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今週のヘラブナ推薦釣り場【福島県・桧原湖】

TSURINEWS

桧原湖の釣り場風景(提供:週刊へらニュース伊藤さとし)

福島県耶摩郡北塩原村にある裏磐梯・桧原湖の大型狙いが開幕した。東日本大震災以降、舟釣り入釣券の販売が停止されていたが、当年から再開しているので紹介する。

桧原湖の概況

南東北を代表する大型クリアレイク、それが会津磐梯山の北側にある桧原湖だ。2011年の東日本大震災以降、ヘラブナを含む雑魚券(入釣券)の販売が停止されていたが、当年から公式に販売が再開されるようになった。待ちに待った舟釣りの解禁だ。

大島手前の東岸(提供:週刊へらニュース 伊藤さとし)

陸釣りだと乗っ込み絡みになりやすく釣期が短めだが、舟釣りなら5月下旬~10月初旬まで長く釣りが楽しめる。なかでも6月初旬~7月中旬のイカリ潟(吊り橋よりも奥)狙いは数・型ともに狙える同湖のベストポイントとなる。

広大な湖であるが引き舟も利用できるので、釣り台さえ持参すればあとは通常の舟釣りと何ら変わりなく楽しめる。この時期の湖畔は新緑がとても美しいので、磐梯山の景観と併せて、ぜひとも訪れてほしいベストシーズンだ。

ポイント

トップシーズンはまさにこれから。腹パンの45~50cm超が群泳するイカリ潟の舟釣りをメインに、北岸一帯を主体とする陸っぱりも併せてガイドしよう。

イカリ潟の吊り橋(提供:週刊へらニュース 伊藤さとし)

舟釣り(イカリ潟)

無数の島々やワンドで形成されるヘラのベストポイント。本湖が風波で大荒れになろうとも、同エリアならほとんど影響はない。しかも本湖よりも水温が高いので、何か特別なことが起こらないかぎり、このエリアから魚は出ていかない。つまり釣れる釣れないは別にして、いつでも魚はいるということになる。

イカリ潟吊り橋奥概況図(作図:週刊へらニュース 伊藤さとし)

なかでも吊り橋の奥エリアは、養殖池かと思えるほどの魚影を誇り、50上の実績も多数。また50枚を超える大型主体の数釣り実績もあり、それらが記録されたのがまさにこれから7月上旬までの時期だ。

例年だと6月20日を過ぎると徐々に水位を下げ始め、以降は吊り橋奥エリアから少しずつ魚が出ていき、ポイント範囲が広大になる(絞り切れない)傾向がある。

よってこの時期のイカリ潟を狙うなら、吊り橋よりも奥の一択でOK。あとは、より魚が回遊しやすいと思われるポイントを自分の目で探して、その付近に着舟すればいい。

陸釣り

北岸の早稲沢浜、金山浜、セミナーハウス前などがおもなポイント。この3カ所に共通するのは、流れ込み&遠浅地形だということ。

陸釣りポイント図(作図:週刊へらニュース 伊藤さとし)

出来れば立ち込み台とウェーダーがあれば、ポイントの選択幅が広がる。また大雨の最中や雨後の濁りが入った時などは、さらにチャンスが増大する。

なお早朝ほどクマと遭遇しやすいので単独入釣は避け、クマ除けの鈴やホイッスル(笛)などを装備しよう。

釣り方とエサ

桧原湖での釣り方とエサを紹介しよう。

舟釣り

イカリ潟の吊り橋よりも奥に入釣すると仮定するなら竿15~21尺、タナ1~3本半の宙釣り。エサは両マッシュ・マッシュ系両ダンゴ、両グルテンが基本。

宙釣りタックル図(作図:週刊へらニュース 伊藤さとし)

ハリスを長めにして段差も広めにとり”軽さ”を意識した釣りで始めるといいだろう。その後、アタリが増えて釣りにムダが多いと感じればハリスを短くしたり、エサを重くしたりしてナジませ気味にシフトしてもいいだろう。アタリがない時の対応順は次のとおり。

(1)タナの上下動
(2)竿を2尺以上長くして(1)の繰り返し
(3)ポイント移動(できれば向かい風か波立っているエリア)

大震災以降、ヘラ狙いの釣り人が少なく、魚がエサ慣れしていない。よってエサのブレンドやタッチなどと気にせず、まずはエサがタナで持っていることを大前提にする。タッチ・ブレンドなどを気にするのは、アタリが出てきてからでも遅くはない。

それよりも、魚(ポイント)を探す目力が必要だ。偏光サングラスをかけて舟首に立ち、1本オールで静かに舟を進めてヘラの群れを探す。表層近くを泳ぐ群れよりも、裸眼では見えづらくなる水面下1.5m以上の群れがベスト。

あとはその近くの、できれば風下側に着舟する。風下であれば浮きゴミや花粉などが浮遊することで、クリアレイクにおいては、よりカモフラージュになりやすい。風下だと長竿が振りづらくて使えるエサの幅が狭くなるが、ベタなぎの水面を狙うよりもアタリは出やすい。

なおバサーにもイカリ潟は人気が高いエリアだ。ヘラ釣りとの共存が関東よりもすすんでいないので、まれにウキの近くを通過されてしまうが「スミマセン。そこにウキが立っているので……」と声をかけてトラブルのないように心がけたい。

陸っぱり

水深1m前後、竿6~15尺の底釣り、エサは両グルテンまたはグルテンセットが基本。

底釣りタックル図(作図:週刊へらニュース 伊藤さとし)

沖に出て何もない広いエリアを狙う場合もあるが、多くは地形やヤナギなどの障害物周りを狙うのが一般的。そのため掛けた魚をゴボウ抜きできるように、竿は硬調子のものを選んでおくとベストだ。

好調な時ほどヘラオンリーになり、不調時ほどコイが交じりやすい。よって道糸とハリスの号数に差をつけて、仕掛けトラブルを減らすようにしておきたい。

<週刊へらニュース伊藤さとし/TSURINEWS編>

この記事は『週刊へらニュース』2021年6月4日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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