横須賀市 自転車周遊で魅力発信 スルガ銀行㈱と連携 SNS活用〈横須賀市〉
横須賀市は2月8日、「自転車振興に関するパートナーシップ協定」を静岡県に本社を置くスルガ銀行(株)と締結した。市と同行が連携し、市内の観光スポットなどで写真を撮影、SNSや同行のWebサイトで発信し、市のPRを図る。「よこすかルートミュージアム」を巡るコースや、少人数で市内を周遊するイベントなども定期的に実施していく考えだ。
今回の連携は、地域の観光資源と連携したサイクルツーリズムの推進が主な狙い。サイクリスト目線を通じた観光情報を発信していくことで地域活性化と観光振興を図る同行の「スルガ銀行サイクルプロジェクト」の取り組みの一環として実施される。県内自治体では、平塚、藤沢、秦野、茅ヶ崎に続き5例目となる。
既存コース活用
市域全体を大きな「ミュージアム」として捉え、市内に点在する観光スポットを周遊する「よこすかルートミュージアム」を3・6・9・12月の4回に分けて全スポットを周るイベントを実施する。市内の観光資源を同行と市の各種SNSで情報発信。市外からの誘客を狙う。
市が設けている市内1周の公式コース「ぐるっとスカイチ68Km」を活用したツーリング企画も予定。元五輪出場選手が先導する少人数限定のプレミアムライドで、参加者にはSNSでハッシュタグをつけて市の魅力とサイクリング環境の良さを発信してもらう。
横須賀以西に力点
締結式に出席した上条浩副市長は、東京方面からのサイクリストは多いが、西方面からの誘客は少ないことに触れ「これを機に足を運んでもらい、宿泊客の増加も狙えたら」と期待を込めた。