「泊まったら“何かが出る”民泊」の恐怖とは?インバウンドで賑わう東京が舞台の『怨泊 ONPAKU』は怨念と因縁が絡み合うオカルトホラー
香港×日本ホラー『怨泊 ONPAKU』
第42回ハワイ国際映画祭、第26回ブラックナイツ国際映画祭、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2023にて上映され話題を呼んだ香港ホラー『怨泊 ONPAKU』が、7月19日(金)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開となる。
世界で活躍する香港のスター俳優/歌手ジョシー・ホーが主演し、日本人監督・藤井秀剛とタッグを組んだ本作。ジョシー・ホーといえば、長年マカオを仕切ってきたアジア屈指の大富豪スタンレー・ホーの愛娘であり、彼が98歳で大往生した際には莫大な遺産の分配も話題になった。
とはいえジョシー自身はエンタメ業界に身を捧げていて、とくに映画では出演から製作まで引っ張りだこ。『コンテイジョン』(2011年)や『クーリエ 過去を運ぶ男』(2011年)などハリウッドにも活動の場を広げており、エル・ファニング主演の『パーティで女の子に話しかけるには』(2017年)では製作総指揮に名を連ねている。
インバウンド客で賑わう<TOKYO>を舞台に……
海外の来訪者が最高潮に達しようとしているインバウンド都市TOKYO。休日をかねて不動産購買のために香港から来た一人の女性が予約したホテルに泊まることができず、代わりに宿泊することになったのは民泊を運営する古びた1軒の家だった。
不気味さ漂わす部屋の中で、彼女は信じられない光景を目にし恐怖を体験する。それは夢なのか現実なのか、次第にその恐怖の正体がわかった時、怨念と因縁が絡み合う、そこは逃げることができない場所だった……。
海外の映画祭を席巻し香港では初登場3位を記録
先述したとおりハリウッドにまで活躍の場を広げるジョシー・ホーは、ここ日本では三池崇史監督の『DEAD OR ALIVE FINAL』でよく知られている。そんな彼女が、カルト的人気を誇る『狂覗』や世界三大ファンタスティック映画祭の一つであるブリュッセル国際ファンタスティック映画祭で日本人初のアジアグランプリ受賞した『超擬態人間』の藤井秀剛監督と手を組み、日本を舞台にしたオカルト・ホラー『怨泊 ONPAKU』を完成させた。
海外映画祭で大絶賛された本作は、香港でも初登場3位を記録。マレーシアなどでは全国50館で拡大上映とアジアで大旋風を巻き起こした悪意と狂気に満ちた世界が、遂に日本でもそのベールを脱ぐ。
日本×香港のキャスト&製作陣が集結
キャストは主人公サラを演じるジョシー・ホーのほか、同じく香港で歌手・俳優として活躍する『追龍』のローレンス・チョウ。日本からは、ミュージシャン・俳優として活躍する高橋和也に加え、毎日映画コンクール「田中絹代」賞を受賞している白川和子の怪演も海外で大絶賛された。他にも、黒川智花、酒向芳、菅原大吉などの実力派が脇を固める。
製作はジョシー・ホーの夫で俳優としても活躍するコンロイ・チャンが手掛け、日本側からはプロデューサーに『壬生義士伝』の宮島秀司、撮影に岡本喜八監督作品や大林宜彦監督作品の名カメラマン・加藤雄大、照明に『峠 最後のサムライ』の山川英明、そして美術に『孤高のメス』の和田洋といった日本映画界屈指のレジェンドが参加し、夢の顔合わせが実現した。
『怨泊 ONPAKU』は2024年7月19日(金)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開