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村上春樹やファストリの柳井正社長が登壇 柳井社長が12億円を寄付した早稲田大学の「村上春樹ライブラリー」が開館

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学校法人早稲田大学は9月22日、早稲田大学国際文学館(通称:「村上春樹ライブラリー」)の開館に関する記者発表会を開催した。「村上春樹ライブラリー」は10月1月に開館する予定で、改築費用の全額の約12億円を、同大学の卒業生でもあるファーストリテイリングの柳井正代表取締役会長兼社長が寄付した。「村上春樹ライブラリー」は、本部キャンパスの演劇博物館に隣接する4号館を改築し、設計は隈研吾が手がけた。

早稲田大学は、小説家で翻訳家の村上春樹より、小説作品の50言語以上で刊行された書籍全て、個々の作品の書評、直筆の原稿、海外で翻訳された膨大な書籍、数万枚のレコードコレクション等の貴重な資料を寄託・寄贈されたが、これを契機に国際文学の中における村上文学をはじめとする日本文学・翻訳文学の研究を発展させ、国際発信し国際交流をする画期的な研究センターを構築する。

村上春樹の代表作のひとつであり、トラン・アン・ユン(Trần Anh Hùng)監督によって映画化された『ノルウェイの森』は、早稲田大学でも撮影が行われ、日本で初のお披露目となったジャパン・プレミアは大隈講堂で開催された。

早稲田大学の井深大記念ホールで開催された記者発表には、田中愛治総長を始め、十重田裕一国際文学館長、そして柳井正社長、村上春樹、隈研吾が登壇した。

登壇した柳井正社長は、「私は、作品というより村上春樹さんの生き方に感銘を受けています。早稲田の学生時代は、私と同じで本と音楽を愛する青年だったんじゃないかなと思います。それから、私が一番危惧していることは、文学だけではなくて日本文化そのものが世界に対して発信する力が弱くなっている。日本はアジアで初めて先進国になったが、世界に誇れる独自の文化があったにも関わらず発信してこなかった。私は世界各国で事業をやっているが、日本文化の影響が非常に少ないと感じているが、その中で村上春樹さんの本は世界中で大人気だ。村上春樹ライブラリーは日本の文化を発信する場所に是非なってもらいたい」と語った。

開館に際して、村上春樹は「こういうものは本当は死んでから作ってもらいたかった(笑)」とおどけながらも、「この4号舘というのは、僕が学生だった頃、地下のホールで山下洋輔さんがフリージャズのライブをやった場所です。大隈講堂からみんなでピアノを運んできたんですが、その時にピアノを担いでいた一人が作家の中上健次さんだったそうです。今回、こうして使わせていただけることになってありがたいことです。柳井正さんもたまたまですが、僕と同じ年に早稲田に入学された。こういうのもなにかの縁だという気もします。山下洋輔さんにも同じ場所でまたがんがん弾いて欲しいなと思います」と語った。

「村上春樹ライブラリー」は地下1階にカフェ、1階にはオーディオルームも併設されている。なお、「村上春樹ライブラリー」の入館には事前予約が必要となる。

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