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マニア注目の個性派カレー!「西荻窪」の独自スタイルを貫く9店【カレー最前線 #9】

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マニア注目の個性派カレー!「西荻窪」の独自スタイルを貫く9店【カレー最前線 #9】

マニアを惹きつける、西荻窪の個性派カレー9選

アーケードの天井から人々を見守る名物「ピンクの象」

JR中央線沿線の中心地・吉祥寺の隣にある西荻窪には、熟練のカレー通が通う名店がひしめいています。ちょっと大人のムード漂うこの街。流行にのっかるのではなく、独自スタイルを貫くお店が多いように感じます。

2021年1月には、奈良県の名店「タリカロ」が西荻窪駅前に移転。南インド料理店「大岩食堂」「とら屋食堂」と合わせて、日本人シェフによる“南インド系三大名店”がそろい踏みしたのも、大きなトピック。

カレーの穴場・西荻窪で、行きつけの店を見つけてみませんか?

前回の記事はこちら▼

1. 独特の雰囲気でカレーとチャイを「カフェ・オーケストラ」

オープン10年を超え、今や西荻カレーの顔となった「カフェ・オーケストラ」。素敵なお店が並ぶ、南口商店街にあります。

注目は、かつて中目黒にあった名店「オレンジツリー」の流れを引くカレーと、香り高いチャイ。

店内の雰囲気も、流れる音楽も、そして料理の味と香りも、ゆるぎない世界観。無類の心地よさに包まれる名店です。

ポークビンダルー

インド・ゴア名物のビンダルーは、ビネガーを用いた酸味のあるカレー。近年、静かなブームを巻き起こしている料理ですが、ここではかなり前から人気メニューとして愛されているんです。

まず目を見張るのは、周到にデザインされた盛り付け。ひと口食べると、酸味と辛さが押し寄せてきます。

付け合わせにネパール風のムラコアチャール(大根の漬け物)が添えられているという、細部へのこだわりも見逃せません。

チャイプリン

カレーと並ぶ名物といえばチャイ。こちらのチャイプリンは爽やかな食べ心地で、茶葉の香りが口の中にフワッと広がる名品です。

カレーのお口直しに最高のデザートですよ。

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2. 辛いモノ好き必見!奈良から電撃移転した「タリカロ」

全国から熱狂的ファンを集めた奈良の名店「タリカロ」が2021年1月30日、西荻窪に電撃移転!年初の大きなニュースとなりました。

唐辛子を多用した辛口料理で知られる南インド・アーンドラプラデシュ州の料理をベースにしつつ、肉をはじめとする食材に徹底的にこだわった独自の「辛旨料理」を食べられます。

南インド好き、辛いモノ好きなら、絶対に行かねばならない名店ですよ。

夜のタリカロカリープレート

ランチでも提供されるチキンカリーやチキンキーマカリーに加え、エビカリーやダール(豆スープ)、ヨーグルトと副菜が付いたセット。

大きな特徴は、チキンカリーがグレービー(ルー)とチキンに分かれていること。スパイスでしっかりマリネされたチキンレッグをスプーンでほぐしてライスにのせ、辛口グレービーをかけていただきましょう!

激辛好きも満足の辛さ、それに負けない旨みと豊かな食感が素晴らしい。

このほか、個性的な香りのダール、しっかり辛いキーマ、この店では辛さ控えめで旨みたっぷりのエビカリー、いずれも一級品のおいしさです。

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3. さすらいの南インド料理人によるミールス「とら屋食堂」

長年にわたって全国で南インド料理イベントを開催し、コアなファンの信頼を集めていた「とらさん」が2019年、実店舗開店の地に選んだのが、西荻窪。

昼は南インドの日常食「ミールス」を、夜は季節の食材を活かしたスパイス料理を提供しています。

その時々の内容はSNSやLINEで告知。要予約の日があったり、不定期営業だったりするので、訪問の際は事前チェックを欠かさずに。

ランチミールス

昼の「ミールス」はインパクト重視ではなく、じんわりと体に沁み、体調が整うようなやさしい味付けです。

プレートの上で自由に混ぜ合わせ、味が重なっていく妙を楽しみましょう。特に「ワダ」と呼ばれる、南インドの豆ドーナッツのおいしさは特筆ものです。

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4. 西荻南インド料理の先駆け「大岩食堂」

「タリカロ」「とら屋食堂」と並ぶ、“西荻窪南インド三大名店”のひとつ。3店のなかで一番早く西荻窪に登場したお店です。

店主の大岩さんは、名店「エリックサウス」の出身。南インド料理を生活のなかに溶け込ませるという「エリックサウス」のスピリットを受け継ぎ、西荻窪駅近くの高架下にお店を構えました。

南インド料理の定食「ミールス」と、御馳走ごはん「ビリヤニ」を軸に提供。ランチ時には若者だけでなく、家族連れやシニアの方々までやってくる、まさに「町の南インド食堂」です。

ビリヤニ・ミールスプレート(メイン2品)

「ミールス」と「ビリヤニ」の両方を組み合わせた、欲張りランチプレート。カレーは定番、日替わりから2品選べます(カレーによって価格が変動)。

本格的でありながら、刺激は強すぎず、重すぎず。だれもが日常的に楽しめる、安定感抜群のプレートです。

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5. 絶品フレンチカレーをお酒と「フレンチカレー スプーン」

