地元ライターが徹底案内!大阪「長居公園」はなんでも揃う都会のオアシス
大阪メトロ御堂筋線とJR阪和線が通る「長居駅」は、なんばまで14分とアクセスも抜群!
駅周辺にはスーパーやコンビニ、病院、飲食店などが充実していて、「住みやすい」と評判の街です。
そんな便利な長居にあるのが、「食・スポーツ・アート・学び」が満喫できる都会のオアシス「長居公園」。
家族連れやカップル、自然好きの方まで!多世代が楽しめる“長居公園”の魅力を、長居出身のライター・かわむらあみりがエリア別に詳しくご紹介します!
長居公園ってどんなところ?
大阪を代表する、緑豊かな都会の総合公園!
画像提供:長居公園
長居公園は、1944年に開園した大阪を代表する総合公園。総面積約66万3000平方メートルの広さを誇る広大な敷地には、四季折々の花が咲く長居植物園、ナウマンゾウの実物大模型が展示される大阪市立自然史博物館、サッカーチーム「セレッソ大阪」のホームであるヨドコウ桜スタジアム(旧キンチョウスタジアム)、人気アーティストのライブも開催されるヤンマースタジアム長居など、多彩な施設が揃っています。
夏の屋外プールや通年利用可能な屋内プールもあり、家族連れからアクティブな若者、シニア、ペット連れまで、老若男女が楽しめる空間です。
都会の喧騒から離れて、自然と触れ合いたい人にぴったりのスポットです。
公園の入り口周辺とグルメスポット
長居公園の入口は、大阪メトロ御堂筋線「長居駅」3番出口すぐ。
周辺には、おしゃれなカフェや個性豊かなレストランが立ち並び、散策ついでの立ち寄りにもぴったりです。
こちらは、自家焙煎の香り高いコーヒーが楽しめるおしゃれカフェ「桜珈琲」。
私は家族で散歩中、父が買ってくれた桜珈琲のどら焼きをベンチでモグモグ食べたのが懐かしい思い出です!
他にもスイーツが自慢の洋菓子店「confiteria S」や、レストラン「BISTRO HOUSE PALPITANT」など素敵な飲食店が並びます。
どの店も美味しく、デートや友人とのカフェタイムにもぴったりです。
自由広場
入口から少し進むと、自由広場が広がり、老若男女が思い思いに過ごしています。
ワンちゃんを散歩させる人、子どもとピクニックする家族、ひなたぼっこするおじいちゃんおばあちゃん、ジョギングする人など、自由な時間が流れます。
「ヤンマーフィールド長居」の南側にある「南こども広場」に近い園外には、大型スーパーマーケット・ライフ長居店や、デニーズ長居公園店ほか、美味しい飲食店があります。
ライフでお弁当やおやつを買って、公園の木陰の下でのんびりするファミリーや、女子会などをしている人たちも。そんなスローライフな風景を見ていると和みます。
学びと癒やしの「植物園・博物館」エリア
公園をさらに奥に進むと長居植物園、大阪市立自然史博物館、花と緑と自然の情報センターがあります。
植物園
画像提供:長居公園
植物園では四季の花々が彩りを添え、7月ならスイレンやヘメロカリスが美しく咲きます。
公園内にはベンチが点在しているので、疲れたらゆっくり休める場所があって、安心。長居公園は実に表情豊かな公園です。
チームラボ《風の中の散逸する鳥の彫刻群》チームラボ
夜には、植物園が「チームラボ ボタニカルガーデン 大阪」に変身! 2025年も行列ができる幻想的な光のアート空間が楽しめます(夏は虫除け必須)。
家族で夜のチームラボを訪れたら、とっても幻想的でしたよ!
大阪市立自然史博物館・花と緑と自然の情報センター
博物館のナウマンゾウ模型や恐竜展示は、子どもも大人もワクワク。
併設された花と緑と自然の情報センターでは花と緑の知識を深められますよ。
https://osakalucci.jp/osaka-sizenshi-hakubutsukan
水辺の散歩道
植物園近くの水辺の散歩道は、森林浴をしながら散歩ができるという穴場の避暑スポット。
大きな樹々が日影を作り、そよ風が心地いいです。
大池の水面がキラキラ輝く様子は、心を穏やかにしてくれます。
子どもが笑顔になる遊び場エリア
親子でアスレチックできる「ボウケンノモリ NAGAI」(郷土の森近く)
郷土の森近くのボウケンノモリ NAGAIは、親子で楽しめるアスレチックが充実。
専用の装具を使わず、地上3〜6mの高さに挑戦できるコースもあり、本格派のアスレチックが体験できます。
利用条件に満たない小さなお子さんもできる無料コースもあります。
南こども広場:「プリンのかけら」はキッズに大人気
ヤンマースタジアムの南側にある南こども広場は、ジャングルジムやブランコ、鉄棒など大型遊具が勢ぞろいし、家族連れでにぎわいます。
私は子どもの頃からここで遊び、大人になってからは娘と訪れることも。公園にある自動販売機で、夏はセブンティーンアイス、冬は缶ポタージュが定番の楽しみでした。
この広場のメインはなんといっても、この「プリンのかけら」!
