太ももの骨が折れる原因とは?大腿骨頸部骨折と寝たきりを防ぐ予防法
転んだだけで寝たきりに?大腿骨頸部骨折の恐怖
なぜ太ももの骨が折れるのか
骨粗鬆症による骨折で一番怖いのは大腿骨頸部骨折です。
大腿骨は太ももの骨で、人体でもっとも大きく長い骨です。
上は骨盤とつながって股関節を、下はスネの脛骨とつながって膝関節をつくっています。
骨盤につながる部位は丸くなっていて、その根元の細くなっている部位を頸部といいます。
大腿骨は本来、走る、跳ぶといった激しい運動にも耐えられる頑丈な骨ですが、骨粗鬆症で弱くなっていると、細い頸部が簡単に折れてしまうのです。
高齢になって筋力やバランス能力が低下して足元がふらついたり、小さい段差でつまずいたりして、転んで骨折するケースが少なくありません。
高齢者でも骨折はいずれ治りますが、若い人より時間がかかるうえ、寝ている間に足腰の筋力が落ち、やがて起き上がれなくなってしまう人もいます。
そして寝たきりになると、骨に体重による刺激が加わらず、さらに骨粗鬆症が進みます。
将来、大腿骨頸部骨折を起こさないようにするためには、若いうちにできるだけ骨密度を高くしておくことと、筋力やバランス能力を高めて転ばないようにすることが大切です。
【出典】『1日1分!!一生歩ける骨づくり』監修:林泰史(原宿リハビリテーション病院 名誉教授)