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【勝手に女子プロ連載vol.2】ビッグマッチを見逃すな!センダイガールズプロレスリング橋本千紘選手インタビュー 

日刊せんだいタウン情報S-style

みなさん、プロレスって本当にいいものですね(by全プロレスファン)

こんにちは、スタッフこけしです。“知識よりも情熱”を武器に、プロレス初心者目線で始めた『勝手に女子プロ連載』。無事に編集長のお墨付きをもらい、第2弾をお届けすることになりました。第1回の岩田美香選手につづき、今回はセンダイガールズプロレスリング橋本千紘選手のインタビューをお届けします。女子プロレス界きっての”強さ”の象徴である橋本選手。”怪物”と言われるきっかけや、オフの日の過ごし方までお聞きしました!

(プロフィール)橋本千紘(はしもとちひろ)。 福井県出身。小学生の時に観たGAEA JAPANをきっかけにプロレスに興味をもつように。デビュー戦は 2015年10月11日、神取忍選手とのタッグで、豊田真奈美選手と岩田美香選手組と対戦。得意技は「オブライト」。

現在「第18代センダイガールズプロレスリングシングルワールド王者」として、最多戴冠をしている橋本選手。そんな橋本選手言えば、女子プロレス界きっての”強さ”の象徴であり、“怪物”とも言われています。“怪物”と周りから呼ばれはじめた時のお気持ちはどうでしたか?

橋本さん実は“怪物”と言われるようになったきっかけは、ガウンを作ってくれたデザイナーさんなんです。デザイナーさんに「私のイメージで作ってください!」とガウンのデザインをお願いをしたら、そこに突然『怪物』という文字が入ってきたんです。出来上がったガウンを見て「へぇ、私って周りからこういう風に見えているんだ」って、すごく新鮮でした。同時に、このガウンを着こなして“怪物”に見合う自分になれるかなって、心配にもなったり。でも、これをきっかけに今までとは違う新しい自分になれた気がするので、すごく感謝してます。自分だけで考えているとイメージも凝り固まってしまうし、他から見られる仕事なので、やっぱり他人の目って大事だなって思います。

「このガウン、重そうですね」という素朴な疑問に「そうなんです、めっちゃ重いです(笑)」との回答が。装飾はご自身で組むため、たまに付ける位置を間違えそうになることもあるとか。

へえ、怪物の産みの親はデザイナーさんだったんですね!このガウンもカラフルで本当に目をひきます。”プロレス赤ちゃんファン”として、すごく素朴な疑問なんですけど、ガウンとかコスチュームって、選手ご自身で色やイメージを伝えて作るんですか?

橋本さん人それぞれですね。この色って決めてお願いする人もいますし、自分でイメージデザインを書いて作る人もいます。デビュー当時は私も自分で色とか好みを伝えていましたが、今は完全にお任せです!ここを直してほしいとかも一切言わないんですよ。あんまり自分のカラーを決めたくなくて。“自分はどんな色にも合うよ”、みたいな感じで見せていきたいなっていうのはあるので、今のように、いろんな色が入ってるカラフルなデザインはすごく気に入っています。

確かに、今のお話を聞いて思ったのですが、橋本選手は、シングルでは“強さ”が際立って見えますが、優宇選手と組んでいる『チーム200キロ』のタッグの試合では、“強さ”プラス“楽しさ”といか、シングルとは違った色が見えます。『チーム200キロ』の試合は観てる方もハッピーな気持ちになります。

橋本さん本当ですか、ありがとうございます!めっちゃうれしいです(笑)。実は、プロレスをやっていて“楽しい”とか“幸せ”とか、そういう感情はあまりなかったんです。でも、優宇さんと『チーム200キロ』というタッグチームを結成してからは、『プロレスってこんな楽しいんだ』って感じる事ができるようになったんです。実際に試合中もすごく楽しくて。私たちがこんなに楽しいんだから、お客さんも楽しくないわけないでしょう!という気持ちでやっています。

その気持ち、観てる人に伝わっていると思います。ボン・ジョヴィの『It's my life』の入場曲がかかって、お二人が登場するだけで会場は大盛り上がり。観客も一体となって♪It's my life~って歌うのも、ライブ会場みたいですごく楽しい瞬間だなって思います。

橋本さんタッグパートナーの優宇さんは、普段から人を笑顔にさせるようなプロレスをするんです。もともと柔道をやっていたので、その楽しさの中にしっかりと強さもあって。そういうところも『チーム200キロ』の魅力になってると思います。

はい、そんな『チーム200キロ』ですが、先日(2025年6月8日)、優宇さんが年内での引退を発表されてました。私も引退という言葉を聞いたときは、さみしい気持ちになったのですが、6月20日の仙台pitでの試合の時にお二人の闘いを見て、悲しさよりもハッピーな気持ちが勝ったんです。実際、橋本選手の今のお気持ちを聞かせてもらってもいいですか?

