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名手が教えるエリアトラウト「ボトム攻略」|ルアー選びと推奨タックル

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名手が教えるエリアトラウト「ボトム攻略」|ルアー選びと推奨タックル

エリアトラウトの釣りには「ボトム」というカテゴリーがある。その名のとおり底ねらいの釣り方で水温低下時など渋い展開でもよく釣れる。ルアー専門店「アングラーズショップmaniac’s」代表の駒崎さんは「時には一投一尾の釣果が出るストロングパターンになります」と言う。今回は、そんな「ボトム」の釣りの推奨タックルやルアー、釣り方などのノウハウを教わった。

解説◎駒崎佑典
写真と文◎編集部

ルアー専門店「アングラーズショップmaniac’s」代表。注力するエリアトラウトでは、来場者4000 人超という業界最大規模のイベント「マニフェス」を主催。2025 年からはエリアトーナメントの新団体「Freex」の代表も務める。『エリアトラウト独習法』著者。

エリアトラウトの「ボトムの釣り」

「ボトムルアーのアクションはダート性能の高い横っ飛び系かバイブレーションのような上下の動きをするルアーが多いです。スプーンやクランクベイトのように巻くだけではなくマニュアル感のある操作が楽しい。〝釣れた〟ではなく〝釣った〟という実感が深く味わえる釣り方で、魚が底に沈みがちな厳寒期も強いです」

そう語るのはマニアックス代表の駒崎さん。では、どんなタックルが適しているのか。

推奨タックルセッティング

ルアーを弾く操作が多いためロッドは6フィート前後の先調子で張りの強いモデルがおすすめ。ラインはレスポンスを高めるためにもPEラインの0.2~0.3号が主流である。リーダーはフロロカーボン3ポンドを1m。極細PEとリーダーの結束はFGノットなどの摩擦系ではなく、オルブライトノットや電車結びといった簡易的な結びでよい。

「主流はPEですがデメリットもあります。ボトムをねらうため入水したラインが魚にプレッシャーを与えやすく、特に蛍光グリーンなど高視認なラインカラーは魚がスレるのも早いです。またPEは軽いのでフケやすく浮力抵抗もあり、強風時は操作しにくい。ショートバイトが 取りにくいことも多々あります。見直されているのはエステルで無色を選べばスレにくく、伸びも少ないからレスポンスも悪くない。ただしボトム用ルアーは重いのでキャスト時や操作時に切れやすいです。0.4号とやや太めがよく、フロロリーダー0.6号を20cm結束します」

ボトム攻略のカギとなるルアー選択

「ボトムルアーの2大アクションがダートとリフト&フォールです。長い距離を深くチェイスしてくる魚がいれば、横っ飛び(ダート)するボトムプラグが効果的です。魚の追いが悪く、定点でしか反応しなければルアーの移動を速くせず、鉄板バイブやタテに動くプラグをリフト&フォールさせてねらいます」

ボトムの釣りといえば底に張り付いたような魚を釣るイメージを抱くでしょうが、中層表層にいる魚を底に集めて連発ヒットに導くこともできます。時にはリフト幅を大きくして上にいる魚の目線を下げるのも効果的です。このようにルアー操作でボトムに魚を集めることを〝ボトムを耕す〟とも言います。

主なボトムルアーの種類

横っ飛び系プラグ:左から時計回りにシャインライド(ヴァルケイン)、ダートラン(ティモン)、トレモポゴ(ムカイ)、ベルオーガ(ディスプラウト)

バイブレーション:左下から時計回りにライオーム(ヴァルケイン)、DS ベビーバイブ(ディスプラウト)、タップダンサー(ティモン)クロボール(ティモン)、ヴァルキャノン(ヴァルケイン)

カラーローテーションの考え方

「カラーはメタリックや蛍光系の派手な色がアピール度は高く、ボトムに近い茶色やオリーブが食わせやすい色です。その中間といえる色がグロー系です。これらのカラーローテで魚の目先を変えてスレさせないようにします」

左の蛍光系からスタートして右のナチュラル系というぐあいにローテ。基本的にボトムの色に近い茶色系が強いとされる

ボトムルアーの使い分けとアクション

晩秋に駒崎さんとマニアックススタッフの齋藤純さんは静岡県裾野市にある「すそのフィッシングパーク」を訪れた。この日は南西20mという爆風が吹き荒れるタフコンディション。

駒崎さんは手始めにシャインライド(ヴァルケイン)を選択。まずはデジ巻きでアクションさせる。沖では反応がないもののブレイクゾーンでは興味を示す魚が増えた。今度はボトムバンピングでダートさせると手前の魚は反応がよい。

「ブレイクの2m沖に食い気のある魚が多いです。その魚をブレイクまで寄せるような感覚で操作をしています。基本的にベイトを追い詰められる場所がルアーフィッシングの好ポイントです。それとルアー軌道が変わる回収間際にドラマは起きやすいんですよ」

フック交換でキャッチ率アップ

魚は追ってくるが食い切らない。ここで駒崎さんはワイドゲイプのフック#6を細軸のナローゲイプ#6に交換。すると一発でニジマスが乗った。

「ボトムプラグはワイドゲイプのフックがセットされた製品が多いです。ワイドゲイプはハリ先が開いているので口にコンタクトはしやすい。ですが魚が反転しないとしっかり刺さりにくいのです。ルアーへの反応はよいのに乗せきれない。そんな時は種類やカラーを変える前にフックを替えてみるのもひとつの手です」

「タップダンサー」と「ヴァルキャノン」の使い分け

何度かシャインライドでヒットを得た後は、タップダンサー(ティモン)に替える。自立式と呼ばれるバイブレーションで着底時に自動的に姿勢が立つ。ヘドロに埋もれにくいのもメリットである。

「基本操作はボトムから20cmほど上下させるリフト&フォールです。ロッドを立て、バットからベリーにルアーの重みを乗せるイメージで操作してください。細かくシェイクしたり、ゆったり動かしたり、一投毎にアクションに変化をつけてみます」

続いて鉄板バイブのヴァルキャノン(ヴァルケイン)をセット。

「鉄板バイブも樹脂バイブも操作はリフト&フォールが基本。鉄板のよいところはフォールが速く、テンポの早い釣りができます。一方で抵抗感が強いので食わせの間もしっかり取れる。小粒なので食わせやすいのも魅力です。ブルブルっという強い抵抗感は強風時も操作感が得られやすい」

「空いている釣り場なら話は別ですが、エリアトラウトは基本的に同じ場所を釣り続けなければいけません。一投一投をきちんと釣らないと目の前の魚がスレていく。魚に飽きられないように工夫して釣果を持続させる。これがたまらなく面白いんです」

※このページは『つり人2024年2月号』を再編集・情報更新したものです。

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