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今週の花(5月23日) 山野草の開花 part.2

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今週の花(5月23日) 山野草の開花 part.2

エルミタージュ=隠れ家的な、走川さんご夫婦のお庭から、今が旬の「今週の花」を紹介します。北海道にも、いよいよ春の訪れです。

撮影:走川 正裕 ・ 貴美 文:走川 貴美

クルバマソウ

先週に引き続き、我が家の庭の山野草たちです。

クルマバソウ、マイヅルソウが咲き始めました。林の中で木漏れ日を浴びて、ようやく開花してきました。
クルマバソウは、葉の付き方が車輪を連想させることから付いた名前です。半日陰で育つと、とても風情があります。白い花がふんわりと辺りを包み込むように、優しい雰囲気を漂わせます。
マイヅルソウは、鶴が羽を広げて舞う姿に見立てられたことが「舞鶴草」の名前の由来になっています。左右に広がる葉はハートのような形。葉の間から小さな穂状の花を付けます。群生させると、地面を覆って見事です。あと数日でもっとたくさんの花が咲いてくれることでしょう。

クロバマソウ。車輪のような葉が特徴的。我が家の庭では、一面に広がるようにして白花を咲かせる
マイヅルソウ。幅広なツヤのある葉は葉脈も美しく、小さな穂状の花を付ける。地下茎で広がる

ほかのエリアではシダがくるくる巻いた新芽を出して、ジュラシックパークの世界観を連想させます(笑)。シダは、4億年以上前から地球上に生え、恐竜が誕生する前から現代まで生命活動を続ける、ロマンあふれる植物の一つです。


私が管理で関わっている「サッポロビール園」(札幌市東区)の庭にも、オシダ類を植えています。ビールの仕込み釜が置いてあるところで、写真スポットになるように考えてデザインしました。オブジェのような姿がユニークです。お近くに出向いた際など機会があれば、立ち寄ってみてください。

オシダ。くるくると巻いた新芽が立ち上がる。ワイルドな雰囲気
大きく成長するオシダ。オブジェのよう

そのほか、我が家の庭にはシダの一種のクサソテツもあります。食べられるそうですが、私は食べたことはありません。友人にもらったシダは名前はわかりませんが、華奢(きゃしゃ)な葉が気に入っています。
また、ニシキシダ‘バーガンディレース’と‘シルバーフォール’は園芸種ですが、微妙な色合いがどんな花にも合わせやすいので植栽に使っています。

 

シダは本当にたくさんの種類があります。日陰の植栽に、いろいろコレクションしてみるのも面白いかもしれませんね。

クサソテツ。若芽はコゴミと言って、山菜の一つ。新緑がきれいで、庭の植栽に利用
友人からいただき、我が家の庭へ。名前はわからないけれど、華奢な姿がお気に入り
ニシキシダ。葉の微妙な色合いが魅力。平板の床材と植栽部分をマス目状に設けて、シダやホスタなどの葉ものを主役に演出

また、ロジャーシア(ヤグルマソウ)が花を付けて、何とも言えないいい色になりました。この後どんどん緑色に変化していきます。今のこの葉色がずっと続くといいのに…といつも思います。

 

今週の花は、少し地味バージョンでしたでが、葉の形や色が特徴的な植物も面白いですよね。

ロジャーシア(ヤグルマソウ)。矢車状の大きな葉を展開させ、夏には花も咲かせる。美しいカラーリーフのダイナミックな装い

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