この遊具、地元では昔から「プリンのかけら」と呼ばれているんです。
背面はボルダリングができるような石が複数埋め込まれ、上に登る用の鎖もついています。茶色の面は大きなすべり台になっていて、上まで登ったら、ギュイーンと滑る爽快感はキッズに大人気です!
いろいろな家族にとっての思い出がきらめく公園です。
公園内にある個性豊かな四つの広場
先にご紹介した「南こども広場」のほか、大人も健康づくりができる「南東こども広場」や、「北こども広場」「北東こども広場」と、公園内には広場が4か所あります。
お子さんの成長過程や、大人も運動したいときに、行きやすい場所によってお好きな広場でのびのびと遊べますよ。
スポーツ好き必見のアクティブゾーン
長居公園はスポーツ好きにもたまらない場所。
ヤンマースタジアム長居、FUTSAL PARK NAGAIのフットサル、タイガーラックスケートボードパーク長居のスケボーと、アクティブな選択肢が豊富です。
ヨドコウ桜スタジアム:桜咲く「セレッソ大阪」のホームスタジアム
ピッチとの距離が近い「ヨドコウ桜スタジアム」は、サッカーチーム「セレッソ大阪」のホームグラウンドです。試合があると、セレッソ大阪のチームカラーであるピンク色のユニフォームやグッズを手にした人たちで色鮮やかです。
私も地元民としてセレッソ大阪を応援しています。
家族でピンクのユニフォームを着て観戦し、大盛り上がりでした!
セレッソ大阪支援自販機まであって、ピンク色がキュートです。
隠れ名物:早朝の長居の空に響く「ラジオ体操」
いわば評判の店の“表メニュー”が人気の逸品だとしたら、“裏メニュー”といえるのが、長居公園の隠れ名物「朝のラジオ体操」。NHKのラジオ放送で、午前6時30分からラジオ体操が始まるのはご存知の方も多いはず。ここ長居公園では、常設スピーカーから、同時間にそのラジオ放送が流れます。
毎朝6:30になると、ヤンマースタジアム長居近くの「ラジオ体操の像」周辺で、NHKの放送に合わせて大勢が集まります。
そばにある「郷土の森」にも、ラジオ体操をする人たちがあふれます。ラジオ体操後、みんなで「うおおおお〜!」と叫ぶ“おたけび”の慣習もあり、注目ポイントです。このおたけびが珍しくて、メディアで取り上げられることもしばしば。
私も早朝からラジオ体操をして、「うおーーーっっっ!」と叫ぶと、スッキリ爽快でしたよ。
地元ライターのおすすめポイント
マスコットキャラクター「しょくぽん」
園内にはときどき案内の看板がありますが、上の写真だと右上に、ライトブラウンのまるっこいキャラクターが描かれていることがおわかりでしょうか……?
この物体の名は、「しょくぽん」!
長居植物園のマスコットキャラクターです。
さまざまなところに登場する癒やしキャラなので、チェックしてみてくださいね。
動物を見て癒される
長居公園では、自由に過ごせてリフレッシュできるのはもちろんのこと、自分なりの楽しみを発見するのもオツ。
ちなみに私の場合、公園に住んでいるかわいいネコたちを見るのも和みますし、ひなたや日影で仲良くしているハトを見つけると、ちょっとハッピーな気分になりました。
長居公園の近くの「保護犬パーク長居店」から譲渡していただいた、わが家の愛犬も長居公園は馴染みの場所。
広い敷地内をルンルンとお散歩していました。多様な楽しみ方ができる長居公園は、まさに都会のオアシスです!
長居出身の私は日本の公園で一番、長居公園が好きです。みなさんも、ぜひ足を運んでみてくださいね。
まとめ
都会の喧騒を忘れて、自然・学び・遊びをぜんぶ楽しめるのが長居公園。
家族で、カップルで、ワンちゃんと! 週末のお出かけに、ぜひ訪れてみてください!
施設詳細(アクセス・営業時間など)
長居公園営業時間24時間常時開園(園内各施設については営業時間が異なります。公式サイトの各施設紹介ページでご確認ください)定休日なし(年中無休)入園料無料電話番号住所⼤阪市東住吉区⻑居公園1-1地図アクセス【電車】⼤阪メトロ御堂筋線⻑居駅(3番出⼝すぐ)
【バス】いまざとライナー・長居ルート 地下鉄長居下車(地下鉄御堂筋線長居駅2号出入口すぐ)駐車場
公式サイト
※情報は取材時点(2025年6月)の情報です。ご利用の際は事前にオフィシャルHPなどをご確認ください。
取材・撮影・文:かわむら あみり