全ては脛男(すねお)のため…痩せた木村昴が体重95kgにまで戻したワケ
メインパーソナリティー・木村昴とアシスタント・作家のおいちゃんでお送りする番組。16ケバブ(※放送回数のこと)では、ついに放送が始まった木村昴の主演ドラマ「クラスメイトの女子、全員好きでした」の知られざる役作りの話に…
実は木村昴、主演ドラマが本当に放送されるのか?当日まで心配していました
木村:ついに私が主演を務めますドラマ「クラスメイトの女子、全員好きでした」の第一話が放送されまして。あの~、ものすごい達成感!
おい:おめでとう~!!
木村:木村昴がドラマの主演をさせていただけるっていう。こんな嬉しいことないよね!でも、オンエアされないことには、信じられないっていう部分がぶっちゃけあったのよw
おい:そうだったんだw
木村:撮影は進んでいるけど、ずっとオンエアされなかった場合、僕が主演したってことは誰が認めてくれるんだ!って不安になってて。だから、ずっーと第一話が放送されるまでドキドキしてたのよw
おい:wwwwwww
木村:第一話のオンエアの日、仕上がりやみんなの反応とかのドキドキはもちろんあったんだけど、一番大きかったのは「本当にこれ放送されるんだろうか?」っていうドキドキw
おい:(爆笑)ドッキリもあるからね!
木村:もしかしたらね!
おい:wwwwwww
木村:でも、ちゃんと放送されまして!木村昴、ついに主演の夢が叶いました!!!ありがとうございました!!!
おい:(拍手)おめでとうございますーーーーー!
木村:おいちゃんも観てくれたそうで!
おい:4回観たよ!
木村:4回もw 俺より観てるwww
おい:主演のスバちゃんと、感想いっぱいしゃべりたいもん!!
木村:ありがとうございます!!
おい:コレ(本見せて)も買っちゃった!!
木村:原作本、買ってんじゃん!しかも、文庫サイズじゃなくて、デカい方!!
おい:そう、デカい方!理由は、、、、、おいちゃん老眼だからw
木村:wwww 今回のドラマ化にあたって原作の文庫版も発売されているけど、やっぱり原作者の爪切男さんが最初に世に放った「デカいサイズの原作本」をぜひ読んでみてほしい!
おい:おいちゃん、原作本を買ってから思ったんだけどさ、ドラマの今後をもっと楽しみにしたいから、やっぱり読むの我慢しようと思ってww
木村:ネタバレっていうほどでもないんだけど、ドラマで登場するクラスメイトたちは小説の中に登場するからね。本を読んでドラマを見ると「あの娘だ!」っていう発見があって面白いかもしれない。でも、ドラマが終わるまで原作を読むのを我慢しておくっていう、おいちゃんの気持ちも分かる!
おい:ドラマを観終わった後に本を読むと、キャラクターをスバちゃんで想像して読めばいいからさ、読みやすいよね!
木村:嬉しいそれは!!!
おい:だから原作本を読むのは、楽しみにとっておきます!
木村:ぶっちゃけさ、ドラマ面白かった???
おい:めちゃめちゃ面白かったよ!第一話観て、続きが気になっちゃったから原作本も買ったんだし!
木村:ありがとう!!
おい:スバちゃん、演技上手ですね~!
木村:えーーー、本当!?
おい:コミカルなんだけど、ナチュラルだよね!!
木村:あー、そう!そうですか!一番うれしい!おいちゃんが褒めてくれたから話すんだけどさ、顔合わせの日に「本読み(出演者が集まって台本を読むこと)」があって、監督が話をしてくれる時間があったのね
おい:うんうん
木村:その時の監督がメチャメチャ熱くて!監督のひと言を聞いて、俺は超やる気になったわけ!昨今のドラマってさ、サスペンスやミステリーが多いでしょ。謎が解けていくので、その快感が好きな人も多いとは思う。今回のドラマの放送枠は23時59分からっていう深夜。監督が言うのは、そこでミステリーやサスペンスっていうのは、少し寝付きが悪いんじゃないかと
おい:www なるほどね!
木村:監督は「この時間にこそ”コメディ”をやろう!と。僕たちの目標は、最近少なくなったコメディドラマを作って、観てくださった方がほっこりして、その日一日を締めくくれるようなドラマを作りましょう!」って話をしてくれたのよ。その時、俺に託された使命っていうのは「観てくれた人をぐっすり眠らせることだ!」と思ったわけw
おい:wwwww
木村:クランクインの時に、笑える楽しいコメディドラマだから「面白いお芝居」をやろう!と思ったんだけど…それだけやっていると、なんかコントになっちゃいそうで。面白くて笑える演技やアドリブはできるけれど、ただそれだけになるとコントになっちゃうなと感じて…。何も心に残らないドラマになっちゃうのは嫌だから、監督と演技について調整していったのよ
おい:うんうん
木村:「クラ好き」は、あくまでもドラマ。だから、面白さの前に、まずは丁寧なお芝居をする。真面目に演技をしていたら、それが結果的に面白くみえてくるといいよね!って話を監督としたわけ。枝松脛男ってキャラクターは、頼りなくて、なよっとしてて。設定では37歳、バイトはしているけど、ほぼニートみたいな。小説家としては、にっちもさっちもいっていない。そんな枝松を面白く演じようとすればできるんだけど、でもそうじゃなくて。いるよな、こういうやつ。みててイラッとするけど、なんか気になって見捨てられない。みている人が「頑張れ枝松!」って応援したくなるようなキャラクターを作っていきたいなと
おい:なるほど!!
木村:見た目もパーマ頭で、ボサボサってしている感じ。だらしない体型の方が合うなって思って。原作の爪切男さんが95キロって言ってたんで、俺も今95キロに戻したのよ!!
おい:へーーーー!爪切男さんに、寄せてったのね!!
木村:そう!「俺いま、原作の爪さんと同じ体重でドラマの撮影挑んでます!」っていう、自分の中でささやかな自信を持つためにも。監督のディレクションや編集を経て、いい塩梅でそれがドラマに現れているなって思ってます!
(TBSラジオ『木村昴のケバブ箸で食う』より抜粋)