2025パ・リーグ前半戦野手MVP 日本ハム・レイエスが打線牽引!西武ネビンも貢献度大
wRAAをランキング形式で紹介
プロ野球は26日から後半戦に突入する。日本ハムが2位ソフトバンクに2ゲーム差で首位に立っているパ・リーグの野手で、ここまで最も貢献度が高いのは誰だろうか。
SPAIAでは毎週wRAAを集計し、打撃面で貢献度の高い選手を「週間MVP」として球団別に紹介しているが、今回は前半戦トータルのwRAAを集計。ランキング形式で「前半戦MVP」として紹介する。
wRAAとは、リーグの平均的な打者が同じ打席数の場合と比べてどれだけチームの得点を増やしたかを示す指標。平均的な打者なら0となり、貢献度が高いほど数値は大きく、低ければマイナスになる。wRAAが10なら、その打者が打席に立つことで、平均的な打者より10点増えたと評価できる。
レイエスはリーグ二冠王、オリックス西川龍馬は無念の戦線離脱
パ・リーグトップのwRAA23.1をマークしたのは日本ハムのフランミル・レイエス。20本塁打、56打点でリーグ二冠王を走っている。メジャー通算108本塁打の巨漢スラッガーは、来日1年目の昨季も25試合連続安打の球団新記録を樹立し、打率.290、25本塁打。今季はさらに本塁打数を増やしそうな勢いだ。
豪快なパワーヒッターのイメージが強いかもしれないが、広角に打てる技術の持ち主。バットだけでなく、陽気なキャラクターとチームへの献身的な姿勢で貢献度は高い。新庄ファイターズを象徴する一人と言えるだろう。
2位も助っ人が名を連ねた。西武タイラー・ネビンは打率.289、10本塁打、40打点でwRAA18.5。借金3で4位のチームが後半戦巻き返すためにもネビンのバットに期待がかかる。
3位はwRAA14.2のオリックス西川龍馬。パ・リーグトップの打率.314をマークしているが、左足首のケガで7月2日に登録抹消された。オールスターにもファン投票で選出されていたが辞退しており、戦列復帰が待たれる。
巧打のソフトバンク柳町達、オリックス太田椋もランク入り
4位はソフトバンクの柳町達が入った。ここまで打率.290、3本塁打、26打点。交流戦は打率.397で首位打者とMVPに輝く活躍だった。プロ6年目で初の規定打席到達へ、ここからが正念場だろう。
5位は地元・京セラドーム大阪でオールスターにも出場したオリックス太田椋。4月中は打率4割を超えるなど、2018年ドラフト1位が高い打撃センスをいかんなく発揮した。現在、リーグ3位の打率.305で首位打者も狙える位置におり、後半戦も期待される。
6位以下はソフトバンク周東佑京、日本ハム万波中正、オリックス杉本裕太郎、ロッテ藤原恭大、オリックス中川圭太と続く。阪神が独走しているセ・リーグに比べ、日本ハム、ソフトバンク、オリックスのパ・リーグ上位3チームは6.5差とまだまだ逆転可能。クライマックスシリーズ争いも含め、後半戦も熱い戦いが楽しみだ。
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記事:SPAIA編集部