楽天市場が2024夏のトレンドを予測【釣り人なら知っておきたい酷暑対策の新定番とは?】
5月30日(木)、楽天グループ株式会社が運営しているECサイト「楽天市場」では、購買データや気象予測、一般消費者へのアンケートをもとに『楽天市場』2024夏のトレンド予測を発表した。今回、下北沢で開催された発表会に参加したので、その模様をレポートしよう。
楽天市場が予測する2024年夏のトレンドとは
楽天市場は、今回の発表会で、2024年夏のトレンド予測として、「酷暑対策の新定番商品」、「節約志向に伴うホビー家電」、そして日本にいながら楽しめる「本格世界グルメ」が注目されるのではないかと予測を立てた。
これらのトレンドは、消費者のライフスタイルや購買行動に大きな影響を与えることが期待されている。では、各トレンドの詳細を見ていこう。
酷暑お出かけ新定番
こちらの予測は、近年定番化している暑さ対策関連商品に、更なる付加価値が加わり、新定番として注目されるのではないか、というものである。
気象庁の資料によれば、今年も6~8月は全国的に猛暑の恐れがあり、観測史上最も暑い夏となった去年に匹敵する可能性もあるとのこと。
楽天市場の2023年の暑さ対策関連商品の流通総額は、前年比約1.3倍に拡大。楽天が運営するクラウドソーシングサービスで実施したアンケート調査によれば、例年の暑さで約7割以上が「夏バテを感じている」と回答した。
楽天市場での暑さ対策商品の定番は以下の通り。
1. 日傘
2. 日除け帽子
3. 接触冷感服
4. 携帯扇風機(ハンディファン)
5. ネックリング、冷却タオル
これらの商品群も使用シーンに適したものに年々進化しており、ドリンクミスト、機能性Tシャツ、帽子用クーラーパッド、ファッション性を重視した送風ジャケットなどが登場している。
また、子ども向けの暑さ対策商品の需要も拡大し、ランドセルパッド、ベビーカー保冷パッド、子ども用日傘などの売上が伸びている。
特に日傘の流通額は、4年間で約4.3倍と大きく拡大。男性が日傘を持つことに対する意識に変化が生じており、約7割の男性が日傘を持つことに抵抗がないと回答している。楽天市場における男性用日傘の流通額は4年間で23.8倍と大きく伸びているようだ。
他にも男性用の日焼け止めやBBクリームの需要も拡大しており、女性だけでなく、男性需要の拡大が目立っている。
節約ホビー飯家電
こちらの予測は、節約志向の高まりから食費の節約につながり、料理を趣味のように楽しめるキッチン家電(以下節約ホビー家電)の需要が拡大するのではないか、というものである。
近年の物価高騰の影響を受けて、節約をする意識に変化があったかどうかアンケートを取ったところ、約9割以上の人が「はい」と回答していることがわかった。
ただし、節約をしつつも、食を楽しみたいという意識が高く、それに伴って楽天市場では、節約ホビー飯家電の流通額が拡大している。
例を挙げると、自動調理ポッドやヨーグルトメーカーなど、市販のものよりも自宅で作れる家電を用いた方が結果的に安上がりとなる商品の需要が拡大。ジャーキーやドライフルーツなどを作るフードドライヤーも人気が高まっている。
ガチ世界グルメ
こちらの予測は、日本にいながら、海外気分を味わえる本格海外グルメの需要が高まるのではないかというものだ。
円安の影響を受けて、日本では海外旅行の需要が縮小。一方で、楽天市場では、世界各国のお取り寄せ商品の流通額が大きく伸びている。
理由として、一度も食べたことがないものを食べてみたいという好奇心や、非日常の堪能、海外旅行に行った気分を手軽に味わえる点が消費者のニーズに刺さっているようだ。
実際に試食してみた
発表会では、実際に世界各国の「ガチ世界グルメ」の試食会もあり、筆者もいくつか試食してみた。
ペルーのインカコーラは、優しい炭酸の中にほのかにバニラを感じさせる風味が特徴的で、異国感を味わえた。
タイのブリックカレーも試食。ココナッツとパクチーの強い風味と刺激的な辛味が美味で、南国の情緒を感じさせてくれた。
楽天市場の商品に注目
楽天市場の2024年夏のトレンド予測発表会では、酷暑対策の新定番商品、節約志向に伴うホビー家電、そして日本にいながら楽しめる本格世界グルメが注目されていることが明らかになった。
これらのトレンドは、購買データや気象予測、一般消費者へのアンケートをもとに算出されており、的中する可能性が十分にある。今後の楽天市場の商品ラインナップにも注目していきたい。
<藤田浩平/TSURNEWS編集部>