「フレンチカレー」という、他店にはない個性で人気を確立している「スプーン」。おひとり様でも入れる気軽なビストロとして、ワインや一品料理に加え、こだわりのカレーを楽しめます。

2021年2月現在はテイクアウトも人気で、カレーは宅飲みにも大活躍ですよ。

スペシャルフレンチカレー

「スプーン」といえば、やはりフレンチカレー。フレンチの技法を用い、フォンドヴォーをベースにスパイスの香りを引き立たせたカレーです。

トロットロな牛肉の赤ワイン煮と温野菜、温玉……ひと皿での満足度はなかなかのものです。

冷製濃厚な白レバー

ビストロ感覚で一杯飲むのもおすすめ。「冷製濃厚な白レバー」は、とにかくお酒が進む濃厚風味です。一杯飲んで、カレーをテイクアウトするのも良いですね。

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6. 愛される“西荻の至宝”「ラヒ・パンジャービーキッチン」

ツウの間では“西荻の至宝”といわれるパキスタン料理店。オーナーシェフの花田・M・ラヒームさんの故郷はパキスタン北部、インドとの国境に面したパンジャーブ州の州都ラホール。

「ラヒ」は、そんなラヒームさんの故郷の味が存分に楽しめるお店なのです。

もともと翻訳業に従事していたラヒームさんは、日本語が堪能。料理についてのお話を聞きながらカレーをゆったり楽しめます。2021年2月現在は不定期営業につき、訪問の際は要確認を。

チキン・砂肝カレー

ラヒームさんの故郷ラホールのソウルフードとも言われるこのカレー。

スパイスとともに煮詰められた砂肝のジューシーさが秀逸です。濃厚なのに、重さを微塵も感じさせないのは、さすがのセンスですね。

ピーティワラナーン

カレーのほかに食べて欲しいのが、ジャガイモ入りナン「ピーティワラナーン」。ズッシリ重たそうなイメージですが、そこはさすがの「ラヒ」。

絶妙なスパイス使いとほどよい塩気で、これだけでもお酒が進む素晴らしい逸品となっています。もちろん、カレーにつけてもOK。

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7. お酒が進むスパイス料理「ぷあん」

良い雰囲気の「吞めるカレー屋」が多いのも、西荻窪の魅力。こちらはタイ料理を中心に、お酒に合うスパイス料理がそろうお店です。

東南アジアのお酒だけでなく、国産酒、特に焼酎のラインアップも豊富ですよ。

ゲーンハンレイ

タイ料理店でもなかなか見かけない、チェンマイ名物の豚バラカレー。かつてタイ北部が支配下にあった、ビルマの料理に影響を受けて生まれたカレーなのです。

トロッとした豚肉から溢れる旨みがたまらなく、お酒が進みます。ライスには高菜がたっぷり添えられていますよ。

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8. 独特な味わいがクセに「オハイオ」

少し独特な立ち位置のカレー屋。見た目は完全にBarですが、しっかりとカレーライス屋さんなんです。

いわゆるスパイスカレーやインド料理などに当てはまらないこともあり、SNS上でもあまり話題になりませんが、西荻窪のカレーを語る上では外せない名店なのです。

チキンcurry&rice with ガーリック砂肝

「オハイオ」のカレーは、実に独特。ドロッとしつつもスパイシーで、いわばスリランカカレーと欧風カレーのいいとこ取りのような味わいです。

お皿の脇にはサワークリーム、キャロットラペ、ゴボウが添えられおり、それらを混ぜながら食べる感じがスリランカっぽくて、けれどやはり欧風プレートっぽくもある。

オプションとして追加できる砂肝は、チキンカレーに混ぜられています。ときおり現れる食感の変化がたまりません。

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9. カレー&コーヒー&スイーツ「ラクーン」

2017年オープン、カレーとコーヒー、そしてビーガン対応のロースイーツが楽しめるお店。ハイセンスなギャラリーカフェとしてゆったり楽しめる店内では、食材を活かしたやさしいカレーが食べられます。

コーヒー豆は、知る人ぞ知る徳島のロースター「アアルトコーヒー」から取り寄せており、マニアには見逃せないお店なんです。

ハーフ&ハーフ

定番のポークカレーと週替わりカレーのお得な合いがけです。

希少なSPF豚を使用したポークカレーは、タマネギの甘みたっぷり。ゴロゴロ入ったホールのクローブやブラックペッパー、引き締まった豚肉の食感がたまりません。

この日の週替わりカレーは「オイルサーディンとキャベツのカレー」で、魚の旨みとマスタードが香る、ベンガル風の味わいです。

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個性豊かな西荻窪カレー!

こだわりの強い個人店が多い西荻窪。最近では間借りカレーも続々登場しており、目が離せません。

ただしこのご時世、営業日や営業時間が変動する店も多いので、訪問の際はSNSや電話での確認を忘れないようにしてくださいね。

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※ 記事の内容は、公開時点の情報です。記事公開後、メニュー内容や価格、店舗情報に変更がある場合があります。来店の際は、事前に店舗にご確認いただくようお願いします。

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