【単独インタビュー】ハン・ジウ、自身を表すとしたら無色か白・・どんな色にも染まれる俳優へ
2020年、NAVER TVドラマ『ちょっと敏感でも大丈夫2020』でデビューを果たしたハン・ジウ(한지우/Han Ji Woo)は、着実にキャリアを積み重ねてきた。
その後、SBSドラマ『コッソンビ 二花院の秘密』ではエヒャン役として出演し、時代劇ならではの繊細な演技で存在感を示した。
近年ではWebドラマ『ON&OFF』で主人公クォン・セア役を務め、YouTube累計再生回数770万回を突破するなど大きな反響を呼んでいる。作品ごとに異なる表情を見せるその演技の変化にも注目が集まり、俳優としてのさらなる飛躍に期待が高まっている。
今回、単独インタビューを通じて俳優としての歩みから演技への向き合い方、そして今後の展望まで語ってもらった。
Q1. 俳優という道を選ばれたきっかけと、当時の選択を今改めて振り返り、どのような思いを抱かれているのかお聞かせください。
子どもの頃、漠然と「テレビに出たいな」という夢がありましたㅎㅎ
途中で夢が変わった時期もありましたが、結局は俳優という仕事が楽しくて、この道を選んだのだと思います。
時々、俳優という仕事に疲れたり、悩んだりすることもありました。でも、もしあの頃に戻れたとしても、きっとまた俳優を選ぶと思います。
この仕事がくれる幸せは、そういう瞬間さえも乗り越えられるくらい大きいのです。少なくとも、私にとっては。
Q2. 今年でデビュー6周年を迎えられましたが、デビュー当時のご自身と比べて、最も大きく変わったと感じる点はございますか?
作品や、この仕事に向き合う「姿勢」が一番変わったと思います。
以前は本当に“楽しさ”だけを考えて動いていたとしたら、今は楽しさも大切にしつつ、それ以外の部分についてもより深く考えるようになりました。
もっと上手くなりたい、もっと成長したいという気持ちが、だんだん強くなってきたからだと思います。
Q3. この6年間でさまざまな役柄を経験されてきましたが、ご自身では“俳優ハン・ジウならではの色”をどのように定義されていますか?
私は、自分のことを無色だと思っています。あるいは白色かな?
いつでも、どんな色にも染まれる準備ができていると、ずっと思っているのです。(自己暗示かもしれませんがㅎㅎ)
作品に向き合う時も、あれこれ悩むより「とりあえず一回やってみよう。なんか良さそう!」という気持ちの方が大きくて、自分自身でもいろんな色をまとってみたいのだと思います。
Q4. この世にはすでに存在しているキャラクターだけでなく、まだ誕生していない人物像もあると思います。今後、ご自身で新たに作り上げてみたいキャラクターがあるとしたら、どのような人物でしょうか?
今でも、私が何かを始める原動力って「楽しそう」という気持ちなのです。
今ぱっと思い浮かぶのは・・人間じゃない何か別の存在を、一度演じてみたいなと思ったりします。
でも、まだ長いスパンの役をたくさん経験してきたわけではないので、今はどんな役やキャラクターを演じても、見てくださる方には新鮮に感じてもらえるのではないかと思っていますㅎㅎ
Q5. 俳優になっていなければ、警察官や軍人の道も考えていたと伺いました。実際にそうした役を演じることになった場合、どのようにアプローチしてみたいとお考えですか?
まずは、その職業の方々をしっかり観察するために、関連するドキュメンタリーをたくさん見ると思います。(今も役作りの際、参考にしたりしています。)
それから、もし実際にその仕事をされている方が周りにいたら、お話を聞いたりインタビューをしながら、まずはリアルな人物像を作っていって、その上で役に合った性格や人物像を組み立てていくと思います。
Q6. ボクシングやランニングが特技だと伺いました。反復的なトレーニングを通して得たリズム感や集中力が演技にも影響していると感じることはありますか?また、身体を使う感覚が感情表現につながった経験があれば、ぜひお聞かせください。
運動って人によって感じ方は違うと思うのですが、私にとっては集中力が高まるというより、考えを整理させてくれるものな気がします。
あと、運動を続けているおかげで、身体を使う役が来た時にもあまり負担を感じずに、その役自体にもっと集中できる気がします。
もちろん、私自身そこまで身体を上手く使えるタイプではないので、こんなこと言っていいのかな・・とも思うのですがㅎㅎ
Q7. ロールモデルとしている俳優や人物がいらっしゃいましたら、どのような点に影響を受けたのかお聞かせいただけますか?
私は「この人が絶対のロールモデルです」と決めているタイプではない気がします。その時々で変わることも多いですし。
一緒にお仕事をする俳優の皆さんから学ぶことも本当に多くて、その方がその瞬間のロールモデルになることもよくあります。
自分にはない部分を見つけた時に「素敵だな」と思って、その人が自分の中でロールモデルになるのだと思います。
そして、私自身もずっと長く演技を続けながら生きていきたいと思っているので、長年俳優として歩んでこられた先輩方を見ると「私も人生そのものが俳優であり、演技であるような人になりたい」と思うことがあります。
Q8. 最近、ショートドラマが大きな注目を集めていますが、ジウさん自身が感じるショートドラマならではの魅力や、演技面での違いがありましたら教えてください。
ショートドラマの魅力は、短い時間の中で視聴者を惹きつけなければいけない分、物語自体が現実よりも少しドラマチックで、強いインパクトを持っていることが多いところだと思います。
だからこそ、俳優としても人物の感情や状況に、より早く入り込める部分がある気がします。
視聴者の立場で見ても、短い時間で一気に引き込まれるようなストーリー展開が大きな魅力だと思います。
なので、一度見始めると止められなくなっちゃうんですよねㅎㅎ
Q9. 短い時間の中で視聴者を作品へ引き込まなければならないショートドラマにおいて、特に意識されている演技のポイントと、今後どのような俳優として記憶されたいかという目標についてもお聞かせください。
短いドラマだからといって、他の作品を準備する時と比べて、特に大きく違うアプローチをすることはあまりない気がします。
キャラクターを作っていく過程や、物語を引っ張っていく感覚は基本的に同じですから。
私は「俳優ハン・ジウ」として覚えていただけるのも本当にありがたいですが、劇中のキャラクターの名前で覚えてもらえるのも、とても嬉しいんです。
誰かと後になって話している時に「こんな作品にも出ていたのですか?」みたいな反応をいただくと、すごく嬉しいですし、誇らしい気持ちになります。
“ハン・ジウ”という一人の人間の中から、まったく違う人物が生まれてくる・・そう感じてもらえる瞬間が、俳優として感じる小さな幸せなんだと思います。
(写真 = ELエンターテインメント / インタビュー = Danmee)