老松中 天文・宇宙を3人が講演 150周年記念〈横浜市中区・横浜市西区〉
天文観測の歴史や月着陸実証機「SLIM」などの宇宙開発技術などについて2月20日、老松中学校で3年生約160人を対象に特別講話が行われた。川崎天文同好会の2会員、はまぎんこども宇宙科学館の的川泰宣館長が登壇した。
今年は1874年にメキシコの観測隊が西区(野毛山地区の現個人宅)と中区(現フェリス女学院)の2地点で「金星の太陽面通過」を観測して150周年の節目。それを記念した講話。また、西区制80周年の記念事業として行われた。
川崎天文同好会の2人の会員は、同校から近い県立青少年センターに設置されている観測記念碑の設置経緯やメキシコ隊の活動および当時の国際的な天文調査の状況を説明。的川館長は、1月に月面着陸に成功した「SLIM」や日本や世界の宇宙活動について解説していた。