西海岸の手づくり布雑貨店『LOVE CHILDREN』は淡路島モチーフがいっぱい! 淡路市
淡路島西海岸の観光大激戦区に、可愛い布雑貨専門店『LOVE CHILDREN』があります。淡路サンセットラインの北方面を自動車で通り過ぎる際、いつも気になっていた看板。勇気を出して入ってみると、そこには布好きにとって玉手箱のような空間がありました!
店主の清水かなよさんが、ちょうど10年前にご自宅の敷地に開店した同店。店内は、様々な布雑貨がギッシリ!ほとんどが清水さん本人による企画&手作り品と、島内の作家によるハンドメイド品です。
淡路市出身の清水さんは専門学校卒業後、企業デザイナーとしてアパレル会社に就職。原価やコスト計算等ビジネスに必要なことも、この職場で学んだそうです。結婚して淡路島に戻り開店した『LOVE CHILDREN』では、“地域密着”をキーワードに、商品づくりに取り組んでいます。
明るい陽射しが入る店内。まず目に飛び込んで来たのが、大量のシュシュです。さまざまなデザインと色で、見ていて飽きません。もちろんすべて手づくり!
奥の壁にかかる洋服類は、すべて清水さんがデザインから縫製まで仕上げた物。ナチュラルなワンピースやシンプルで着回しの効くブラウスなど、大人の女性に似合う作品ばかりです。
ゆったりとしたシルエットが楽しいTシャツも、お店のオリジナル。愛らしいデザインで丁寧に作られた子供服もあります。
定番のイニシャルポーチは、持ちやすいデザインが特徴。お洒落なプリント柄の布ポーチが入ったかぎ針編みのバッグは、編み物作家と清水さんのコラボ製品です。
また提携作家さんたちの作品も豊富。かぎ針編みのクマちゃんポーチや、羊毛細工の動物たち。華やかながら使い易いアクセサリー類など、毎日を楽しくするエッセンスのような作品が並びます。
現在、清水さんが力を入れているのが、淡路島にちなんだオリジナル商品です。玉ねぎのワンポイントが可愛いミニトートバッグとがまぐちポーチは、同店の大ヒット商品。淡路市のお土産物店『神宮前carrat...+』等でも販売されています。
また、手前の2点は播州織の織元から直接仕入れた布を使用した小物。伝統的な技法の地模様の布を使った小物縁起の良いだるまさん柄は『だるまご縁巾着』。何ともユニークなタコ足モチーフの布はランチョンマットです。
現在も、淡路島を題材とした商品開発を積極的に進める清水さん。島内の客と観光客の、“双方向が交わるモノづくり”を目指しています。「自分の中のワクワクを大切に、“Made in Awaji”をこれからも提案して行きたい」と、満面の笑顔で話します。
とにかく明るいお人柄で、一緒にお話しするのがとても楽しい清水店主。淡路市洋裁手芸教室の講師や、昨年は『淡路こどもファッション学』の講師も務めるなど、人との繋がりを大切にしています。
『LOVE CHILDREN』というお店全体から、清水さんの「布」に携わることへの深い愛情や淡路島への想いが、温かく伝わって来ます。にぎわう観光地を抜けて、ホッとする時間を過ごしに、またお店を訪れたいと思う記者でした。
場所
Love Children(ラブ チルドレン)
(淡路市尾崎4317-1)
営業時間
10:00~16:00
定休日
不定休
※詳しくはSNSを参照
TEL
090-5979-2049