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上越市出身“トミオカホワイト“の富岡惣一郎 生誕100年で記念展

上越タウンジャーナル

新潟県上越市出身の洋画家、富岡惣一郎(1922〜94)の生誕100年を記念し、同市本城町の小林古径記念美術館で2022年3月26日から、企画展「富岡惣一郎展―白、追い求めて―」が開かれている。雪の美しさにひかれ、独自の“白の世界”を築き上げた富岡の初期から晩年までの作品43点を飾る。

「妙高山」など初期から晩年の作品43点を飾る会場

雪の白に魅せられて雪景を描き続けた富岡。国内外で活躍し、黄変、ひび割れしない白絵の具「トミオカホワイト」を開発したことでも知られている。

市の施設での展覧会は、没年に開かれた追悼展以来27年ぶり。今回は同館主催で、60点ある同市所蔵品から油絵を中心に厳選し、富岡の出身校、市立南本町小所蔵の作品なども併せて展示している。

会場には滞米時の「NY マンハッタン」や「木」など余白を大胆に使った初期の作品から、北海道や東北などを巡った「雪国シリーズ」、セスナ機に乗って上空からの視点で描いた「妙高山」や「雪 信濃川」、色彩を取り入れた晩年の「花火」などが年代ごとに並び、その画業をたどりながら画風の変化なども楽しめる。

「NY マンハッタン」富岡惣一郎(小林古径記念美術館所蔵、提供)

「雪 信濃川」富岡惣一郎(小林古径記念美術館所蔵、提供)

また、富岡が手掛けた市役所内の壁面や、上越文化会館の緞帳など市内に息づく作品もパネルで紹介している。

学芸員の小川陽子さん(27)は「地域ゆかりの作家を改めて身近に感じてもらえれば」と話している。

会期は6月19日までで、月曜休館。開館時間は午前9時から午後5時まで。観桜会期間中の4月10日までは無休で、午後7時まで延長開館する。入館料は一般510円、小中高生260円で、市内の小中学生は無料。

▽小林古径記念美術館 https://www.city.joetsu.niigata.jp/site/kokei/kokei-r4kikaku1.html

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