藤吉夏鈴(櫻坂46)、作りたい新聞を告白「張り込みをしたい」映画『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』新聞部学生限定試写会にて
櫻坂46の藤吉夏鈴が初主演を務める映画『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』が、7月29日(月)に三輪田学園中学校・高等学校にて<新聞部学生限定試写会>を開催。同作を鑑賞したばかりの約70名の全国から集まった新聞部の学生たちを前に、新米記者“トロッ子”として奮闘する主人公・所結衣役の藤吉夏鈴と新聞部部長・杉原かさね役の髙石あかりが登場した。本記事では、オフィシャルレポートをお届けする。
高校新聞部を舞台に生徒たちが学園の闇に迫る、痛快な青春エンタテインメント映画『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』。
映画本編を見終えた約70人の現役新聞部員たちの前に登場した藤吉と髙石の2人。映画初出演にして初主演の藤吉は“学生さんに囲まれるのは久しぶりなので緊張しますが、頑張って質問に答えます!”とニッコリ。新米記者“トロッ子”として奮闘する所結衣を演じたが“素直で真っすぐな女の子で行動や表情の変化が愛らしいキャラクター。周りにいたら構ってあげたくなるようなキャラクターだったので、私自身も演じている間は愛されるキャラクターであれたらいいなと思いました”と役柄を紹介した。
一方、髙石は新聞部の学生たちが必死にメモを取る姿に“私たちのコメントをみなさんが必死にメモを取っている姿が可愛くて……。そうか、新聞部ですもんね!”とひた向きな様子にメロメロ。演じた新聞部部長・杉原かさねについては“探求心があるところが魅力的”と表し、“藤吉さんと初めてお会いして私たちの関係性ができて初めてのぎこちなさも画に出ているし、そこから仲よくなる過程も藤吉さんだったからこそ一緒に歩みながら探りながらできたと思います”と藤吉との初共演を振り返った。
また高校時代の想い出の話になると、吹奏楽部の部長だったという藤吉は“部長だったけれどあまりまとめられた感も、ついてきてくれた感もなかった……。私自身が静かで違う学校に友達がいるタイプだったので……”と、ややションボリ。高校は通信制だったという髙石は“それもあって今回の映画での学園生活がキラキラして見えていいなと思いました。厳しくもあり愛のある先輩に出会えるというところも憧れました”と羨ましがった。
会場の高校生との質疑応答も実施。“実際に演じてみて新聞部のイメージは変わったか?”との質問に髙石は“私は昔ながらの昭和気質な役なので、みなさんの新聞部はどのようなものなのか気になりました”と興味津々で、藤吉も“劇中でそうだったように新聞部と言えば文章を赤字で直されたりする怖いイメージがありましたが、会場のみなさんの様子を見てそんなイメージも変わりました”と明かした。
また“新聞部としての役作り”について聞かれると藤吉は“新聞部に慣れていない役だったので、情報を検索せずに挑みました”といい、髙石は“新聞に対する愛がすごい役なので、実際に新聞を刷った時の音や香りを実感しながら、新聞への愛を積み重ねていきました”と述べた。
“普段とは違い、取材する側になった感想は?”との質問には“2人で街中に行って先生の闇を聞いたりするのが楽しかった”と髙石が言うと、藤吉は“私は言葉が上手ではないので、見張り系の方が得意な気がする”と意外な属性を披露。そして“どんな新聞を書きたいか?”と聞かれると髙石は“せっかくならば闇を暴きたい!”と声を弾ませて、藤吉も“私は張り込みをしたい。人間観察をしたい。でも、それをウマく言葉にして落とし込めるかはわかりません”と苦笑い。髙石から“藤吉さんをインタビューしてみたい!”と言われると、当の藤吉は“こ、怖いです。でも、それも面白そう……”と満更ではない様子だった。
