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子ども達に生の舞台を届けたい! 北九州子ども劇場主催の「ピアニカの魔術師」コンサートに行ってみた【北九州市小倉北区】

北九州ノコト

(アイキャッチ画像:「ピアニカの魔術師 X’mas Concert」の様子)

昨年12月25日のクリスマスの夜、J:COM北九州芸術劇場の中劇場でピアニカの演奏を中心としたコンサート「ピアニカの魔術師 X’mas Concert」が催されました。

このコンサートの主催は、「北九州子ども劇場」という特定非営利活動法人です。当日は、会場に多くの子どもたちが詰めかけ、700席を設ける中劇場が満員となりました。

今回は、コンサートの様子とピアニカの魔術師ミッチュリーさん、北九州子ども劇場について紹介します。

世にも珍しいピアニカ中心のコンサート

コンサートは、18時45分に開始しました。舞台の中央には、シルクハットを被ったピアニカのミッチュリーさん、その脇にパーカッションのTOY森松さん、ピアノの西江花梨さん、ドラムのSEAIさん、ギターの高田亮介さんらが立ちました。

クリスマスや人気曲、名曲の演奏

そして、トークを交えながらクリスマスらしい「サンタが街にやってくる」や「ハッピー・クリスマス」、「ホワイト・クリスマス」が演奏されます。

また、「ルパン三世のテーマ」や「パイレーツ・オブ・カリビアン」、「スーパーマリオブラザーズ」、「ドラえもん」といった人気曲のほか、「この素晴らしき世界」に「ユー・レイズ・ミー・アップ」などの名曲、さらにはアルゼンチンタンゴも演奏されました。

観客席には鈴を振る子ども達

観客席の子どもたちは中学生が中心のようで、配布された鈴を振り振り歓声を上げていました。なかでも、ミッチュリーさんが関西訛りで、県を跨いで小学校を渡り歩き演奏したエピソードやインドネシアで予定しているツアーの話がユニークでした。

1時間20分のコンサート終演後は、ミッチュリーさんのサイン会が行われ、子どもたちが行列を作っていました。

ピアニカの魔術師ミッチュリーさんとは?

名前が「ピアニカの魔術師」というミッチュリーさん。今回のコンサートは、協奏と言いつつも、中心は何といってもミッチュリーさんのピアニカ演奏でした。

3歳で電子オルガンをはじめ中学でギターに熱中

ミッチュリーさんに聞いたところ、音楽歴は3歳時の電子オルガンの学習に始まったとのこと。

ただしその後、親に習わされたピアノとの相性が合わなかったそうで、中学生のとき、X JAPANのhideのギターを聴き、「これだ!」とギターに熱中し始め、19歳の時に音楽家としてプロ活動をスタートしたそうです。

ピアニカと出会い「ピアニカの魔術師」へ

30歳の時、ピアニカという楽器に目を付けるや独習を開始、フルートなど他の楽器の奏法も取り入れ、両手奏法や独特な息づかいといったスタイルを確立したそうです。

しかし、コンサートで盛り上がるも、観客に子どもがいないことに気づき、そこから全国の幼稚園や小中学校をめぐる「ピアニカの魔術師」としての活動を始めたとのことです。

そしてSNSによって知ったミュージシャンに声を掛け、今回のグループ結成に至ったということです。

ミッチュリーさんにインタビューする筆者

「北九州子ども劇場」との縁

ミッチュリーさんと「北九州子ども劇場」との縁は、東京でのオーディションの演奏を聴いた前理事長が気に入って誘ったことがきっかけなのだそう。

また、「ピアニカの魔術師」というキャッチフレーズを思いついたのも北九州出身の事務スタッフの人で、北九州との縁が深いと自認していました。

ミッチュリーさんは「ピアニカは日本発祥の楽器で、学校の授業用といったイメージがありますが、かっこいい楽器として世界に広めたい。ピアニカで世界を繋げたい」と意気込みを語りました。

ミッチュリーさんを呼んだ「中学生代表者会議」

北九州子ども劇場と共に今回のコンサートの企画・実行を行ったのは、「中学生代表者会議」という北九州市の中学生のグループです。

「音楽で世界を平和にしたい」というミッチュリーさんの思いに賛同し、一般の人に開かれたコンサートへの呼びかけに繋がりました。

子ども達に生の舞台体験を提供する「北九州子ども劇場」

北九州子ども劇場は、門司、小倉北、若松、小倉南、戸畑、八幡東、八幡西・遠賀の7つのブロックで活動する団体。0~3歳の「乳幼児部」、4歳~小3の「低学年部」、小4以上の「高学年部」に分かれ、年に5回、子どもたちに発達段階に合わせた生の舞台を鑑賞する機会を提供しています。

その他、野外活動も含めた体験活動、アーティストとの交流による表現活動の場や学習会も実施しているとのこと。

北九州子ども劇場 理事長・上森聡美さん

理事長の上森聡美さんによると、この団体の設立は1970年に遡ります。

もともと全国初の「子ども劇場」が出来たのが1966年、福岡でのことだそうで「テレビに釘付けになる子どもたちに生の舞台体験を提供したい」という想いが動機だったそうです。

北九州で育む子どもと親のつながり

子ども劇場は全国各地にありますが、年間5本もの舞台鑑賞の機会を設けているのは北九州だけだといいます。

活動の背景には、子育てをする親同士が地域でつながり、子どもたちの悩みに耳を傾けながら感受性を育てる場をつくりたいという強い想いがあります。

北九州の子どもたちはもちろん、子育てをする親にとっても地域の繋がりを作る貴重な機会となるのではないでしょうか。

詳しくは「北九州子ども劇場」サイトから確認できます。

<北九州子ども劇場>
■場所/北九州市戸畑区沖台2-2-8 2F
■会費/【正会員】大人も子ども(1歳~)も同額で入会金ひとり200円、月会費ひとり1500円

※2026年1月14日現在の情報です

(ライター・宮城保之)

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