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東京五輪のレガシー、鎌倉へ 「あさがおプロジェクト」が種を寄贈〈鎌倉市〉

タウンニュース

左からプロジェクトの大津理津子さん、清水智子副代表、松尾崇市長、齋藤代表

東京五輪のセーリング競技会場(江の島)を彩ったアサガオの種200グラムが鎌倉市に4月22日、寄贈された。「レガシー(遺産)を未来へ」と活動を続ける大会ボランティア有志による企画の一環。

寄贈したのは、江の島会場に飾られたアサガオを2024年パリ五輪に届けるプロジェクトに取り組む「あさがおプロジェクト」(齋藤藤泰子代表)。

アサガオの種を回収し、地元小学校や有志の協力で育成と回収を繰り返してきた。また、押し花にメッセージを添えたカードも作成し、広報にも活用するなどしている。

鎌倉市は東京五輪当時、フランスセーリングチームをキャンプ地としてサポート。また、1966年に仏・ニース市と姉妹都市提携を結んでいるなど、フランスとのゆかりが深いことから寄贈先の1つに選ばれた。「五輪のおもてなしの心であるアサガオを譲ることで、新しい笑顔を作っていけたら」と齋藤代表。市では、市立保育園に種を届け、各園で育てていく予定。

種や押し花は、日本セーリング連盟に託され、検疫を経て今夏フランスに渡る。また、会の有志がセーリング会場のマルセイユでフランス在住者に配布する予定。

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