使い方次第で「ステンレス水筒」の効果が発揮できない…。意外と知らない“NGな3つの使い方”
秋になっても、まだまだ暑い日が続いています。外出するときは保冷力のあるステンレス水筒が欠かせませんが、使い方を誤ると保冷不良や劣化につながる恐れも……。ここでは、知っておくべき「ステンレス水筒NGな使い方」についてご紹介します。
NGその1.ステンレス水筒ごと冷やす
飲み物を入れたままの状態でステンレス水筒を冷蔵庫へ入れても、保冷機能への影響はさほどありません。
ステンレス水筒の本体は二重構造になっており、間を真空にすることで保冷するしくみです。そのため熱は伝わらず、あらかじめステンレス水筒を冷やして飲み物を注いだとしても、保冷力は同じです。
NGその2.中身が入っているステンレス水筒を冷凍庫で冷やす
冷凍庫へ入れれば、飲み物がさらに冷えそうな気もしますが、これもNG。前項と同じく、ステンレス水筒の構造的により冷えやすくなることはありません。
それどころか、冷凍庫で長時間冷やしたことが原因で、危険をともなう場合があります。ステンレス水筒内の飲み物は凍って膨張し、水筒そのものが破裂する可能性があるんです。
運よく壊れなかったとしても、ステンレス水筒の保冷力が落ちる原因になりますので、冷凍庫へ入れるのは絶対に避けましょう。
NGその3.飲み物の量が少ない
シンプルにステンレス水筒内の飲み物が少なすぎると、保冷が効かない場合があります。
この場合は、飲み物を増やすと保冷力が復活しますよ。
ちなみに、保冷力をアップしたいときは、ステンレス水筒を「予冷」しておくと◎。
ステンレス水筒に少量の冷水を入れて、1分待ちましょう。たったこれだけで、飲み物の冷たさが保たれやすくなります。
誤った使い方を避けよう
ステンレス水筒の使用方法を誤ると、劣化や故障につながるだけでなく、破裂などのリスクも生じます。
今一度ふだんの使い方を確認し、NG行為をしていないか見直してみましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア