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ミュージカル初主演の髙木雄也(Hey!Say!JUMP)が、城田優らとともに極上のエンターテインメントに挑む! 『ブロードウェイと銃弾』ゲネプロレポート

SPICE

『ブロードウェイと銃弾』

映画「ブロードウェイと銃弾」は、1994年に公開され、アカデミー賞助演男優賞、監督賞、脚本賞など7部門でノミネート、助演女優賞を受賞した作品だ。

ウディ・アレンの傑作として名高い本作は、本人によりミュージカル化され、2014年ブロードウェイで上演。陽気な笑いと魅力的な楽曲、圧巻のダンスが揃った極上のエンターテインメントは高い評価を受け、ブロードウェイでは連日のスタンディング・オベーションがなされるなど、大きな盛り上がりを見せた。日本においては2018年に福田雄一の演出による初演が行われ、高い評価を受けた。

今回の公演では、本作で第43回菊田一夫演劇賞を受賞した城田優がギャングのボディーガード・チーチ役を続投。そしてブロードウェイでのヒットを夢見る売れない劇作家・デビッド役に、ブロードウェイミュージカル初主演となるHey!Say!JUMPの髙木雄也が抜擢され、新たなバディが誕生した。さらに、橋本さとし、瀬奈じゅんといった実力派が参加し、演出は初演に引き続き福田雄一が務める。

開演に向けて、W主演の城田・髙木よりコメントが寄せられた。

城田優


城田優 コメント

今回は僕にとっては再演となりますが、早い段階で通し稽古を出来ていたので、役はかなり自分に入っています。これから初日が開いてお客様の新鮮なリアクションを受けてどうなっていくか、今は非常に緊張していますが、とても楽しみでもあります。

アドリブっぽく見せているシーンもありますが、演出家の指定で決まっている部分ですので、決してアドリブではないです(笑)。これは声を大にして言っておきます!歌よりもそういう笑いのシーンの方が緊張しますが、自分のやるべきことは変えずに真剣に挑んでいきたいです。

いろいろと不安要素はありますが、観に来てくださったお客様に少しでも勇気や笑顔、希望をお届けできるように精一杯努めたいと思います。

髙木雄也 コメント

まず初日を開けられること、久しぶりにお客様の前でお芝居ができることをとてもありがたく感じています。このような状況下なので、いろいろと考えながら稽古をしている部分がありましたが、初ミュージカルの稽古はとても楽しかったです。

僕は僕なりの「デビッド」を作り上げてきました。公演期間中、自分にできる限りの100%でぶつかっていきたいです。福田(雄一)さんの演出ですので、純粋に笑えるところもたくさんあります。そういうところは心の中で思い切り笑っていただけると嬉しいです。

僕にとっては今回が初ミュージカルということで、とても楽しみにしてくださっている方もいると思います。ですが、僕自身これからもミュージカルに挑戦していきたい気持ちでいますので、今は無理だけはしないでください。会場にいらっしゃった方はぜひ楽しんでいってください!

続いて、ゲネプロの様子をお届けしよう。

<あらすじ>
舞台は1920年代、禁酒法時代のニューヨーク。
劇作家のデビッド(髙木雄也)はヒット作を出せず、彼女のエレン(愛加あゆ)もそんな彼にイライラを募らせていた。
そんな中、とうとうデビッドの戯曲がブロードウェイで上演できることになる。しかし、プロデューサーが見つけてきた出資者はギャングの親玉ニック(橋本さとし)。キンキン声でろくにセリフも言えない愛人のオリーブ(平野綾)を主演にするよう要求し、部下のチーチ(城田優)にオリーブの護衛と監視を任せる。
カンパニーのメンバーは、プライドの高いベテラン女優ヘレン(瀬奈じゅん)、変わり者の女優イーデン(保坂知寿)、名優だが過食症で女癖の悪いワーナー(鈴木壮麻)と曲者揃い。
出資者や俳優たちの注文に困惑するデビッド。さらに、稽古の様子を観察していたチーチまで脚本と演出に口を挟みだす。だが、チーチの的確な提案で脚本はどんどん良くなっていき、デビッドは少しずつ彼を頼るようになる。
立場は違えど芸術を愛する二人による、最高の舞台を作るための奮闘は思わぬ方向へ展開し……。

緞帳に映し出されていた煌びやかな街が消えた中にチーチが登場し、マシンガンでタイトルを撃ち抜くところから物語はスタートする。

城田が演じるチーチはガラが悪くいかつい雰囲気だが、デビッドに対して舞台や芸術を熱く語ったり、オリーブのわがままにため息をついたり、大根役者ぶりを真似して見せるなど、意外と表情豊か。クセの強いキャラクターたちにツッコミを入れるシーンも多く、どこかユーモラスでかわいらしい。

髙木は理想と現実の間で板挟みになる脚本家・デビッドを好演。
初のミュージカル出演ということだが、そのフレッシュさが、周囲に振り回されながらも懸命に目の前の様々な問題に向き合おうとする役どころにハマっている。
また、歌唱においてはアップテンポなナンバーや感情を乗せる必要がある曲も堂々と歌い上げ、初めてのミュージカルとは思えない貫禄を見せていた。

主演二人を振り回す周囲の熱演も楽しい。
ギャングの親玉・ニックを演じる橋本は、ギャングらしい迫力を見せたかと思うと愛人にタジタジになるなど、ギャップで笑いを誘う。
平野はアニメのようなクセのある声と大袈裟な棒読みで大根役者をコミカルに演じ、存在感を放っていた。保坂と鈴木も、それぞれ個性的なキャラクターを愛嬌たっぷりに演じ、舞台制作の現場を引っ掻き回す。

また、デビッドの恋人・エレンを演じる愛加は、気丈で現実的な女性として物語を引き締め、デビッドを誘惑する女優・ヘレン役の瀬奈はプライドの高い妖艶な女性を魅力たっぷりに好演。したたかだが包容力があり、どこか寂しい佇まいは、デビッドがクラッとなるのも頷ける。

作品の上演に向けて奔走するプロデューサー(加治将樹)、デビッドの友人(青山航士)など、脇を固めるキャスト陣の活躍も見逃せない。一癖も二癖もあるキャラクターたちと、どこまでがアドリブか分からないコミカルなやり取りに、客席から時折堪えきれない笑い声が上がっているのが印象的だった。

魅力的な楽曲と、クラブで披露される華やかでセクシーなショー、チーチと仲間たちのタップといった豪華なダンスシーンも見どころのひとつだ。軽快なナンバーに合わせたスタイリッシュなダンスが作品を盛り上げている。

笑いどころたっぷりのコメディである本作だが、デビッドが直面する様々な問題には考えさせられる部分も多く、ラストは爽やかながらしんみりした気持ちにもなる。

ゲネプロ終了後、城田から「このご時世ですが、スタッフ・役者一同しっかりと気を引き締めて挑みたいと思います。この公演で少しでもお客様に笑顔をお届けできるように。明日もどうなるか分からない世の中ではありますが、エンターテインメントの力を信じて日々挑戦してまいります」と挨拶が。

髙木も「何か喋ってくれって言われたんですけど、初めてミュージカルの舞台に立って、喋れないくらい全身の力が抜けています(笑)。自分でも数年前からミュージカルをやりたいとお願いしてきて、やっと夢が叶って第一歩を踏み出せたかと思っています。最後まで楽しいカンパニーで作って行きますので、よろしくお願いします」と意欲を語った。

たくさんの要素が盛り込まれた極上のエンターテインメントを、ぜひその目で確かめてほしい。本作は5月12日(水)より、日生劇場で上演される。

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