「強い洗剤ほどよく落ちる」は間違いだった。掃除のプロが教える【正しい洗剤選び5選】
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)のんです。小さなお子さんやワンちゃん、ネコちゃんがいると、「この洗剤って使って大丈夫?」「床を舐めちゃうけど平気かな?」「できるだけ刺激の少ないものを使いたい」と思いますよね。実は、日常的な掃除なら強力な洗剤はほとんど必要ありません。今回は、子どもやペットがいるご家庭でも使いやすい洗剤と、それぞれが活躍するお掃除ポイントをご紹介します。
中性洗剤は【万能選手】
毎日の掃除で一番出番が多いのが、中性洗剤です。素材を傷めにくく、食べこぼしや手アカなど、日常的な汚れに使いやすいのが魅力です。
【使える場所】
・ダイニングテーブル
・キッチンカウンター
・ドアノブ
・フローリング
・食器
・おもちゃ(洗えるもの)
セスキ炭酸ソーダは【皮脂・油汚れのプロ】
キッチンまわりのベタベタ汚れや、手アカ汚れに強いのがセスキ炭酸ソーダ。アルカリ性なので、油汚れ・皮脂汚れ・手アカのような酸性汚れに向いています。
【使える場所】
・コンロ
・レンジ
・換気扇
・ドア
・スイッチ
・冷蔵庫の外側
・壁紙(ビニールクロス)
【注意】畳、白木・無垢材、天然素材などには使用しないでください。また、床のワックスを傷めることがあるため、使う場所は選びましょう。
クエン酸は【水アカ専用】
白くこびりついた水アカには、クエン酸が活躍します。アルカリ性の水アカを、酸の力でゆるめて落としやすくしてくれますよ。
【使える場所】
・シンク
・蛇口
・鏡
・トイレ
・加湿器
・浴室の水アカ
水まわりのくすみが気になるときにぴったりです。
【注意】塩素系漂白剤とは絶対に混ぜない! 同時使用だけでなく、流し残しがある状態で続けて使うのも危険です。
重曹は【消臭もできるやさしい万能アイテム】
重曹は、軽い油汚れやニオイ対策に便利。軽い研磨作用があるので、やさしくこすり洗いしたい場所に向いています。
【使える場所】
・コンロ
・五徳
・シンク(ステンレス)※強く擦りすぎない
・ゴミ箱
・冷蔵庫
・排水口
・生ゴミ入れ
消臭目的なら、置いておくだけでも効果を発揮します。
【注意】アルミ製品には使わないでください。強く擦ると傷がつく素材には注意してください。万能だけど、水アカなどのアルカリ性の汚れには向きません。
アルカリ電解水は【毎日の拭き掃除に便利】
アルカリ電解水は、界面活性剤を含まないタイプが多く、ベタつきが残りにくいのが特長。製品によっては二度拭き不要のものもあり、日常の拭き掃除に便利です。
【使える場所】
・ダイニングテーブル
・キッチン
・冷蔵庫
・電子レンジ
・ドアノブ
・水拭きできる床や家具
ペットの足跡や、子どもの食べこぼしの後の拭き掃除にも便利です。
【注意】
・水拭きできないもの
・革製品
・アルミ・銅・真鍮
・ニスやコーティング加工されたもの
には使用しないでください。また、肌が弱い方や長時間使う場合は、手袋を使うと安心です。
5つの洗剤を使い分けて
私が家庭でおすすめするのは、この5つです。
・中性洗剤
・セスキ炭酸ソーダ
・クエン酸
・重曹
・アルカリ電解水
わが家には猫がいるので、掃除をした後はしっかり拭き取ることを心掛けています。
洗剤は、「強ければよく落ちる」というわけではありません。汚れに合った洗剤を選ぶことで、子どもやペットがいるご家庭でも安心してお掃除できます。
ちなみに、もし間違った洗剤を使って床を傷めようものなら……。わが家の最高司令官(妻)から「その洗剤、どこに使ったの?」と事情聴取が始まること間違いなし。
そうならないためにも、洗剤は“強さ”ではなく“適材適所”で選ぶのが一番です。家族にも家にもやさしい洗剤選びで、今日も気持ちよくお掃除していきましょう!
では最後に
「掃除より 妻のチェックが 最難関」
のん/ハウスキーピング協会認定 クリンネスト1級取得。重曹、クエン酸、セスキ、ウタマロなどの掃除術が得意