ダイエットはズボラでいい!「断食」を長く続けるために知っておきたいこととは?【専門家がしっかり教える 図解 やせる食べ方】
ずぼら断食=グレーゾーン思考
ダイエットがうまくいかない理由のひとつに、心構えによる失敗が挙げられます。「完璧にやらないとダイエットは成功しない」、「少しでもルールを守れなかったらそこでアウト」のような、思考のクセや物の見方が挫折に繋がってしまいます。
しかし、ずぼら断食では完璧は必要ありません。いくら頑張ろうとしても、付き合いで食事に行ったり、ストレスでいつもより多く食べてしまうこともあるでしょう。そんな、思い通りにいかない日のことを前提に、断食の仕組みを構築しているからです。
ずぼら断食は1週間が1サイクルなので、うまくいかない1週間があったとしても、次の週から仕切り直すことができ、何度でもリスタートが可能です。そして、一度の失敗をすぐにとり戻せる仕組みも整っています。
例えば、付き合いで夕食にフルコースを食べたら、翌日の朝と昼の食事で調整する、あるいは胃がもたれる、だるいといった体の不調を感じるなら、「8時間断食」や「16時間断食」をとり入れるなど。あれがよくてこれはダメという白黒思考ではなく、ずぼら=グレーゾーン思考で、バランスをとりながら進めていきましょう。
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そんなに食べてないのに太る本当の理由
「そんなに食べていないのに体重が減らない」「カロリーを抑えて食べているはずなのに太ってしまう」という声をよく耳にします。努力している人には酷かもしれませんが、食事に気をつけているつもりでも、じわじわと体重が増えていく、あるいは、理想の体重以上の体重がありなかなか減らないという場合、自覚のあるなしに関わらず、食べ過ぎていることがほとんどです。
食べ過ぎと聞くと、食べる量をイメージする人が多いと思います。確かに、お腹がパンパンになるまで食べればそれは食べ過ぎです。ですが、油たっぷりの揚げ物や炭水化物が多めの食事など、次の食事までに胃で消化しきれないようなものを食べたり、量が少なくてもその日の活動量で消費しきれないくらい高カロリーなものを食べたりした場合も、実は食べ過ぎなのです。
食べ過ぎチェックリスト
ずぼら断食で体を改善していくにあたり、まずはスタートラインに立つことから始めましょう。ダイエットの基本でもありますが、やせたいと思ったら自分の食生活を把握すること。下の「食べ過ぎチェックリスト」を使うと、簡単にセルフチェックができます。食べ過ぎなのか、食べ方のクセがあるのかを確認してみてください。
□ 1日3食、ほぼ決まった時間に食べている
□ 舌にたっぷりと白や黄色の苔こけがついている
□ 満腹になるまで食べないと食べた気がしない
□ 午後のおやつ、または夕食後のデザートやスナックがルーティーン
□ 食べてから2時間以内に眠ることがよくある
□ 早食いの自覚があり、大低20分以内で食べ終わる
□ 昼食から1〜2時間後に強い眠気を感じることがしばしばある
□ よく噛んで食べようと意識したことがほぼない
□ 唐揚げやコロッケなど油で揚げた料理が大好き
□ 毎日、夕食に炭水化物(ごはん、麺類、パン、粉物など)を食べている
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出典:『専門家がしっかり教える 図解 やせる食べ方』