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ロキ役トム・ヒドルストン、「デアデビル:ボーン・アゲイン」監督する予定だった

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マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)でロキを演じてきたトム・ヒドルストンが、ドラマ「デアデビル:ボーン・アゲイン」で監督を務める予定だったことがわかった。デアデビル/マット・マードック役のチャーリー・コックスが、米ポッドキャスト番組で明かした。

「ボーン・アゲイン」は当初、シーズン1が全18話構成として発表されていた。ところが、その後に企画は大きく再編。2023年、製作途中だった「ボーン・アゲイン」はハリウッドの大規模ストライキをきっかけにクリエイティブ面の全面的な見直しに入り、当時のヘッドライターだったマット・コーマン&クリス・オードが離脱。のちにダリオ・スカルダパンがショーランナーとして参加し、シリーズはNetflix版「デアデビル」とのつながりをより明確にする方向へと舵を切った。

コックスによれば、ヒドルストンが参加する予定だったのは、この再編前の18話構想における後半エピソードだったという。コックスは「最初のシーズンが18話になる予定だった頃、トムが1話を監督することになっていました」と説明。具体的には「第12話あたり」だったとし、すでに電話でアイデアを出し合い、共同で準備を進めていたとも語っている。

ヒドルストンとコックスは、長年の親しい関係で知られている。2人は2019年、ザウィ・アシュトンとともにハロルド・ピンター作の舞台『Betrayal』に出演。同作はロンドン上演を経てブロードウェイにも進出した。 

「ボーン・アゲイン」では、コックス自身も主演としてだけでなく、シリーズの方向性に深く関わる立場となっている。再編後の本作は、マット・マードックとウィルソン・フィスクの対立を軸に、Netflix版から続くキャラクターたちの関係性を改めて組み込みながら進行。幻に終わったヒドルストン監督回は、その大幅な軌道修正の中で消えていった企画のひとつだったようだ。

実現していれば、ロキ役でMCUを代表する存在となったヒドルストンが、別のMCU作品で俳優ではなく監督として参加するという、かなり珍しい試みになっていたはずだ。しかも舞台は、神々やマルチバースの物語ではなく、ニューヨークの犯罪と法廷を描くストリートレベルの「デアデビル」である。MCU内でもまったく異なる質感の作品に、ヒドルストンがどのような演出を持ち込んでいたのかは、今となっては想像するほかない。

「デアデビル:ボーン・アゲイン」はディズニープラスで配信中。

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