橋本さんそうですね、実際私も引退の言葉を聞いたときは、寂しさと、これからどうしようって気持ちになりました。でも、優宇さんの話をしっかり聞いて、『チーム200キロ』らしく、前向きに引退を迎えたいという優宇さんの気持ちにしっかり応えたいなって。実際に、優宇さんとタッグを組んでから自分のプロレスの幅もすごく広がったので感謝しているんです。だからこそ、優宇さんの引退ロードは、前向きで”おなかいっぱい”な『満腹ロード』として、たくさんおいしい試合をお届けしたいと思います!

橋本千紘 (身長158cm、体重100kg)と優宇 (身長156cm、体重100kg)のタッグチーム。パワーと圧倒的な存在感でファンを魅了。

はい、最後までお二人らしい「いただきます」(決めセリフ)の瞬間を楽しみに応援します。さて、橋本選手は、ご自身のインスタにも日々のトレーニングの様子をアップされることが多いので、練習にすごくストイックな印象があります。オフの日はどんな風に過ごしてるんですか?

橋本さん仙女のみんなとは、ずっと一緒にいるのでプライベートでは結構一人で過ごしたりしますね。1人でカフェに行ったり、美味しいものを食べたり。そして写真をとってインスタにあげたりとかしてます。あとは、料理を作るのが好きですね。得意料理はポテトサラダで、いぶりがっことクリームチーズを入れると美味しいんですよ。あとは、カレーも好きなので、カレーも作りますね。トマトペーストやヨーグルトを隠し味に入れると、ぐっとおいしさが増します。

へえ、なんだか本格派ですね。今度カレー特集を予定してるので、ぜひ食レポとかやってほしいです。最後に、今年はデビュー10周年を迎え、8月24には「ゼビオアリーナ」、9月23日には「仙台サンプラザホール」と、仙女として過去最大級の大きな試合を控えています。そこに向けての意気込みやメッセージをお願いします。

橋本さんはい、ゼビオアリーナのような大きな会場で大歓声の中で入場する景色というは、すごく目に焼き付いているんです。最近だと、2025年3月16日に代々木で里村さんベルトかけて闘った試合もそうでした。なので、まずは、それを超えたいですね。里村さんは選手としては引退されましたが、仙女の魅力は何と言っても、戦う気持ち「闘志」だと思います。新生仙女として、この橋本千紘が先頭に立って『仙台と言えば女子プロレス、そして仙女が女子プロを引っ張るんだ!』という気持ちで挑みたいと思います。今の仙女を観れば、その熱い思いと戦いぶりに、必ず推しが見つかると思います。仙女を応援してくれているファンの方も、初めてプロレスを観る方もぜひ会場に来てください!待ってます!

おまけ

取材中、橋本選手のインスタでも紹介されていたCM撮影の話に。プロレスラーなら一度は憧れるという、顔ペイントは、ご自身でいろいろと研究を重ねデザインをしたそう。「実際に顔にペイントした後は、自然と『笑顔は見せないよ』みたいなモードになって。完全にスイッチが入りましたね、(笑)」とのこと。スイッチが入った橋本選手が気になる人は、橋本選手のインスタをチェックしてみて(@chihero71)

橋本選手がゲスト出演した、ラジオ3「プロレスの時間」をSpotifyにてアーカイブ配信中!怪物・橋本選手の弱点とは?同期・岩田美香選手とのお酒にまつわる話など、あんなことこんなことが「ぎゅん」とお聞きいただけます。

【SENJO THE BIGGEST ゼビオアリーナ仙台】
開催日時/2025年8月24日(日)15:00試合開始/13:30開場
会場/ゼビオアリーナ仙台
住所/宮城県仙台市太白区あすと長町1丁目4−10
チケット/2階自由席3,300円、1階ひな壇席6,600円、リングサイド8,800円他
問い合わせ/センダイガールズプロレスリングhttps://sendaigirls.jp/schedule/20250824/

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