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高級食パンの仕掛け人 「パン屋で街を元気に」 ジャパンベーカリーマーケティング(株)代表岸本 拓也さん〈横浜市緑区〉

タウンニュース

「パン屋で街を元気に」

▽言わずと知れた高級食パンブームのなか、『考えた人すごいわ』『これ半端ないって!』など一度目にしたら忘れられない店名と店構えでブームを牽引。ベーカリープロデューサーとして全国各地におよそ300店舗をオープンさせた。昨年、中山駅前にオープンした『迷わずゾッコン』を手掛け、話題を集めている。昨年だけで開業させたのは133店舗。遠い場所でも開店時には足を運ぶ。「『僕の街にも変なおじさんが来た』って喜んでもらいたいからね」

▽2012年、震災後の岩手県で「パン屋を作ってほしい」と依頼されたことから開業支援を始めた。横浜ベイシェラトンホテルに勤め培った広報やマーケティングの知識や開業したパン屋での経験を生かし取り組んだ。「涙を流して喜んでくれたのは本当に嬉しかった」。岩手での経験を自信に翌年8月に起業しベーカリープロデューサーとなった。

▽神奈川区出身。中学で知り合った先輩の影響で音楽好きに。ギターやベースを弾きオリジナルの歌も作成した。「ここで自分らしさが確立されたかな、今でも歌うよ」とにっこり。高校では生徒会長になり、電車の増便を公約に掲げた。理由は「電車の本数が少なく遅刻しそうだったから」と茶目っ気たっぷり。奇抜なアイデアは今にも繋がっているようだ。

▽幼少期、金曜日にだけ母親が六角橋商店街で買ってくれるケーキ屋の食パンが忘れられない味だ。「いつもはスーパーだが金曜日は違う。前日の夜から楽しみになる特別なパン」。そんな思い出から食パンへの思いはひとしおだ。「食パンは毎日食べるもの、毎日のドラマを演出する人生のようなもの」。熱い思いを込め人生の思い出に残る全世代に愛されるパン屋を作り続ける。

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