Yahoo! JAPAN

5月5日「子どもの日」に観たい映画5選! ひと夏の冒険や夢の宝探し、心の壁を超える成長物語から動物ファンタジーまで名作をファミリーで

映画評論・情報サイト BANGER!!!

5月5日「子どもの日」に観たい映画5選! ひと夏の冒険や夢の宝探し、心の壁を超える成長物語から動物ファンタジーまで名作をファミリーで

5月5日は子どもが主役

どどんと10連休を堪能している人もいるでしょう、今年のゴールデンウィーク。乱高下する為替レートとにらめっこしながら久しぶりの海外旅行を楽しんだ出方もいるかと思いますが、どこに行っても大混雑のな大型連休の締めくくりは、ご家族でまったり“おうち映画鑑賞”なんていかがでしょうか?

ということで5月5日の「子どもの日」にあわせて、ぜひお子さんたちと一緒に観ていただきたい名作映画を5つピックアップ。年齢に留意したほうがベターなちょっと刺激的な作品もありますが、少年少女が困難を乗り越え成長していく姿は春の新スタートに向けて気持ちを盛り上げてくれるはずです。

『スタンド・バイ・ミー』Blu-ray
価格:¥2381+税
発売・販売元:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
『グーニーズ』
ダウンロード販売中、デジタルレンタル中
価格:Blu-ray ¥2619(税込)/DVD特別版 ¥1572(税込)
発売元:ワーナー・ブラザース ホームエンターテイメント
販売元:NBCユニバーサル・エンターテイメント
©1985 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

少年たちのほろ苦い旅『スタンド・バイ・ミー』(1986年)

言うまでもなく名作中の名作『スタンド・バイ・ミー』ですが、ゴールデンタイムのテレビ放送で観た世代は現在アラサー以上ではないでしょうか。スティーヴン・キング原作だけにハッとするような描写も多々あるため、鑑賞は中学生以上が好ましいかもしれません(※公開時はPG12指定)。

『スタンド・バイ・ミー』©1986 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES INC. ALL RIGHTS RESERVED.

オレゴン州の田舎町を舞台に繰り広げられる、個性豊かな少年たちの大人への第一歩……と言っても好奇心や虚栄心からの“死体探しの旅”なのですが、複雑な家庭事情や兄弟間の軋轢(いわゆるカインコンプレックス)なども盛り込まれていて、大人目線だからこそ気付ける心理描写もあるはずです。

▶Netflixほか配信中

『スタンド・バイ・ミー』©1986 COLUMBIA PICTURES INDUSTRIES INC. ALL RIGHTS RESERVED.

ちびっこ冒険映画の金字塔『グーニーズ』(1985年)

こちらも“洋画劇場”枠で幾度も放送された、ドタバタ少年団の探検を描くキッズアドベンチャー映画。アカデミー賞を席巻した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(2022年)で感動的な大復活をはたしたキー・ホイ・クァンの少年時代の代表作であり、ショーン・アスティンやジョシュ・ブローリンなど後のスター俳優を多く輩出した作品でもあります。

『グーニーズ』©1985 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

監督は『オーメン』(1976年)や『リーサル・ウェポン』(1987年)で知られる名匠リチャード・ドナー、製作総指揮を務めたのはスティーヴン・スピルバーグ。『グレムリン』(1984年)や『ヤング・シャーロック/ピラミッドの謎』(1985年)のクリス・コロンバスが手がけた脚本は、屋根裏や地下室から始まって壮大な冒険へと転がっていく、子どもも大人も純粋に楽しめる鉄板の仕上がり。当時、日本の子どもたちは近所の探検ごっこでは真似できない、アメリカならではのだだっ広い舞台背景をうらやましく感じたものです。

▶Prime Videoほか配信中

『グーニーズ』©1985 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.

