方箋を書き、薬剤師が素早く薬をZipにセットできる。患者はZipが離陸して自宅まで飛ぶのをリアルタイムで追跡し、遠隔医療予約が終了した数分後に処方箋を静かに届けることができる。これは、関係者全員にとってより良い経験であり、病気で伝染病にかかっている間に薬局に車で行かなくても、自宅で過ごすことができることを意味する。
Ziplineのサービスは効率的で費用対効果が高い。環境にも優しい。Zipは電動ドローンで、ゼロエミッションだ。Ziplineが行うすべての配達は、車で行かないものであり、すべての人にとって交通量と汚染が少ないことを意味する。
Ziplineは毎日1000件以上の配達を世界中の人々に行っており。アメリカでの顧客評価の平均は9/10以上だという。
Ziplineは近々、ダラス・フォートワース都市圏を皮切りにP2を開始し、ウォルマート、レストラン、医療システムなどのパートナーと共に、ヘルスケア、小売商品、食品のより良い宅配を提供する予定だ。
Zipline