【岩出市】お好み焼き「田幸(たこ)」でソースの口を癒やす ~マエオカテツヤの和歌山ディープ遺産⑮
和歌山市生まれの漫画家・マエオカテツヤ氏が、和歌山県内で出逢った味わい深い人や忘れられないスポットを紹介する「マエオカテツヤの和歌山ディープ遺産」。第15回は、43年間変わらない価格のお好み焼きなどを提供する岩出市の「田幸(たこ)」へ行ってきたお話。
「ソースの口」になったら止まらない
関西では「ソースの口になってきた」なんて表現をよく使う。お好み焼きやたこ焼き等の話をしていると、だんだんそれを食べたくなってくる時に使うのだが、そんな事を書いていると「ソースの口になってきた」ので、前々から気になっていた岩出市にある「田幸」に行くことにした。国道24号線の備前交差点から南下して、岩出大橋を渡って貴志川方面へ。
峠を越える途中にありました…テナントの一部に「田幸」の看板。田幸は「たこ」と読み、かつては激安で美味しいランチが評判になったお店。今はランチは休んでいるが、そもそもはお好み焼きがメイン。さて、ソースの口を慰めよう。
43年間、価格が変わらないソースもの
こぢんまりとした入口だが、中へ入れば…なかなかの広さ。鉄板でソースの焼ける香りと共に出迎えてくれたのが、こちらのママ。せっかくなのでカウンターに陣取り、早速「お好み焼き」ミックスを注文。
目の前でママが丁寧に焼いてくれる。焼ける間、ママとあれこれ話していると…一人、また一人と常連のお客さんがお店に入ってくる。僕とママの会話にそれぞれが入ってきて、知らぬ間にみな顔見知りの様な状態に…(笑)
ママにお店の話を聞くまでもなく、他のお客さんがお店のことを詳しく教えてくれたりなんかして…さらにはあれを食べてみよ…これを食べなさい…なんてオススメまでしてくれる始末。お好み焼きが出来上がる頃には、「焼きそばミックス」まで注文していたのでした。
お好み焼き豚玉(500円)
お好み焼きミックス(700円)
さて、田幸のお好み焼きは具だくさんで、それぞれの具材のエキスがふわふわの生地に溶け出して…絶品。ハフハフ…コテで食べるのもいい。とにかくボリューミーでコスパ良し。
焼きそばミックス(700円)
お客さんおすすめの「焼きそばミックス」も、ご覧あれこのボリュームさ。手際よく、焼きそばを炒めて完成!
うめ~っ! しっかりとコシのある麺に絡み合う甘辛ソース…具材もこれだけ入っていれば…そりゃ美味いわな。
ソースもんだけじゃない
季節になればお客さんが川蟹を持ってきてくれるそうで、それを食べに季節になったら、またおいで…って、蟹を捕ってきてくるお客さん本人が教えてくれました(笑)
わいわいと楽しい席で時間の経つのも忘れ、気がつけば満腹になって動けないでいたら…別のお客さんが「おでん」を勧めてくれた。
動かぬ身体を引きずりながら、おでんの鍋を覗きに行ったら…これまた美味そうでして…一つ、また一つと…食べてしまうのでした。
そしたら、お客さんのお一人が「てっちゃん…やっぱりよう食うな〜…」ってひと言。思わず「あんたらが勧めるからや!」 。笑い声がこだまする「田幸」なのでした。
名称
お好み焼き 田幸(たこ)
所在地
和歌山県岩出市山崎263
電話番号
なし
営業時間
17:30~21:00
定休日
月・火曜
駐車場
あり