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暑い夏は雪の芸術で涼しく 上越市の小林古径記念美術館で企画展「夏の雪」

上越タウンジャーナル

暑い夏は「雪」を描いた作品で涼しく――。新潟県上越市本城町の小林古径記念美術館で2026年7月4日、上越ゆかりの芸術家による雪をテーマにした作品を集めた企画展「夏の雪」が始まった。絵画や写真、彫刻、陶芸など90点の“雪国の美”が並ぶ。

《画像:雪の日の朝の風景を描いた村山陽の「雪の朝 駐車場俯瞰」》

同館は雪を題材にした作品を多く収蔵していることや鑑賞することで暑い夏に涼しさを感じてもらおうと、コレクション展として企画した。

3章構成で、第1章の「芸術家たちが見た雪景色」では、北国街道の松並木の雪景色を描いた柴田長俊の日本画「道『久比岐野十二景』」や早津剛の水墨画「高田城三重櫓」などを展示。夏以外は雪をたたえる妙高山は、旧厚生南会館のどんちょうの原画となった川合清や富岡惣一郎らが描いた6点を飾った。

《画像:さまざまな雪の風景を描いた作品が並ぶ会場》

《画像:旧厚生南会館のどんちょうの原画となった川合清「晴れゆく」(中央)など雪の妙高山も集めた》

独自の白絵の具「トミオカ・ホワイト」を使って雪景色を多く描いた富岡作品は12点、桑取谷の小正月行事や豪雪の高田などを撮影した濱谷浩の写真は16点を展示している。

第2章の「雪のなかの暮らし」には、展覧会のチラシにも採用された村山陽の油彩画「雪の朝 駐車場俯瞰(ふかん)」を展示。雪の日の朝に学校の窓から駐車場を見下ろして描いた作品で、降ったばかりの雪の上のタイヤ跡は雪国の見慣れた風景だが、絵画となることで新鮮さを感じさせる。

《画像:雪に色を付けた現代アートイベントの写真》

第3章「雪の色―白」は、雪の色彩や質感をテーマに陶芸を中心に展示。「雪は白」のイメージを払しょくしようと行われた雪に色を着けた現代アートイベントの写真も飾った。

学芸員の上村聡子さんは「冬は雪を見飽きているが、夏に作品を見ることで共感や新たな発見があれば」と話した。

9月27日まで。7月25日は美術館ファミリー・デーとして、市内在住の18歳以下と一緒に入館する家族2人の入館料が無料となる。カフェも開設予定。

企画展「夏の雪」 - 上越市ホームページ( https://www.city.joetsu.niigata.jp/site/kokei/kokei-r8kikaku2.html )

 

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