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県高校新人大会 柔道女子 ポテンシャルの高さを示した柳ケ浦が団体優勝 【大分県】

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県高校新人大会 柔道女子 団体優勝の柳ヶ浦高校

 県高校新人大会の柔道女子団体戦で柳ケ浦が優勝した。2年生2人がけがで欠場を強いられ、急きょ1年生3人の急造メンバーで臨んだ。山尾明監督は「経験の少ないメンバーだったが予想以上に思い切り戦ってくれた。優勝できたことは自信につなげていいが、九州や全国では通用しないので、まだまだ稽古が必要」と語った。

 

 先鋒はモンゴルからの留ジャジャランタ・アナラ、中堅は坂山杏、大将は個人78kg級で優勝した村本桜姫の1年生3人。中学を卒業して半年余り。村本は「昨年の団体戦では県内負けなしと聞いていたのでプレッシャーがあったし、本当に自分が試合に出ていいのかと不安だった」と話す。それでも試合になれば臆することなく、これまでの稽古の成果を存分に出した。決勝リーグでは3戦全勝で優勝とともに九州新人大会の出場権を獲得した。

 

投げ技を得意とするジャランタ・アナラ

 

 今年3月の全国高校選抜大会の団体戦で日本一になったメンバーのほとんどが引退した。新チームで日本一を経験したことがあるのは香月優奈子(2年)のみ。チームとしての力が落ちたのは明らかだが、「目標を下げるつもりはない」(山尾監督)と新チームも日本一を目指す。今月末にある九州新人大会まで時間はないが、村本は「背伸びせずに持てる力を出すだけ」と気負いはない。

 

 2年生2人、1年生は10人(うち留学生は5人)。山尾監督は「中学まで実績のある選手は少なく、柔道未経験者もいるが、稽古に取り組む姿勢は素晴らしい。技術はないが投げる力がある選手、技の習得が早い選手など、それぞれ強くなりたいという思いを成長につなげたい」と、今後も丁寧な指導で選手の能力を引き出すつもりだ。

 

積極的に仕掛ける村本桜姫

 

 

(柚野真也)

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