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2日間の投げ釣りで23cm頭にシロギス合計110匹【福岡・皐月松原の海岸】良型狙い好機か

TSURINEWS

皐月松原の海岸で釣れたシロギス(提供:週刊つりニュース西部版APC・近藤 誉)

6月1日と8日、宗像市の釣川河口の右側にあるサーフへ、ハイシーズン入り口のキス狙いで釣行した。満潮からの下げ潮という好条件の中、青ケブや砂ゴカイをエサに連続ヒットを狙い、計110尾のキスをキャッチ。その釣行の詳細と攻略法をお伝えしよう。

皐月松原の海岸でキス投げ釣り

1日、釣具店でエサとなる青ケブを40g購入。釣行時間は午前5時30分から9時くらいまでの短時間。

前日の午前中に雨が降っており多少の濁りを想定して、匂いがある青ケブを選択した。それと大型キスに効果があるのもこのエサの特徴といえる。

本日は満潮からの下げ潮という好条件を考慮して、朝マヅメだけの釣行である。

さつき松原海岸周辺略図(提供:週刊つりニュース西部版APC・近藤 誉)

キス釣り仕掛け

釣り場に到着。当日のポイントは河口付近の濁りを避けて、多少奥側からスタートする。風もない予報なので投げやすい25号(シンカー)をセット。仕掛けは3本バリ仕様で様子を見る。波もなく海面は穏やかである。10時ごろから風が多少強くなる予報なので短時間勝負だ。

キス狙いの仕掛け(提供:週刊つりニュース西部版APC・近藤 誉)

4色で3連達成

第1投、仕掛けは4色半(113m)ほどスムーズに飛び、着底を確認し、イトフケを取り、ゆっくり引いて探ってみる。4色ラインまでゆっくり引いて探ってみるとそこで小さなアタリ。連掛けを狙いゆっくりとリーリングサビキにて3色ラインまで探るとアタリ。ゆっくりリーリングをし、波打ち際で魚が外れないように注意しながら、巻き上げると、15cmくらいだが、キス2連。どうやら4色から3色ラインにいるようだ。

同ポイントにキャスト。同じく4色でアタリがあり、仕掛けを回収するが空振り。この空振りが3回ほど続く。キスの活性は悪くないがハリ掛かりがよくないのでシンカーを25号から30号に変更する。重さを利用してハリ掛かりを良くする作戦である。なお、ハリを小さくすることは大型に対応できなくなるので基本的にはしない。

仕掛け変更後の第1投。今度は5色ほど投げる。アタリがないので4色ラインまでゆっくり引いて探ってみると、4色にて連続でアタリ。なんと3連を達成。ひと安心である。次も2連で釣り上げる。なんとか、ポイントと仕掛けパターンを発見できたようである。

最終釣果

群れが小さいのもあり移動も考えたのだが、1投に1尾は掛かってくるので、このポイントで粘ることにした。ハリ数を増やしたらもっと数がでると思うような入れ食い状態であるが、大型が釣りたいのであえて3本バルで続ける。

満潮から潮が動きだしたころ、3色にて強烈なアタリ。連続でアタり、サオ先をガンガン叩く。距離は近いのだが、外れないようにゆっくり上げてくる。上がってきたのは、22cmと20cmのダブル。この時期には珍しい良型に満足し、この日は納竿することにした。

9時まで粘って、キス8~22cmが60尾ヒット。30尾をキープした。

6月1日の釣果の一部(提供:週刊つりニュース西部版APC・近藤 誉)

当日の釣況と解説

この日は5色投げて3色までをていねいに探った。2色付近はフグもいない状態だった。思わぬ大型も食ってくるのでハリスのチェックは大切。ハリとエサは大きめがよい。フグ対策もでき、大型キスにも対応できる。

今回はハイシーズン前であり多少の遠投が必要だったが、固定テンビンにしたり、ハリ数を少なくしたりすることでそれほど負担なく遠投できると思う。

これからハイシーズンになり手前での釣りがメインになるが、大型キスを釣るなら今が最高の時期だろう。この状況はしばらく続くと思われているので、大型を狙ってみてはいかがだろうか。

6月8日のキス釣行

8日、釣具店でエサとなる砂ゴカイを40g購入。釣行時間は午前5時30分から9時くらいまで。当日は午後から天気が崩れていく予報であるが午前中は安定している様子。雨の影響もないと思われたので動きの砂ゴカイを選択した。

1日と同じ場所からスタート。風もない予報だが、最干潮から上げ潮を釣る。最初、魚は少し遠方にいるだろうと30号(シンカー)をセット。仕掛けは3本バリで様子を見る。前回効果のあったシンカーの重量で掛かりを良くするのが目的だ。

第1投、仕掛けは5色半ほど飛び、着底を確認し、イトフケを取り、ゆっくり引いて探る。5色ラインまでゆっくり引いてくるとそこで小さなアタリ。連掛けを狙いゆっくりとリーリングサビキにて3色ラインまで探るとアタリ。ゆっくりリーリングをし、慎重に巻き上げると、15cmくらいだが、キス3連であった。

どうやら5色から3色ラインにいるようだ。同ポイントにキャストし、4色でアタリがあり約17cmを追加。

その後、空振りが2回ほど続く。ここで正面ではなく左右斜めに仕掛けを投げてみた。投入変更後の第1投は5色ほどまで投げる。4色ラインまで引いて探ると、3色にて連続でアタり、3連を達成。同ポイントで、次は2連で釣り上げた。

最終釣果

ここで、群れが小さく大型が釣りたいのもあり、右側(さつき松原側)ヘ30mほど移動。最干潮から4時間後の午前8時ごろ、3色にて強烈なアタリが連続、サオ先をガンガン叩く。先週より距離は近いのでアタリが大きい。上がってきたのは23cmと21cmのダブル。この日も良型に満足し、納竿した。

10時まで粘って、キス8~23cmが50尾。32尾をキープした。

6月8日の釣果の一部(提供:週刊つりニュース西部版APC・近藤 誉)

当日の釣況と解説

この日、5色投げて、3色までをていねいに探る。やはり、まだ手前の2色はまったく魚がおらず、3色ラインでアタリが多かった。たまにメゴチが釣れた。

小型のキスも多く、数を多く釣りたい人はハリを小さめにするとよいが、大型も回遊してくるので注意が必要。

まだハイシーズンとはいえないが、前回よりも手前に寄ってきていたので若干釣りやすくなってきている。まだキスの距離が不安定なので、固定テンビン、半遊動テンビンの両方を準備しよう。この状況はしばらく続きそうである。

<週刊つりニュース西部版APC・近藤 誉/TSURINEWS編>

さつき松原海岸
この記事は『週刊つりニュース西部版』2024年6月28日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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