また“文章で伝える役を演じる上で伝えたかったことは?”との質問に、藤吉は“グループ活動の中で私はブログの更新頻度が低い。それは文章を書くのが苦手でブログに文章を出すまで1週間かかってもまだ完成しなくて。ブログを書かなくなって2ヵ月が経っているけれど、さすがにヤバい。今の質問をいただいた時に、宿題をやっていない!と思ってしまいました……頑張って書きます!”と反省していた。
“本作の撮影で楽しかったこと”について髙石は“自由にお芝居をさせてもらえたので、藤吉さんに内緒でアドリブを入れたり、驚かしたり、いたずらをさせてもらえたのが楽しかった。中でもハイタッチシーンはかけがえのない時間で青春でした”と充実した撮影を回想。藤吉は“学生時代、私は無に近い人間で何かに打ち込んだことがありませんでした。でも今回、映像作品を作るということに打ち込むことができて楽しかった。撮影中は難しいなと思うことが多かったけれど、今思い返すとそれもある意味で青春でした。そんな経験が出来て嬉しかったです”としみじみしていた。
最後に髙石は“みなさんのお顔を拝見して質問をいただき、お答えさせてもらえるのが楽しかったです。みなさんがメモを取っている姿、きっと忘れません。新聞部として探求心を持っているみなさんとお会いできたのは何かの御縁だと思っていますので、今日のことを新聞で拡散してください。多くの人にこの作品が届けば嬉しいです”とアピール。主演の藤吉も“今日は新鮮で楽しいイベントでした。みなさんの真っ直ぐな目が眩しく、私もそんな感情を忘れないようにしようと思いました。これからの人生にはいろいろなことが起こると思いますが、自分を強く持って頑張ってください。私も頑張ります!”とエールを送っていた。
映画『新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!』
■あらすじ
文学オタクな高校一年生、所結衣(藤吉夏鈴)は憧れの作家「緑町このは」が在籍しているという名門・櫻葉学園高校に入学し、文芸部の入部テストを受けるが、入部テスト中に新聞部の偵察ドローンが頭にぶつかり、入部の機会を逃してしまう。
しかも肝心の「このは」が正体不明の存在だと知った結衣は、文芸部部長の西園寺茉莉(久間田琳加)から入部の条件として「このは」の正体を突き止めてほしいと頼まれ、情報を持っているという新聞部に潜入することに。
新聞部の部長・杉原かさね(髙石あかり)と副部長の恩田春菜(中井友望)らに振り回されながらも、新米記者“トロッ子”として活動するうちに新聞と記者の魅力に惹かれていく結衣。
しかし「緑町このは」という存在に隠された学園の大きな闇が次第に見えてきてーー。文学(フィクション)か、新聞(スクープ)か。真実が明らかになる時、結衣が選ぶ道とは……。
■キャスト
藤吉夏鈴(櫻坂46)
髙石あかり 久間田琳加 中井友望 綱啓永
外原寧々 ゆうたろう 八木響生 筧美和子
石倉三郎/髙嶋政宏
監督:小林啓一
脚本:大野大輔
原案:宮川彰太郎
音楽・主題歌:クレナズム「リベリオン」(MMM RECORDS / RED)
製作:金子保之 直井卓俊 川村岬 久保和明 柳裕淳 加瀬林亮
エグゼクティブプロデューサー:佐藤現
プロデューサー:久保和明 浅木大 松嶋翔
企画:直井卓俊
撮影・照明:野村昌平
録音:日高成幸
美術:竹渕絢子
編集:田村宗大
VFXスーパーバイザー:桑本祥一
スタイリスト:阿部公美
ヘアメイク:夏海
スケジュール:伊藤一平
助監督:山口雄也
制作担当:三谷奏
キャスティング:伊藤尚哉
サウンドデザイン:山本タカアキ
スチール:柴崎まどか
宣伝プロデューサー:山澤立樹
宣伝デザイン:寺澤圭太郎
特別協力:東日印刷株式会社
制作協力:NeedyGreedy
制作プロダクション:レオーネ
製作幹事:東映ビデオ
配給・宣伝:東映ビデオ/SPOTTED PRODUCTIONS
カラー|ビスタサイズ|5.1ch|98min
2024年8月9日(金)テアトル新宿・グランドシネマサンシャイン 池袋ほかにて公開
Ⓒ2024「新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!」製作委員会