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犬は『鱈』を食べても大丈夫?与える際の注意点とは?

わんちゃんホンポ

犬は『鱈』を食べても大丈夫?

結論からお伝えすると、鱈は犬も食べることが出来る食材です。もちろん個体差があるので合う合わないはありますが、犬に与えて問題のある成分は含まれていません。

鱈は脂肪が少なく低カロリーで高タンパク。犬にとっても嬉しい栄養素が豊富に含まれた白身魚です。犬の体に与える効果や鱈を与える際の注意点など解説していきます。

1.タンパク質

タンパク質は、丈夫な犬の体を作るためにもっとも重要な栄養素。犬のご飯は高タンパクが理想的とも言いますよね。

タンパク質は健康な臓器、また筋肉や骨、皮膚や被毛などすべてにおいて欠かすことのできない栄養素となっていて、鱈にはそのタンパク質が非常に豊富。

食用鱈は種類がいくつかありますが、マダラとスケトウダラが一般的です。マダラやスケトウダラは、卵よりタンパク質が豊富で脂質が少なくカロリーも低くなっています。

ヘルシーで良質なたんぱく質を摂取することができる食材です。体力や筋肉量の増加が期待できるため、老犬にもお勧めの食材になります。

2.ビタミンB12

ビタミンB12は、コバラミンとも呼ばれる水溶性ビタミンのひとつ。神経機能や睡眠のリズムを正常化させる働きや貧血予防の効果がある栄養素のひとつです。

3.ヨウ素

ヨウ素は、甲状腺ホルモンの合成に必要な微量必須ミネラルです。甲状腺から分泌される甲状腺ホルモンは、犬をはじめとした全ての生き物が生きていくための「代謝」に関わっているホルモン。

ヨウ素が不足することで甲状腺の機能が低下すると、様々な体調不良が起きてしまいます。ヨウ素不足は皮膚や被毛のトラブル、また体力の低下や甲状腺腫の原因にもなりかねないと言われています。

4.ドコサヘキサエン酸

ドコサヘキサエン酸(DHA)は、脳や神経組織の発育や機能に重要な成分。子犬の成長にも重要で、体の発達や知能を高めるために大事な栄養素と言われています。その他、抗炎症作用もあるため皮膚トラブルの改善に繋がることも。脳卒中や認知症の予防にも効果が期待できる成分です。

犬に『鱈』を与える際の注意点

1.必ず加熱

生の鱈には寄生虫がいることがあります。代表的なのがアニサキスとニベリアニア。これらの寄生虫は誤って食べてしまうと、激しい腹痛と下痢を引き起こしてしまいます。寄生虫は60℃以上の加熱調理で死滅すると言われていますので、しっかりと加熱して与えましょう。

2.加工品・塩鱈はNG

鱈は加工品も多く販売されていますよね。カマボコやチーズ鱈、タラコや辛子明太子などご家庭でおなじみの加工品が多いと思います。

また、塩鱈が夕食としてテーブルに並ぶこともあるかと思いますが、間違っても犬には与えないでください。どれも犬にとっては塩分も糖分も多すぎます。もちろん加工品はカロリー過多にもなるので決して与えないでください。

3.体質に合わせて与える

これはどの食材に関しても言えることですが、体に合わない個体だとアレルギー症状を引き起こす可能性があります。

はじめて与える場合は、ごく少量を数日与え、体を痒がるなどの症状が見られないかしっかり確認してから適量を与えるようにしましょう。

また、腎臓に疾患がある犬にも与えないようにしてください。鱈は非常に高タンパクな食材です。腎臓に疾患がある犬はタンパク質の摂取量に制限がかかることもあります。腎臓を患っている犬には適切なフードを用意してあげましょうね。

4.適量を守る

犬の体に嬉しい栄養素がたっぷりな鱈ですが、与えすぎはもちろんNGです。またヨウ素が多い食材でもあるので、甲状腺疾患のある犬に誤って与えすぎると症状が悪化したり、治療に影響することもあります。

オヤツやフードのトッピングとして与える場合、1日の愛犬に適した摂取カロリーの10%以下になるように量を調節しましょう。また甲状腺に疾患のある個体に与える場合は、獣医さんと相談の上ごく少量にしておきましょう。

まとめ

鱈は犬が食べることの出来る食材です。体質や与え方に注意して適量を美味しく食べてもらいましょう。


(獣医師監修:平松育子)

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