スタッフはエンターテイナー!福祉施設の職員でつくる劇団が利用者へ披露
上越市安塚区の福祉施設「安塚やすらぎ荘」の職員でつくる劇団が、13日(木)に利用者の前で寸劇や歌を披露しました。
寸劇や歌を披露したのは、福祉施設安塚やすらぎ荘の職員でつくる劇団です。コロナ禍が落ちついたあとも利用者に会いに来る人などが減ったことから、利用者を元気づけようと去年7月、職員の秦信明さんが立ち上げました。団員は裏方を含め、すべての職員25人です。
秦劇団 秦信明 団長
「今までは外部からのボランティアに歌や踊りをしに来てもらったが(機会が)少なくなり、職員で皆さんに喜んでもらえる催し物をやろうという話になった」
職員に本格的な演劇の経験はありませんが、これまで手品や歌などの特技を利用者の前で披露してきました。劇団では特技を持った職員が集結し、1つのショーを作り上げます。公演は今年度3回目で、寸劇やコント、歌など合わせて7つの演目を披露しました。
歌は利用者におなじみの昭和の歌謡曲「東京ブギウギ」などです。会場には、やすらぎ荘のグループホームやデイサービスなどの利用者あわせておよそ50人が、職員手づくりの応援グッズを手に声援を送りました。
利用者
「きょうはすばらしかった。特別。職員が職員とは思わなかった」
「とてもよかった。劇団を作っていただくのは大変だったと思う」
職員は準備と練習を1か月間かけて行なってきました。秦さんは今後もショーを開きたいと話しています。
秦劇団 秦信明 団長
「やっている本人たちは精いっぱいで何が何やら分からないが(利用者)喜んでいただいているのかな。次の開催は6月。年に4回、春・夏・秋・冬公演をできたら続けていきたい」