川崎F(フロンターレ)、今年も健闘を誓って 恒例「あいさつ回り」盛況〈川崎市高津区〉
サッカーJ1・川崎フロンターレの新年恒例の「商店街あいさつ回り」が1月11日に実施され、選手と市民やサポーターが触れ合った。これを前に「川崎大師平間寺」(川崎区大師町)での必勝祈願も行われ、選手たちが揃って参加し、護摩祈祷などに臨んだ。鬼木達監督は、今シーズンも健闘を誓っていた。
昨年から「復活」
地元商店街への「あいさつ回り」は、地域密着を掲げるフロンターレの象徴的な活動ともいわれ、近年はコロナ禍により、2021年から一時中止を余儀なくされていたものの昨年より復活。川崎大師での必勝祈願を終えた選手たちがグループに分かれて川崎市内にある各区の商店街を訪問。店主からの激励を受けていた。
即席の撮影会も
高津区では遠野大弥選手と高井幸大選手が梶が谷駅前通り振興会「エルカジ通り」を訪問。通り一遍の挨拶にとどまらず、店主の計らいで外で待機していたサポーターを店内に呼び寄せ、即席の撮影会を催すサービスぶり。両選手もこれに快く応じ「サイン会等は行わない」と事前に告げられていたサポーターらは大喜びといった様子。フロンターレからの思わぬ「お年玉」に笑顔でフレームに収まっていた。
溝口は縁起良い?
また、丸山祐市選手と上福元直人選手が訪れた「溝口・高津(溝の口・高津駅周辺)」でも、商店主や駆け付けたサポーターと気さくに触れ合う場面が数多くみられた。
同エリアへの挨拶まわりはコロナ禍で中断される直前(2020年)、当時の若手有望株だった三笘薫選手が担当したこともあり、後の活躍ぶりも相まって、サポーターの間でも一部で話題となってきた。今年の担当となった丸山選手は名古屋グランパスからの新加入、上福元選手にも正ゴールキーパーに向けて高い期待が寄せられており「頑張ってください」という周囲の呼び掛けに、両選手とも力強く頷き笑顔をみせていた。