羽沢横浜国大駅周辺 新街へ開発工事着々 複合商業施設24年秋開業〈横浜市神奈川区〉
羽沢横浜国大駅周辺の開発が着々と進んでいる。「HAZAWAVALLEY」と名付けられた新街は、ランドーマークとなる全23階建てのタワーが24年度内に開業する予定で、商業施設は24年秋から運営を開始する。
羽沢横浜国大駅は、「相鉄・JR直通線」が開通した2019年秋に開業した。そして、今年3月には「相鉄・東急直通線」が新たに開通し、都心主要駅へのアクセスがさらに向上。同駅周辺は、「HAZAWAVALLEY」と名付けられ駅周辺の地権者などからなる「羽沢駅周辺まちづくり検討会」を中心にまちづくりが進められている。
今年3月に開催された「HAZAWAVALLEYFES2023」では、新街の誕生を記念したTOWNSONG『つづく』を発表。「羽沢横浜国大駅がさまざまな街へとつながり続いていく」といった思いが込められており、作詞・作曲を音楽プロデューサー小林武史さんが行い、歌は横浜出身の実力派シンガーSalyuさんが担当している。
農業と共存
同地区のランドマークとなるタワーは、住居と商業施設などが入る複合施設。全23階になり、5階以上は住居、1〜4階は商業施設となっている。商業施設は、寺田倉庫が運営し、スーパーやレストラン・カフェ、物販などの店舗、横浜国立大学の活動支援施設や医療施設、子育て支援施設などを想定。さらに、羽沢地区などで展開されている農業と共存したまちづくりを目指し、農業支援施設も入る予定だ。商業施設は24年秋に開業を予定している。
同駅がある羽沢南町内会の和田勝巳会長は「新しい街ができていくのはとても楽しみなことです。住民同士もしっかり連携しながら、まちづくりを進めていきたい」と話した。