氷の上をすべるような軽さ!小さくなったのに集じん性能がアップした「BALMUDA The Cleaner Lite」
2020年にバルミューダが発売したホバー式コードレススティック掃除機「BALMUDA The Cleaner」に、軽量・小型化した「BALMUDA The Cleaner Lite」が登場。ヘッドを前後左右、斜めに動かして掃除機がけできるスタイルはそのままに、使いやすさと集じん性能を向上させた新モデルを発表会で見てきました。
基本的な仕組みはそのままに小型・軽量化
一般的な掃除機はヘッドを前後に押し引きして掃除機がけしますが、BALMUDA The Cleanerは前後だけでなく、左右にも斜めにも動かせる「360°スワイプ構造」を採用。さらに、2つのブラシをそれぞれ内側に回転させることで床面との摩擦を減らす「デュアルブラシヘッド」を装備し、軽い操作感と自由な動きを実現したのが特徴です。
もちろん、BALMUDA The Cleaner Liteにもこの特徴は継承されていますが、本体やヘッドの小型化に合わせて、すべての設計を見直し、最適化しているといいます。また、BALMUDA The Cleanerと比べ、本体重量が約900g軽くなり、ヘッドのサイズも小さくなったことで、より軽い操作感に進化。従来もヘッドが浮いているかのような操作感でしたが、ヘッドが大きく、本体重量もあったため、左右に動かす際には少々力が必要でしたが、それと比べて、新モデルはどの方向に動かすのも軽い! まるで氷の上をすべらせているかのように感じるほど、少ない負担で、なめらかに動かすことができます。
小型・軽量化されたということは、通常のスティック型掃除機として使う時だけでなく、ハンディスタイルに切り替えた際に腕にかかる負担も小さくなるということ。ハンディスタイル時の重量は、BALMUDA The Cleanerが約1.6kgで、BALMUDA The Cleaner Liteが約1.17kgと、400gくらいの差ですが、手に持つと数値以上の違いを感じます。
連続運転時間は「標準」モードで約30分、「強」モードで約10分と、BALMUDA The Cleanerと同じですが、BALMUDA The Cleaner Liteはバッテリーが着脱できる仕様となったため、交換用のバッテリーを別途購入しておけば、交換することで長時間の掃除を行うことができます。
小さくなったのに集じん性能はアップ!
一般的に掃除機は、本体サイズを小型・軽量化しようとすると搭載できるモーターなども小さくなるため、通常のサイズの掃除機と比べると吸込仕事率は低くなる傾向。コードレス掃除機の吸込仕事率については日本電機工業会規格で定められていないため、BALMUDA The Cleaner Liteも公表していませんが、BALMUDA The Cleanerより低いそうです。ただし、吸込仕事率はヘッドを外した状態での吸い込むパワーを計測した数値なため、実際に掃除機を使う状態にすると、そのパワーが生かしきれていないことも。こうしたことから、BALMUDA The Cleaner Liteはヘッドのブラシや機構などを見直すことで、従来より小型のモーターを採用しながらも集じん性能を42%向上を実現させたといいます。
下の動画では、BALMUDA The Cleaner Liteの自由自在な動きと、集じん性能が確認できます。筆者も実際に試しましたが、圧倒的に軽い操作感になりながら、ゴミ取れ性能はバツグン。スルスルと抵抗感なく動かせるので、ちょっと掃除が楽しくなるような気がしました。
ただ、BALMUDA The Cleaner Liteのヘッドは一般的な掃除機よりも大きいため、家具の脚まわりなど細かいところのゴミは苦手そうなイメージがありませんか? でも、ご安心を! ヘッドの正面でゴミを取り、次に方向転換してヘッドのサイドを脚に沿わせるというように、ヘッドの向きを変えながら動かすと家具の脚まわりのゴミもキレイに取ることができます(下の動画参照)。
もちろん、壁際の掃除もバッチリ(下の動画参照)! 家具の脚まわりや壁際などでは、ヘッドの向きを変えながら掃除するのが、BALMUDA The Cleanerで上手にゴミを取るためのコツなようです。一般的な掃除機とは少し掃除機の使い方が違うので慣れが必要かもしれませんが、フローリングでの掃除は不満なく行えそう。