亀井野の土居さん 新刊絵本を寄贈
先月10日に刊行された下土棚在住の絵本作家・増田和子さんのデビュー作『パンパンジェントルパン』(福音館書店)4冊が3日、藤沢市図書館へ寄贈された。
寄贈したのは増田さんの知り合いで、桐山プロパン商会(亀井野)社長の土居康明さん。総合市民図書館で贈呈式があり、土居さんは「絵本の中のような優しいまちがあったら素晴らしい。藤沢市のみなさんにぜひ読んでもらいたい」と話した。作者の増田さんも同席し、著書にサインと登場人物のイラストを描き入れた。
一読者として絵本を購入したという石塚義之館長から、増田さんと土居さんに鈴木恒夫市長の名で感謝状が手渡された。
リズミカルな文章で声に出して読むのが楽しい絵本。フランスパンの紳士・ジェントルパンが散歩をしているときにドン・チョココローネとぶつかり、二人の頭が入れ替わってしまうことから物語が展開していく。
土居さんは「地域への恩返しになれば」と、銭湯の栄湯湘南館を拠点にした地域住民の居場所「おふろの縁側六会文庫」(亀井野)にも4日、1冊を寄贈した。