少女とブタと蜘蛛(!?)の感動物語『シャーロットのおくりもの』(2006年)

もっとも優れた児童文学とBBCに言わしめたベストセラー児童書をダコタ・ファニング主演で映画化した本作。子ブタが主人公と聞くと『ベイブ』(1995年)のような内容を想像するかと思いますが、実はメインキャストはブタと蜘蛛! 少女に命を救われた子ブタが農場に住み着く蜘蛛と友情を深め、あらゆる策略をめぐらせて生き延びていく……というアニマル・ファンタジーなのです。

PrimeVideo『シャーロットのおくりもの (字幕版)』

ぶっ飛んだストーリーでコメディ要素もありますが、種族や先入観などを超越した友情物語であり、感動的な結末には親子一緒に号泣間違いなし。また、動物たちの声を吹き替えた面々がジュリア・ロバーツ、スティーヴ・ブシェミ、オプラ・ウィンフリー、キャシー・ベイツ、ロバート・レッドフォード、トーマス・ヘイデン・チャーチと超豪華で、この作品がいかに広く愛されているかが分かります。

▶Prime Videoほか配信中

思春期女子のドタバタ“変身”ファンタジーアニメ『私ときどきレッサーパンダ』(2022年)

アジア系女性監督ドミー・シーが初の長編でその才能をいかんなく発揮した、ディズニー&ピクサー屈指の傑作アニメ。カナダはトロントのチャイナタウンで暮らす主人公の少女メイは、感情がコントロールできなくなると巨大な「レッサーパンダ」に変身していまう特異体質の持ち主で……という、思春期女子の複雑な心情を家族愛&友情&ユーモアたっぷりに描いたファンタジーコメディです。

『私ときどきレッサーパンダ』©2022 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

欧米で暮らすアジア系ファミリー“あるある”や日本でも馴染み深い“推し”カルチャーなど、30代の監督自身が経験してきたアレコレが重要なファクターになっていて、いわゆる“子ども向け”を意識したあざとさは皆無。子どもは保護者のもとに還るものだ、といった押しつけがましさや諦観に与しない、主人公の自発的な成長を見据えた結末には涙を禁じえません。あと純粋にレッサーパンダが悶絶モノの可愛らしさ!

▶ディズニープラスで配信中

『私ときどきレッサーパンダ』©2022 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

難病や偏見など重いテーマをまっすぐに見つめる『ワンダー 君は太陽』(2017年)

ニューヨークで両親と暮らす10歳のオギーは、遺伝子疾患による顔の治療跡が原因で学校でいじめられています。本作は、見た目からの偏見にさらされ家族以外に心を閉ざしがちだった少年オギーが、振り絞った勇気と父母の愛、そして彼の人間性に触れた新たな友人たちに支えられて成長し、周囲の人々の価値観も変えていく様子を描いたヒューマンドラマです。

『ワンダー 君は太陽』
DVD&Blu-ray発売・レンタル中
初回限定生産 Blu-ray 6800円+税/Blu-ray 4800円+税/DVD 3900円+税
発売元:キノフィルムズ/木下グループ
販売元:ハピネット
Wonder ©2017 Lions Gate Films Inc. and Participant Media LLC and Walden Media LLC. Artwork & Supplementary Materials ©2018 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

多感な年頃には厳しすぎる偏見は彼を傷付けますが、いじめに怯えながらも次第に太陽のように周囲を照らしていくオギー。最初はイジメに加担していた同級生たちも次第に未熟さゆえの過ちに気づき、それぞれ成長していきます。難役を見事に演じきったジェイコブ・トレンブレイだけでなく、両親役のジュリア・ロバーツ&オーウェン・ウィルソン、友人ジャック役のノア・ジュープなど、キャストがそれぞれ印象的な演技を披露しており、観客の感情移入を促します(=感涙ポイントが満載)。

▶Huluほか配信中

『ワンダー 君は太陽』Wonder ©2017 Lions Gate Films Inc. and Participant Media LLC and Walden Media LLC. Artwork & Supplementary Materials ©2018 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.

【関連記事】

おすすめの記事