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返礼品に名張市産の電気追加 比奈知・青蓮寺2ダムの水力発電

伊賀タウン情報YOU

比奈知ダム堤体の前で名張市産電気の返礼品をアピールする三田地お客さまサービス部長(左)と北川市長=名張市上比奈知で

 三重県名張市と中部電力ミライズ(本社・名古屋市)は11月30日、名張市内にある2つの水力発電所で発電した「名張市産CO2フリーでんき」をふるさと納税の返礼品として提供開始すると発表した。

 2つの発電所は、比奈知ダム下流にある比奈知水力発電所(運転開始1998年、最大出力1800キロワット)と、青蓮寺ダム下流にある青蓮寺水力発電所(同70年、同2000キロワット)。ダムで貯めた水の力で水車を回して発電するため、火力発電と違いCO2を出さない。

 プランは寄付額1万円、3万円、5万円、7万円、10万円の5種類を用意。1万円あたり、実質2500円分が電気料金の支払いに充当される。

 同社では昨年12月に川越町の太陽光発電、今年9月に大台町の水力発電の電気をそれぞれ返礼品としており、名張市で3例目。同社との契約などが条件で、対象地域は愛知、岐阜、三重、静岡(富士川以西)、長野の各県となる。

 申し込みは、ふるさとチョイスなどのふるさと納税サイトから「名張市産CO2フリーでんき」を選んで寄付した後、中部電力ミライズの専用サイト「ふるさと納税×Greenでんき」で手続きする。返礼は申し込みから2、3か月後の電気料金に適用される。

 比奈知ダム管理所で開かれた会見で、北川裕之市長は「山紫水明、自然豊かな名張の魅力を、返礼品を通じて感じて頂ければ」、同社三重営業本部の三田地勇也お客さまサービス部長は「水力発電由来の再生可能エネルギーを多くの方に身近に感じて頂ける」と話した。年間約2000件の寄付を目指すという。

比奈知水力発電所の発電機=同

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